▼第1試合 RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R
×YUSHI(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)=60.60kg
[判定0-3]
〇平本 丈(剛毅會)=60.70kg
YUSHIはアマチュアキック8戦7勝1敗。最強ホストを決める地下格闘技『宴』の元軽量級王者で、2021年RIZIN大晦日での三浦孝太戦がMMAデビュー戦となった。その試合では1R3分ちょうど、三浦のサッカーキックでTKO負けを喫したが、そのアグレッシブなファイトスタイルと入場シーンで一躍話題に。BRAVE GYMや朝倉未来との練習を積んで臨んだ2戦目では、ZENKIに2RでTKO勝ち。3戦目では同じく宴王者の覇留樹にリアネイキドチョークで勝利した。そして2022年大晦日のRIZINにも第1試合に出場し、地下格闘技の帝王・中澤達也に勝利。2023年は2月にBreakingDownに出場し、こめおにKO勝ちした。
兄・蓮の影響で5歳よりキックボクシングを習い始め、2020年大晦日に蓮がMMAに挑戦した姿に刺激を受けて、自身もMMAに転向。2021年に放送されたABEMAの格闘オーディション番組「格闘 DREAMERS」にエントリーしていたが、事前に行われたPCR検査で陽性が出た為に泣く泣く断念。
しかし、その番組の2次オーディションを突破した名津井颯の入れ替え戦に参戦というチャンスを手にすると、勝利を掴み取った。最終審査では同じくストライカーの鈴木崇矢との対戦も、2R終了時に試合前から怪我していた左足が動かなくなり棄権。2023年3月のGLADIATORで約2年振りの復帰、そしてアマチュアMMAデビューを果たしたがKO負けを喫した。
1R、ともにオーソドックス構え。YUSHIは両脛にサポーターを着用。先に右ローはYUSHI。その入りに平本は左ジャブでYUSHIのバランスを崩す。詰めた左で差したYUSHI。平本は右で小手。YUSHIは投げに捨て身で崩れるが、差して立ち上がる。
スタンド、右ローを突くYUSHI。左右を突く平本に、YUSHIは右のスーパーマンパンチも平本はかわす。左インローは平本。さらに右カーフにバランスを崩すYUSHIは右の飛び込みも、かわす平本。右を振ってニータップでテイクダウンのYUSHI。平本の立ち際に右足をかけてスタンドバックに。
右肩を入れた平本は正対してボディロック、右ヒザを突き後方にテイクダウン! ハーフガードのYUSHIに、平本は左腕で頭を抱え込む。
2R、平本蓮がリングサイドについた青コーナー。サウスポー構えを見せる丈。YUSHIは左ミドルハイ。しかし圧力をかけるのは平本。インローから左ストレート。YUSHIの右ローをかわす。右カーフを当てる平本。YUSHIはバックフィストを見せるがスピードに欠ける。足を入れ替えながら戦う平本は右、さらにYUSHIの入りに右ヒザを突く。
「1回下蹴れ」の蓮の声にローを蹴って左ハイを突く平本。YUSHIは右スーパーマンパンチも、組みに行ったところに左右をまとめられ、左で差した平本がテイクダウン。亀になるYUSHIに右ヒザ、細かいパウンド。
3R、頭を下げなら右を突くYUSHIに平本は左ハイを当ててダウンを奪う。下のYUSHIを蹴る平本にブレーク。スタンド再開。「丈。悶絶させてやれ」の声に近づく平本。YUSHIはニータップも切る平本。サウスポー構えから左インローを当てる平本。
中に入れないYUSHI。平本の左ハイはかわすが、続く左に両足が揃う。詰めて強引に組みに行くYUSHIにボディロックテイクダウンは平本。サイドからYUSHIの腕を足で固定してパウンド。YUSHIは亀から立とうとするが、そこにヒザは平本。
YUSHIが正対したところに肩固めに入るが、平本は自身の右ヒザ裏をクラッチして防御。そのまま極め切れずも平本がスタンド、組み、寝技ともにコントロールして試合終了。判定は3-0で平本が勝利。YUSHIは5分3Rを肩で息をしてリングを降りた。