▼第6試合 Super Fight!-54kg契約 3分3R延長1R
○大﨑一貴(OISHI GYM/第2代RISEスーパーフライ級王者)
延長R 判定0-2 ※9-10、10-9×2
×ジャルンスック・ブーンラナームエタイ(タイ/ブーンラナームエタイジム/True 4u 118P王者)
※本戦の判定は29-29×3。
大﨑は2020年2月からRISEに参戦し、9月に田丸辰を破ってスーパーフライ級王座を奪取。2022年10月には「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」優勝者・風音に判定勝ちして53kg最強を証明した。2023年4月、ISKA世界王座決定戦でKO勝ちし、念願の世界王者に。2023年7月に開幕した「RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament」では準決勝で田丸辰に判定2-0で敗れ、19連勝がストップ。戦績は41勝(22KO)6敗2分1無効試合。
ジャルンスックは身長168㎝(大﨑は160㎝)の17歳で戦績は44勝6敗3分。True 4Uの118ポンド王者。ペッティンディー興行に出場しており、推薦を受けての参戦となる。伊藤隆RISE代表は「アグレッシブでイケイケの選手」と評した。
1Rから左ボディ、左ヒザで攻める大﨑。サウスポーのジャルンスックに距離を詰め、左右フックと左右ボディ、さらに三日月、ヒザと大﨑が手数で攻めまくる。ジャルンスックが左ミドルを蹴ると、大﨑はその足の引き際に右ボディ。大﨑が序盤からボディを集中的に攻めた。
2R、前へ出てヒザを突き刺すジャルンスック。大﨑のパンチをよく見てパンチを返し、ヒザや右ミドルを蹴る。大﨑が右ローから左右ボディ、ジャルンスックの左ヒザのタイミングを読んだか、上手くかわして右アッパーを返す。左ボディからの右ロー、さらに左フックは大﨑。ジャルンスックもヒザとパンチを返すが、大﨑は右ローを蹴っていく。
3R、ジャルンスックは前に出て左ヒザを蹴り、右ボディも打つ。大﨑もボディを打つが、ジャルンスックはつかんでのヒザも。ジャルンスックはヒザを連打し、大﨑はボディを打って右ロー。大﨑にカウンターのテンカオも。負けじとパンチの打ち合いも行って試合終了。
判定は29-29×3で延長戦へ突入。ジャルンスックは不敵な笑みを浮かべる。大﨑のボディにジャルンスックは左ヒザを打ち返し、大﨑は右ローも蹴る。大﨑の右ローに大きくバランスを崩したジャルンスックだが、すぐに前へ出ていきヒザを蹴る。大﨑は左フックから右ヒザ。どんどん前へ出てくるジャルンスックだが、大﨑の右ローがヒット。それでも前へ来るジャルンスック。組まれると大﨑はカカトで太腿を減る。大﨑の左ボディにジャルンスックは右フックを合わせる。最後は左右フックを打ち合い、試合終了のゴングが鳴ると両者笑顔で抱き合った。
判定は2-1で大﨑が僅差の勝利。ジャルンスックが大﨑を苦しめた。大﨑はマイクを持つと「前回負けて悔しい思いをしましたが、ジャルンスック選手めちゃくちゃ強かったです。気持ちも強かったです。勝ててホッとしています。先週、孔稀がベルトを獲ってくれて僕もぎりぎりだったけれどなんとか勝つことで出来て、2024年はもっと仕上げて大﨑一貴こんなもんじゃないところを見せるのでまた応援よろしくお願いします」と語った。