▼第2試合 54kg契約 5分3R
〇那須川龍心(TEAM TEPPEN)=53.85kg
[2R 2分16秒 TKO] ※パウンド
×シン・ジョンミン(韓国)=53.80kg
那須川天心の弟・龍心はアマチュア大会で数々の優勝を経て、2022年4月のRISEでプロデビュー。2戦目で6月の『THE MATCH 2022』でK-1の大久保琉唯に判定で敗れ初黒星を喫したが、フライ級に階級を下げると3連勝。
2月の「RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント」の準決勝で塚本望夢に判定で敗れ、6月にアマチュア時代のライバルだった相沢晟に判定勝ちで再起。8月にMA日本バンタム級王者のJINに判定勝ち。12月には龍太郎がTKO勝ちしている。戦績は7勝(2KO)2敗。
2016年12月に兄・天心がRIZIN初参戦でMMAに挑戦したのと同じく、MMAデビュー戦に臨む。
ジョンミンは15歳の時に那須川天心の試合を見て憧れ、キックボクシングを習い始めたという。アマチュア大会で5戦4勝1敗の戦績を残し、2022年8月にプロデビュー。2023年8月には初来日を果たし、福岡で開催されたKING OF STRIKERS 41で王者の堀凌生とメインイベントで対戦。1R序盤から積極的に攻め相手からダウンを奪うも、2Rにダウンを許し逆転TKO負けとなった。戦績は2勝2敗。同じくMMAはデビュー戦。
1R、ともにオーソドックス構え。那須川は右ローを空振り。ジョンミンの右ローを掴んでテイクダウンすると踏みつけの那須川。しかし下のジョンミンは四角から三角絞めへ。右腕を伸ばすジョンミンだが左腕も入っている那須川。ジョンミンは腕十字に移行して極めに行くが、またいだ那須川は踏みつけ! しかしジョンミンはなおも絞る。
ヒジを抜いた那須川が上に。下のジョンミンは右足でジャンピングフットスタンプ! かわしたジョンミンが立ち上がるとボディロックテイクダウン! 鼻血の那須川の背中をマットに着けさせると、ハーフから左で枕に。那須川が腰を切り、フルガードに戻すと、ジョンミンはインサイドガードからパウンドでゴング。
2R、右カーフから入る那須川。さらに左ジャブ、ワンツーもかわすジョンミン。右ハイのジョンミンをスウェイでかわす那須川。那須川の右カーフにローシングルレッグに入るジョンミンだが、スプロールする那須川はがぶりからニンジャチョーク狙い。
正対したジョンミンにマウント、バックマウントも、ジョンミンは蹴り上げで足を戻す。しかし足をさばいた那須川が右のパウンドを入れると、ジョンミンの動きが止まり、那須川が一気にパウンドラッシュ! 足を戻したジョンミンだが、顔面を固めて防戦一方。レフェリーが間に入った。
試合後、那須川は「やったぞ!ほんとうにやるまで怖くて……こうやって危なかったですけど勝てて良かったです。これからもMMAをやっていきたいんで、もっともっと強くなるので応援よろしくお願いします」と、MMA継続挑戦を語った。