▼第4試合 バンタム級 5分3R
〇安藤武尊(和術慧舟會AKZA)2勝 61.45kg
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29
×ギレルメ・ナカガワ(ボンサイ柔術)0勝1敗 61.55kg
安藤「柔術家をブッ飛ばします。以上です」
ギレルメ「いい試合をして柔術の方が優れていることを見せたいと思います。絶対極めます」
安藤は、大東大レスリング部出身で、2023年9月のデビュー戦では、IMMAF2018・&2019世界Jr.選手権準優勝の山口怜臣にスプリット判定で勝利。今回が1年ぶり参戦となる。
対するボンサイ柔術のギレルメ・ナカガワは、幼少時より柔術を習い、2022年ASJJFドゥマウインターナショナルで茶帯でデビューし、階級&無差別でWゴールドとなると、11月に黒帯に昇格し、MMA転向を決意。
アマチュアMMA12勝1敗、10試合で一本勝ちを収めているが、『格闘代理戦争』では「3分3R」のフェザー級以上の戦いだった。今回のプロデビュー戦はユニファイドと同じ「5分3R」のバンタム級戦となる。当初は、2024年6月30日の『PANCRASE344』で原田惟紘と対戦予定も、ギレルメと原田の両者が計量失格で試合は中止に。早くも仕切り直しとなるバンタム級戦でしっかり身体とコンディションを作れるか。
安藤のレスリングvs.ギレルメの柔術、トップキープvs.極め力の戦いで上回るのは!?
1R、両者オーソドックス。安藤がロー、ジャブで牽制。ナカガワの組みを警戒している。安藤カーフキック連打。ボディを入れたが、ナカガワが詰めてきて軽く頭が当たる。じわじわと詰めてきたナカガワ。ステップで距離をキープしつつ蹴りを入れる安藤。ナカガワ右ハイから左右のパンチを打ち込む。また右ハイからワンツー。さらに左ハイにつなげる。ナカガワローキック。またロー。
左右のパンチからアッパーを入れるナカガワ。安藤の右もヒットしたが、ナカガワそのまま組み付くと引き込み。付き合わず立とうとする安藤に草刈りスイープ。そのままバックにつく。向き直り上になる安藤だが、ナカガワ三角!「ポペガー!」と叫びながら極めにいくが外れた。しかし今度はギロチン。外した安藤だが、ガードの中で体を起こせないまま1R終了。
2R、右オーバーハンドを入れた安藤。じわじわと詰めるナカガワにまた右オーバーハンドをヒット。ナカガワタックルで飛び込んだ。テイクダウンしてサイドに。ナカガワ下からバギーチョーク。しかし決まらないと見て解除した。ガードに戻すナカガワ。安藤は密着したままパウンドを入れる。ナカガワの下からの仕掛けを警戒して体を起こせない安藤。腕十字を狙うと安藤は腕を引き抜いて立つ。ブレイクでスタンド再開。ナカガワがパンチで出る。安藤がタックルに入ると瞬時にギロチンに捕らえて引き込んだ。首を外した安藤。脇腹をコツコツ殴る。ホーン。
2R一者ナカガワ、二者安藤。
3R、安藤のタックルを受け止めたナカガワ。膝を着いた安藤にヒザを入れる。頭部にヒットすれば反則だったがヒットせず。スイープを狙うナカガワだが、安藤が上をキープ。安藤立って離れた。ナカガワやや疲れたか、打撃への反応が遅くなっている。
安藤シングルレッグ。ナカガワこらえていたが引き込んだ。ガードから殴るナカガワに安藤も密着したままパウンドを入れていく。下から蹴って距離を作り立ち上がるナカガワだが、立ち際に安藤がタックルに入り再びテイクダウン。残り1分。ハーフで上からヒジを入れていく安藤。ナカガワ最後は亀に。
判定29-28ナカガワ、29-28安藤、29-28安藤。2-1で安藤勝利。ナカガワは満を持してのプロデビュー戦だったが、黒星スタートに。