▼第10試合 バンタム級 5分3R
×井村 塁(ALMA FIGHT GYM PUGNUS)#1位/2020年NBT同級優勝 11勝4敗 61.4kg
[1R 1分15秒 TKO]
〇カリベク・アルジクル ウルル(キルギス/Olymp Gym Bishkek)11勝1敗 61.65kg ※インタビュー
井村「地元の立川で強豪と試合光栄です。しっかり勝って透暉鷹戦につなぎます」
ウルル「体調を良くしていい試合をしたいと思います。明日は幸運がありますように」
井村塁は、2023年9月の河村泰博戦でダースチョークに敗れたものの、2023年11月に矢澤諒を1R リアネイキドチョークで極めると、2024年3月の前戦で田嶋椋に判定勝ちで2連勝中。次期挑戦者の位置にいるが、王者・透暉鷹が『ROAD TO UFC』参戦中のため、海外選手との対戦となった。11勝3敗。25歳。
キルギスのカリベクは、PANCRASEやRIZINを席巻する中央アジアからの参戦で、10勝の内訳は4KO・4SUB・2JUDとバランスよく、立って良し、寝て良しの22歳だ。
175cmで井村より3cm低いが、バンタム級としては長身のスイッチヒッター。左右の蹴りや後ろ廻し蹴りからアグレッシブな連打で詰める好戦的なファイターで、組んでも右小手巻きの払い腰を得意とし、4つの一本勝ちはすべてバックを奪ってのリアネイキドチョークとなっている。
ともに長い手足を活かした戦いのなかで、最終局面で組むことも多いカリベクは井村と手が合うバンタム級ファイターとも言える。井村はデビュー15戦目にして初の国際試合を極め切ることができるか。公開練習でウルルは、キルギス伝統レスリングがバックボーンであること、ムエタイの試合も経験していることを明かしている。
1R、ローを蹴るカリベク。右ハイから右フックを入れた。井村組みに行くが効いている。ケージを背負った井村に左右のパンチから飛びヒザ!井村シングルレッグで凌ごうとする。
カリベクはケージでこらえてパウンドを入れる。打たれた井村動きが止まった。バックに回りパウンドを入れるカリベク。井村打たれ続けてレフェリーストップ!
1R1分15秒、カリベク・アルジクル ウルルが初参戦でランキング1位の井村を下した。
カリベクは試合後、「アリガトウゴザイマス。日本の皆さん、今日は迎えていただきありがとうございました。みなさんの優しさに感謝しています。パンクラスの試合のレベルが高いことを素晴らしく思っています。またパンクラスに戻ってきて試合をしたいと思います」と継続参戦を語った。