キックボクシング
レポート

【RISE】田丸辰がダウンを奪いトーナメント優勝、コリンズがペットパノムルン破り王座奪取!6勝(5KO)1敗でRISEがGLORYに圧勝、原口がまさかのダウンも逆転KO、白鳥がザカリアをKO、海人が相手に何もさせずKO圧勝、南原と聖愛が勝利、KO勝ちの中村寛が木村ミノルに対戦要求、志朗・大崎一貴・宮崎小雪がペッティンディーに勝利、那須川龍心がTKO勝ちでRIZIN大晦日参戦へ

2023/12/16 13:12

▼第10試合 RISE×GLORY ライトヘビー級(-90kg) 3分3R延長1R
○南原健太(極真会館/第2代RISEライトヘビー級王者)
延長戦 1分01秒 ※パンチ連打
×ビクター・デ・コニング(オランダ/Kickboxing fearless)
※本戦の判定は28-29、28-28×2。


 南原は幼少時代から極真空手を学び、小学生の時はあの那須川天心とライバル関係にあった。2022年オープントーナメント全日本体重別空手道選手権大会軽重量級優勝などの実績を持つ。2021年7月にRISEでプロデビューし、3試合連続KO勝ちを収めたが、2022年4月にカルリ・ギブレインにKO負け。その後、坂本優起にKO勝ちして再起を果たすと、今年3月にはK-1との対抗戦で愛鷹亮を1Rでマットに沈めた。「第2代RISEライトヘビー級(?90kg)王座決定トーナメント」で優勝し、8月に第2代ライトヘビー級王者に。戦績は8勝(8KO)1敗。


 コニングは身長195㎝(南原は186㎝)の20歳で戦績は7勝2敗1分。若手で急成長を遂げている選手だという。


 1R、コニングが南原の左フックの出鼻に放ったジャブで、南原はよろよろと崩れていきなりのダウンを奪われる。再開後、右ローを蹴っていくコニングに南原は足が流れるが右ストレートで反撃。コニングのジャブ、右ローに左右フックで反撃する南原。右カーフを連打するコニングに南原が右ローを蹴り返し、その右ローでコニングがグラつく。ニヤリと笑ってノーガードになる南原。さらに右ローを蹴る。


 2Rもジャブを突くコニングに南原は右ロー。コニングの右カーフからの右ストレートをもらう南原。コニングは長いジャブを突き、南原は右ハイキック。南原は右オーバーハンドをヒットさせ、前へ出ていく。手数の減ったコニングに南原は右インロー。コニングは口を大きく開けてバテ気味に。


 3R序盤、コニングの連打をまともにもらってしまう南原。左ハイキック、バックハンドブロー、さらい左右ボディ連打と反撃する南原。両者のパンチが空を切る場面が目立ち始める。南原の左ボディで身体を丸めるコニングに南原がボディ連打、さらに後ろ蹴り、ヒザ。完全に身体を丸めるコニングは防戦一方に。南原は最後まで逆転を狙って攻めていった。


 本戦の判定はジャッジ1名がコニングを指示したがドロー。南原は下段カカト蹴り、さらにボディへの連打。コニングは顔面はガードしていたがコーナーで座るようにしてダウンする。さらに連打をまとめる南原にコニングは攻撃を返すことが出来ず、ロープに座り込んで2度目のダウン。南原が逆転KO勝ちに成功した。



 南原はマイクを持つと「昨日の会見でどうしても盛り上げたくてビクター選手にとても失礼なことをしてしまったことを深くお詫びします。反省します。どうでしたか、やっぱりヘビー級面白くないですか? めちゃくちゃ鼻が痛いです。本当に僕がこうしてリングに上がれるのはスポンサーさんを始め極真会館、そしてたくさんの応援してくれている皆様のおかげです。これから僕は世界の選手と、日本人として南原とRISEの強さをしっかり証明していきます」とアピールした。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント