▼ライト級 5分3R
×粕谷優介(総合格闘技道場CROWN)70.7kg #2位・13勝9敗2分
[判定0-3] ※27-30×3
〇久米鷹介(ALIVE)70.7kg #3位/第7代王者・25勝7敗4分
「桜咲くこの時期、久米はまた帰ってきた。再度王者となる為に。粕谷も子共達の為にこの戦いを選んだ。4月29日、久米の桜花バーニングが舞い上がるか? それとも粕谷が子共達とCAGE内で微笑むのか?」(PANCRASEプレスリリースより)
粕谷は、平信一、岡野裕城、葛西和希を相手に3連勝も、2023年12月に雑賀ヤン坊達也との「ライト級次期挑戦者決定戦」で判定負け。連勝が途切れた。
久米は、2021年12月の雑賀戦で腕十字で一本勝ちでライト級統一王者に。しかし、2023年4月に暫定王者アキラに敗れ、正規王座から陥落している。
粕谷「誕生日おめでとうございます。尊敬している選手で、敬意を持って倒しに行きます」
久米「ありがとうございます。リスペクトできる相手に、しっかり作り込んでこれたものをすべて出せるように頑張ります」
1R、サウスポーの粕谷にオーソドックスの久米。久米が左アッパーをヒットさせ、ケージまで後退した粕谷にワンツーをヒットさせる。粕谷は左ボディから右を打ち込みヒット。粕谷の右足をカーフで蹴る久米。粕谷は左ミドル。久米が右ミドルから組んでケージに押し込む。左脇を差して押し込みながら右の肘を入れる。右脇も差そうとする久米だが、左手で防いでいる粕谷。残り時間わずかとなり、押し込みながらパンチを入れる久米。1R終了。
2R、前後にステップする久米。粕谷が左右のパンチで出ると左ミドルをヒットさせる。カーフの蹴り合い。また左ミドルを入れた粕谷。詰めてきた久米の右脇を差してケージに押し込んだ。入れ替える久米。左脇を差して背中でクラッチするとテイクダウンを狙うが、ケージでこらえる粕谷。テイクダウンを狙いながらヒザを入れる久米。両者展開なくブレイクがかかる。残り1分。パンチから右ミドルを入れた久米。タックル。テイクダウン。粕谷がバタフライガードで浮かせようとしたが、久米が上をキープ。背中を向けた粕谷からバックマウント。残り時間わずかでパウンドを打ち込む久米。粕谷耐えて2R終了。
3R。粕谷がパンチから左ミドル。久米のタックルを切った。またタックル。久米は切られた直後にまたタックルに入りテイクダウン成功。立ち上がろうとする粕谷を寝かせて押さえ込む。粕谷は上半身を起こして立ち上がろうとするが、今度はバックを狙う久米。左足をフックしてハーフバック。パウンドで削る久米だが、粕谷立ち上がった。正対するとパンチを入れ離れる。しかし直後に久米の左フックで腰が落ちた。粕谷シングルレッグに。テイクダウンしてハーフで寝かせた粕谷。パウンドを入れる粕谷だが時間がない。タイムアップ。
30-27×3の3-0で久米勝利。マイクを握った久米は、「まずほんとうに、自分のわがままで戦い続けていることを応援していただき、ありがとうございます。あと、ヤン坊選手がこないだ激励してくださったんですけど、『ROAD TO UFC』頑張って勝ち獲ってきてください。あと残り、もうわずか少し、わがままを貫きたいと思ってますし、自分のことを心配してくれる方々も多いと思いますんで……(泣きながら)粕谷さんとの試合でここまで作れましたし、セコンドの皆さんのおかげで続けていられます。メインのタイトルマッチを楽しんでいってください」と語った。