▼第1試合 フライ級(-51.5kg)3分3R延長1R
○那須川龍心(TEAM TEPPEN/同級5位)
TKO 3R 2分04秒 ※ドクターストップ
×龍太郎(VALIENTE)
那須川はアマチュア大会で数々の優勝を経て、2022年4月のRISEでプロデビュー。2戦目で6月の『THE MATCH 2022』でK-1の大久保琉唯に判定で敗れ初黒星を喫したが、フライ級に階級を下げると3連勝。2月の「RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント」の準決勝で塚本望夢に判定で敗れ、6月にアマチュア時代のライバルだった相沢晟に判定勝ちで再起。8月にはMA日本バンタム級王者のJINに判定勝ちした。戦績は6勝(1KO)2敗。
龍太郎はDEEP☆KICKやNKBを主戦場に活躍、4勝7敗2分の戦績を持つ。スタイルはパンチ主体。
1R、那須川はジャブ、龍太郎は飛び込んでの右ストレートから左フック。好戦的な龍太郎はプレッシャーをかけていき左ボディから右フック。龍太郎は左フックを狙い撃ちにし、那須川の先手をとっていく。那須川はジャブや右ミドル、ヒザを合わせる。那須川の右ミドルに龍太郎は右フック。那須川はジャブでしっかり距離をとり、右ストレートにつなげていく。
2Rも龍太郎が前に出て右フック。那須川もワンツーで応戦する。ジャブを突く那須川がワンツーを突き刺し、左三日月からの左ボディ。左フックの相打ちから那須川のすぐの左フックに龍太郎が下がり、那須川が連打。ボディへの飛びヒザも繰り出す。思い切って左右フックを打つ龍太郎だが、那須川が右ストレートで迎え撃つ。コーナーに詰める左フック、ボディへの飛びヒザから右ストレート。終盤にはハイキックからのバックキックを見せる那須川。
3R、龍太郎が距離を詰めるが那須川の右フックにアゴが上がる。那須川は右ローから飛び込んでの左アッパーをヒット。ジャブ、右ミドルで距離を作り、龍太郎の突進をかわす那須川。ジャブでも龍太郎に入らせず、左ボディ、右ストレートを打つ。那須川の右飛びヒザで龍太郎は眉間から出血。
ドクターチェックでストップがかかり、那須川がTKO勝ち。マイクを持った那須川は「どうですかね、前よりは少しは成長した姿を見せられたと思うんですよ。今回KOしたし、正直ダメージもないので今年、年末、大晦日どうですかね? RIZINの榊原さんもいるので」と、大晦日RIZIN参戦をアピール。
リングサイドで観戦していた榊原信行RIZIN CEOもマイクを受け取り「龍心、勝利おめでとう。大晦日、本気でやるなら用意してもいいけれどMMAだよ?」と、MMAなら試合を用意すると言う。
那須川は「はい、全然」と即答。榊原CEOが「お前の兄貴はMMAをやったけれど、何歳になった?」と聞き、「18歳です」と龍心。榊原CEOは「兄貴と同じ道を歩めるならMMAで相手を用意します」と約束。
「自分の兄もこうやってRIZINでMMAで出たように、僕もやるしかないのでMMAルールやります」と、兄・那須川天心が18歳の時、2016年12月のRIZINにMMAで初参戦したのと同じ道を歩むと宣言。
榊原CEOは「じゃあ、同じくらいの年齢でゴツイ相手を用意しておきます。あと2週間準備してください」とその場で試合を決定。那須川は「大晦日RIZIN、榊原さんも言ってくれたように決まったので、MMAやるのでマジで本気でやるので大晦日も応援よろしくお願いします」とアピールした。