▼ウェルター級 5分3R
〇佐藤生虎(UNITED GYM TOKYO)77.55kg 4勝
[判定3-0] ※29-28×3
×長岡弘樹(DOBUITA)77.35kg GRAND第3代同級王者・29勝25敗13分
極超音速弾パンチを武器に3戦全勝の佐藤生虎、しかもその全てを90秒以内で終わらせている秒殺者でもある。長岡は弟子・ヤン坊戴冠に続き、20年以上のMMAキャリア全てを持って、この虎に向かっていく。
佐藤「4回目の30周年記念大会で、今回もKOで勝って盛り上げたいと思います。応援よろしくお願いします」
長岡「30周年記念大会で、このような強い選手と戦わせていただき感謝します。根性出して気合見せて気持ち見せて戦いますので、応援よろしくお願いします」
1R、両者サウスポー。ガードを下げた構えからジャブで牽制する佐藤。ワンツーを見せる。タックルのフェイントを見せた長岡。ジャブから右フックを入れる佐藤。さらにワンツー。ケージに詰めた佐藤がパンチを打ち込む。組みに来る長岡だが佐藤は引き剥がしつつ肘を入れる。長岡がタックルからケージに押し込むが、両腕で押し返して引き剥がす佐藤。入れ替えると離れた。佐藤の左がヒット。長岡が詰めてくるところに左フックを入れる。右フック、ワンツーとヒットさせるが、長岡は詰めていく。そこにまたワンツーを入れるが長岡が組み付く。肘を入れて離れた佐藤。1R終了。
2R、ノーガードのままパンチを振って出る佐藤。長岡はジャブを返すが、左右のパンチ連打でケージに押し込んだ佐藤。長岡はケージを背負いながら首相撲に捕らえてヒザを入れる。そこからタックルに入るが、ケージでこらえる佐藤。長岡シングルレッグから軸足を刈ってテイクダウン。立ち上がろうとする佐藤のバックに回った。佐藤が立ち上がると長岡はすぐまたタックルへ。佐藤は長岡の腕をキムラに取ると後方に投げた。バックを狙うが長岡は立ち上がるとまたタックルへ。シングルレッグでまたテイクダウン。ハーフで寝かせた長岡。残り1分。ハーフからパウンドを入れる長岡。2R終了。
3R、長岡がケージに押し込むが肘を入れる佐藤。しかし長岡組み付くとクリンチからアッパー。両者とも消耗している。頭を付けた体勢から打撃の入れ合い。右フックを入れた長岡。大外刈りを狙った長岡だが、こらえてパンチで引き剥がした佐藤。ワンツーを入れるとケージに押し込んだ。長岡入れ替えるとタックルへ。長岡の手首を掴んでクラッチを防いでいる佐藤。切って離れた。長岡がパンチで出る。両者ふらつきながらパンチを打ち合う。タイムアップ。
ジャッジ三者とも29-28で佐藤を支持。3-0で判定勝ちした佐藤だが、ベテラン長岡が意地を見せ、無敗の佐藤を追い込む場面を見せた。判定コール後、マットに座り込んだ後でマイクを持った佐藤は、「むっちゃシンドイです。勝てて良かったです。また応援よろしくお願いします」と語った。