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2023/12/31 13:12

▼第6試合 RIZINフライ級(-57.0kg) 5分3R
×新井 丈(和術慧舟會HEARTS)=56.85kg
[2R 2分53秒 TKO] ※左フック、右ハイ、右フック

〇ヒロヤ(ジャパントップチーム)=56.65kg



 新井は、修斗史上初となる二階級同時制覇王者。強打を武器に、2016年3月にプロデビューも、弱点だった寝技に持ち込まれて2016年9月からMMA9連敗。しかし、和術慧舟會HEARTSに移籍し、組み技も強化し、強打を武器に怒涛の11連勝で修斗ストロー級(52.2kg)&フライ級(56.7kg)王者に輝いた。“ネバー・ギブアップ”を信条に、W王者となった2023年11月19日の前戦では、高谷裕之の愛弟子・山内渉と倒し倒されの大激闘の末、3R 2分55秒 KO勝ち。年間ベストバウトの呼び声高い名勝負を繰り広げたばかり。

 1階級上のフライ級のベルトも獲得し、わずか1カ月12日間のインターバルで大晦日RIZINに初参戦する。



 対するヒロヤは、DEEPを主戦場に、2021年10月からは4勝1敗と好戦績を挙げるも、2023年5月のDEEPで安谷屋智弘に判定負け。7月のRIZINで伊藤裕樹に、10月に中村優作にいずれもフライ級より1kg重い58kg契約で判定負けで3連敗中。しかし、粘りい強いテイクダウンと蹴りもある打撃で、伊藤と中村にはスプリット判定で惜敗しており、2023年に大きく飛躍している。



 1R、
ともにオーソドックス構え。いきおいよく中央に出た両者。先に詰める新井。左ジャブで前に。左ローのヒロヤに、ヒロヤはダブルレッグも、最初の組みを切る。左の蹴りを突くヒロヤに新井は右を突くと、ヒロヤのローシングルを切ってすぐに詰める。

 左から右、さらに右で前に出る新井。右で差してコーナーに押し込むが、ヒロヤが体を入れ替えるとコーナーからすぐに出る。左ボディを当てて前に出る新井。ヒロヤは左の蹴り。詰める新井はヒロヤの左ジャブを交わして右! コーナーに詰めると左ボディ、ヒロヤのジャブをかわして右と繋ぐが、ヒロヤはブロックしてダブルレッグへ。

 ここも切った新井は左から右。ヒロヤは2度テイクダウンアテンプトからコーナーに押し込みシングルレッグを狙うが、組ませない新井。

 2R、アッパーから突っ込んでくるヒロヤを差し上げる新井。コーナーに押し込むヒロヤを突き放す。足を取りにくるヒロヤを離して左ボディは新井。

 ヒロヤは右ハイ。そこに新居は左フックを返す。左から右をブロック上に当てて前に出る新井。下がるヒロヤは右ミドル! しかし右アッパーを突く新井は右をヒット!





 さらに左右フックで前に出るが詰め切れず。ヒロヤの左フックをもらった新井が下がると、ヒロヤはコーナーに詰めて右ハイ! 足が止まった新井に右の打ち下ろしを2発当ててダウンを奪うとパウンドにレフェリーが間に入った。



 試合後、ヒロヤは「3度目の正直、応援してくれたみんなありがとう。この場を借りて朝倉未来さんに。僕が格闘技をやっているのは朝倉未来がきっかけです。背中を押されて俺でも出来ると思って、地下から大晦日、チャンピオンに勝てました。希望、夢を与えてくれてありがとうございました。俺は絶対トップに行くんで応援よろしくお願いします」と語った。新井は本来の階級差が響いたか、また激闘の試合からのダメージも抜け切れていないままヒロヤに攻略された。

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