▼第13試合 キング オブ パンクラス チャンピオンシップ ウェルター級 5分5R
─押忍マン洸太(DESTINY JIU-JITSU)#1位・5勝6敗 76.95kg
[3R 0分30秒 TKO]→[ノーコンテスト] ※後頭部への打撃により
─佐藤生虎(UNITED GYM TOKYO)#4位・5勝0敗 77.1kg
※佐藤がウェルター級新王者に→王座は空位に
押忍マン「明日は九州に必ずベルトを持ち帰ります」
佐藤「自信しかないです。ニュースタイルでチャンピオンになります」
住村竜市朗の王座返上で第17代ウェルター級王者を決めるチャンピオンシップ。
押忍マンは、2023年9月に川中孝浩を初回KOに下し、2024年2月の『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』で阿部大治に1R KO負け。5月のPANCRASEで村山暁洋をポイントアウトして再起を遂げている。
佐藤生虎は4戦無敗。伊藤丈皓、渡邉ショーン、川中孝浩をいずれもパウンドで初回TKOに下すと、2024年4月にはベテランの長岡弘樹にも判定勝ちで4連勝を決めた。
イケイケから“押して忍べる”スタイルに変化も見せる押忍マンと、極超音速弾パンチを持つ生虎が“打って打って打ちまくる”のか、ウェルター級のベルトがかかる5分5R戦だ。
1R、オーソドックスの押忍マンに佐藤はサウスポー。距離を取りガードを下げた構えで様子を見る佐藤に押忍マンはインローを入れる。蹴り足をキャッチした佐藤がパンチを入れる。
一瞬聞いた押忍マンにパンチで攻める佐藤。が、押忍マンが左右のフックを返すと左がヒットし佐藤仰向けにダウン!押忍マンパウンドを打ち込む。ハーフで押さえ込んだ。両者回復を図っている。押忍マン肩固めのセットに入るが解除した。佐藤はハーフガードからキムラを狙う。しかし外れた。ハーフからパウンドを打ち込む押忍マン。ヒジ!ホーン。
1R三者押忍マン。
2R、ガードを下げたまま詰めていく佐藤。押忍マンがテンカオをヒットさせるが、佐藤押し倒して上に。パウンドを打ち込むが、押忍マンが起き上がりタックルに入るとテイクダウン。ハーフで押さえ込む押忍マン。また肩固めを狙っていく。上半身を起こしてケージを背にした佐藤。片膝を立てて立とうとしたが、押忍マンは寝かせると左のパウンドを連打。右腕でコントロールしながら殴る押忍マンだが、佐藤立つとアッパーを返し離れた。残り1分。パンチで飛び込む佐藤だが、頭が押忍マンの顔面に当たりバッティングでタイムストップ。再開。両者見合いが続く。牽制の蹴りを入れる押忍マン。ホーン。
3R、佐藤がパンチ連打で出た。ケージ際で距離を取ろうとした押忍マンだが、佐藤の左が入って倒れ込んだ。タックルで凌ごうとする押忍マンに佐藤パウンド連打!
後頭部にパンチが入っておりレフェリーから注意が入る。亀で動きが止まった押忍マン。佐藤がバックからパウンドを打ち込み続けるとレフェリー止めた!
3R0分30秒、佐藤逆転KO勝利!第17代ウェルター級王者に(※)。「第17代キング・オブ・パンクラシストになりました佐藤生虎です……これからも勝ち続けるので、よろしくお願いします」と、新王者は劇的な逆転KO勝利にも大きく喜ぶこともなく、淡々とマイクで述べて退場した。