キックボクシング
レポート

【RISE】田丸辰がダウンを奪いトーナメント優勝、コリンズがペットパノムルン破り王座奪取!6勝(5KO)1敗でRISEがGLORYに圧勝、原口がまさかのダウンも逆転KO、白鳥がザカリアをKO、海人が相手に何もさせずKO圧勝、南原と聖愛が勝利、KO勝ちの中村寛が木村ミノルに対戦要求、志朗・大崎一貴・宮崎小雪がペッティンディーに勝利、那須川龍心がTKO勝ちでRIZIN大晦日参戦へ

2023/12/16 13:12

▼第9試合 RISE×GLORY -54kg契約 3分3R延長1R
○聖愛(魁塾/初代RISE QUEENバンタム級王者)
判定3-0 ※30-29、30-28×2
×テッサ・デ・コム(オランダ/Fightteam Vlaardingen/第2代RISE QUEENフライ級王者)


 聖愛は関西の名門・魁塾所属の女子大生ファイター。2020年2月にNJKFミネルヴァ・スーパーフライ級タイトルマッチに勝利して高校生の内にチャンピオンになるという目標を達成した。2021年2月の『ミネルヴァ』では初防衛に成功。2022年3月にはムエタイルールに挑みRINAに判定勝ちして初代WMC女子日本スーパーフライ級王者となった。2023年は「RISE QUEENバンタム級王座決定トーナメント」で神谷優良、決勝では村上悠佳にリベンジを果たして優勝し、王座に就いた。戦績は12勝(2KO)5敗2分。


 コムは身長163㎝(聖愛は164㎝)の22歳で戦績は17勝2敗1分。2022年9月にEnfusionストロー級(-52kg)王座に就き、12月に初来日して小林愛三から右フックでダウンを奪って判定勝ち。2023年1月のGLORYメキシコ大会ではジュリアナ・コスナルド(アルゼンチン)に判定で敗れたが、5月の再来日では小林との再戦で返り討ちにし、RISE王座に就いた。9月にはドイツの試合で判定勝ちしている。戦績は17勝2敗1分。


 1R、コムは伸びる右ストレートと右ローで前へ出て行く。聖愛も右ストレートを連打してコムを下がらせ、ジャブを突く。コムは右ローを徹底的に蹴り、聖愛は右ストレートを打つ。聖愛が右ミドルを蹴ればコムも右ミドル。コムは左右の蹴りとパンチを繰り出して前へ出る。


 2R、スピードを一段上げたコムがワンツーと右ロー、聖愛は右ローを蹴る。ワンツー、前蹴りでコムを近付けさせないようにする聖愛だが、コムも連打で入り込んでくる。聖愛の右ストレートでコムが大きくバランスを崩す。ジャブ、ワンツーを主体に右ミドルとヒザも蹴る聖愛。


 3R、コムはジャブから右ロー、左右連打で前へ出る。それを右ストレートで迎え撃つ聖愛。コムのローにパンチを合わせに行く聖愛は手数も多く出す。前に出るコムを迎え撃つ聖愛という図式のまま試合終了。


 判定は3-0で聖愛が勝利。RISE QUEEN対決を制した。マイクを持った聖愛は「今日、RISE QUEENの初戦でこの大きいWORLD SERIESでしかも対抗戦で不安なことがいっぱいありましたし、今日まで頑張ってこれたのは魁塾の素敵な先輩方と、文句ばっかり言っていたけれど最後まで支えくれた母親と、皆さんの応援でここまで来ることが出来ました。私を強くしてくださったのは皆さまです。ありがとうございます。そしてRISE関係者の皆様、ここまで私を見捨てずに強くしてくれてありがとうございます。来年は政所仁くんが黒色のRISEのベルトを獲ってくれると思うので2人で写真が撮れるのを楽しみにしています」と話した。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.332
2024年5月23日発売
特集「格闘サマーウォーズ」では堀口恭司vs.ペティス再戦、『超RIZIN.3』朝倉未来vs.平本蓮プレビューや、平良達郎、鶴屋怜、渡辺華奈、野杁正明、海人、クレベル、鈴木千裕の大一番に迫る!
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント