▼第9試合 ライト級 5分3R
〇粕谷優介(総合格闘技道場CROWN)#2位・15勝9敗2分 70.7kg
[1R 1分34秒 KO]
×ホン・ソンチャン(KOREAN TOP TEAM)#7位・10勝5敗2NC 70.5㎏
粕谷「日本に来て戦ってくれるということで、リスペクトを持って戦いたいと思います。応援よろしくお願いします」
ソンチャン「試合に呼んでくれてありがとうございます。明日はいい試合をしたいと思います」
雑賀ヤン坊達也vs.久米鷹介のライト級チャンピオンシップと、葛西和希vs.天弥の次期挑戦者決定戦、その後を左右するのがこの試合だ。
粕谷は、葛西和希に判定勝ち後、2連敗中だが相手はヤン坊と久米。共に粕谷戦後はチャンピオンシップが組まれたが、粕谷はこのまま王座挑戦のリトマス紙になるつもりはない。
対するホン・ソンチャンは『ROAD TO UFC 2023』でロン・チュウに1R TKO負け後、豪州Eternal MMAでウェス・キャパーに判定負け。4月に松岡嵩志に判定勝ちし、MMAファイターとして全てをそつなく熟せていたが、それ以上のモノが見せられるか。粕谷vs.ソンチャン、1989年11月生まれの同期対決でもある。
1R、サウスポーの粕谷にオーソドックスのソンチャン。すぐに間合いを詰めるソンチャンが右を打ち込みながら出ていく。右でボディ・顔面に打ち分けるソンチャン。
粕谷もミドル・前蹴りで止めようとするが、ソンチャン下がらず詰める。しかし粕谷の左ハイがクリーンヒット! 効いて下がるソンチャンを追っていく粕谷。左右のパンチを打ち込むとソンチャンダウン! パウンドでKO。
1R1分34秒、粕谷KO勝ち。
マイクを取った粕谷は「自分でもびっくり…。グラップラーが……」と驚いた様子。続けて「みなさん、生きてたら色々あると思うんですけど、頑張りましょう」とコメント。途中から感極まる粕谷の素朴な人柄に、会場から温かな拍手が送られた。