▼第4試合 RIZINフェザー級(66kg)5分3R
×弥益ドミネーター聡志(team SOS)=65.75kg
[2R 1分03秒 KO] ※右オーバーハンド→パウンド
〇新居すぐる(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)=65.85kg
元DEEPフェザー級王者で、MMA13勝7敗の弥益は、2020年大晦日に朝倉未来に1R KO負けも、2021年6月に“ブラックパンサー”ベイノアと73kg契約で対戦し、スプリット判定勝ち。2022年3月に66kg契約で萩原京平に1R 腕ひしぎ三角固めで一本勝ちして2連勝を収めたが、11月に平本蓮と70kg契約で対戦して判定負け。1年1カ月ぶりの再起を果たす。
新居は現在4連勝中。2022年7月にハンセン玲雄を、2022年12月に高木凌をいずれも1Rにアームロックで仕留めると、6月の『RIZIN.43』北海道大会では、かつての練習仲間の飯田健夫を1RでKO。9月のPANCRASE第10代フェザー級王座決定戦では亀井晨佑を2Rにセンタク挟みで仕留め、王座に就いている。
1R、ともにオーソドックス構え。左右の足を入れ替える弥益に、新居が先に中央を取り、圧力をかける。サークリングする弥益。右カーフを当てると、2発目に新居が足を滑らせる。レベルチェンジから右カーフを当てる弥益。新居は左右から右アッパーも突くが、さばく弥益が下がりながら右を当てて距離を取ると、右カーフ!
いったん間合いを取る新居。右を振って前進。弥益の右ローに右ストレートを合わせに行くが、防御する弥益。左ボディから詰める新居。
しかし弥益は足をシャッフルして頭の位置を変える。弥益の右ローを受けた新居は左から右アッパーも、弥益はコーナーに詰まらずサークリング。
2R、新居にとっては“延長戦”の2R目。右を突く弥益の打ち終わりにワンツースリーフォーと前に出る新居。真っすぐ下がるようになった弥益はコーナーから出て右カーフを効かせるが、その2発目のローキックに新居は左から右オーバーハンド! 弥益が後方に大の字に倒れたところにパウンド! レフェリーが間に入った。
試合後、新居は「僕が夢見ていた大舞台。RIZIN大晦日でオープニング前に火をつけることができてとても嬉しいです。ドミネーター選手いい経験させてくれてありがとうございました。弥益選手は門番だと思ってるのでフェザー級の上層部のやつら、腕取りに行きます。腕取るかKOするので待っていてください。北海道の先輩、病気で『すぐるの大晦日までは持ちたい』と言ってくれていたのですが、先週亡くなって。きっと見ていてくれたと思うので伝えたいです。先輩勝ったよ!」と語った。