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【DEEP】名勝負続きのフライ級GP2回戦! 伊藤がジェウンをTKO! 宇田がまたも鮮烈TKOで村元下す、スタミナの鬼・本田が松場に勝利、福田が安谷屋との熱戦制しリベンジ、ストロー級の越智がギロチン勝ち、水野が復活の19秒TKO勝利、上迫がサッカーキックで石塚をTKO、村上彩がにっせーに寝技で完勝、RYUKIが平松を鮮烈TKO

2022/12/11 16:12
 2022年12月11日(日)、昼大会の「DEEP TOKYO 7th」に続き、17時30分から東京竹芝・ニューピアホールにて『skyticket Presents DEEP 111 IMPACT』が開催された。 『skyticket Presents DEEP 111 IMPACT』速報 ▼第10試合 DEEPフライ級GP2回戦 5分3R×ビョン・ジェウン(フリー))57.10kg[2R 3分52秒 TKO] ※左ストレート〇伊藤裕樹(ネックス)56.90kg  一回戦で、ジェウンは渋谷カズキに1R ギロチンチョークで鮮烈の一本勝ち。対する伊藤は原虎徹との競り合いを判定4-1で勝利。 ビョン・ジェウン(フリー))57.10kg「お久しぶりです。格闘技選手はケージの中で、証明するべきだと思います。明日は頑張ります」 伊藤裕樹(ネックス)56.90kg「今年最後の試合、こんなに強敵なビョン・ジェウン選手と試合が出来ることが楽しみなので、明日はバチバチに打ち合いましょう」  1R、サウスポー構えの伊藤に、オーソドックス構えのジェウン、伊藤は前手で右ボディフック。顔面のガードを固めて前に出るジェウン。右ストレートから右ローを突くジェウン。伊藤は左アッパー、右フック、右ストレートでジェウンの腰を落とさせると、サッカーキックを狙うが、ガードして立ち上がるジェウンはボディロックからテイクダウン。  ハーフガードの伊藤だが背中を着かされる。右肩でアゴを制するジェウン。伊藤は右で差して起き上がるが、そこにバックに回るジェウン! 右腕を制してチョークを警戒する伊藤。4の字ロックのジェウンに両腕を脇下で挟む伊藤。抜いたジェウンが背後からパウンドでゴング。  2R、左ボディを当てて右フックに繋げる伊藤。ジェウンの左フックはかわして右ボディも。さらに右ボディも突くが、ガード固めて前に出るジェウン。右に回って右フックをひっかける伊藤。さらに右アッパー、左を当てると、ジェウンは組みに。突き放す伊藤。  ジェウンの出血にドクターチェック、再開。  右ボディを当てる伊藤。しかし腰に組んだジェウンはたすきから左足をかけてバックから引き込み。伊藤の正対にネルソンを合わせるジェウンだが、首を抜いた伊藤が上に。立ち上がるジェウンとスタンド。  左右を細かく連打する伊藤。ボディ打ちを交えて上下に打ち分けると、フラフラのジェウンを金網に詰めて左ストレート! ジェウンがダウンし、伊藤がKO勝ち。2回戦を突破した。  メインをKOで締めた伊藤は、「一言だけ。俺、滅茶苦茶強ぇ」と笑顔でケージを後にした。 [nextpage] ▼第9試合 セミファイナル DEEPフライ級GP2回戦 5分3R〇宇田悠斗(総合格闘技道場 HOPE)56.80kg[1R 2分26秒 TKO] ※左フック→サッカーキック×村元友太郎(ALIVE)57.10kg  一回戦で、宇田は島袋チカラのダブルレッグに高速エルボー連打で1R TKO勝ち。対する村元は風我との打撃戦をスクランブル戦に持ち込み、判定5-0勝利。 宇田悠斗(総合格闘技道場 HOPE)56.80kg「今年最後の試合、村元選手相手で抜かりなしということで、バチバチに準備してきました。後は明日やるだけなので、胸を貸してください」 村元友太郎(ALIVE)57.10kg 「準々決勝、強い優勝候補の宇田選手とここで戦えて、今年最後の試合、しっかり勝利を収めたいと思います。良い相手なので全力を出して、3Rバチバチに盛り上げます」  1R、ともにオーソドックス構え。ジャブを突く宇田に村元は右カーフを当てる。さらに右カーフは村元。互いに探り合いのなか、右カーフを返す宇田。左ジャブを右手で受ける村元。  村元の入りに宇田は右アッパー。さらに向き合った村元の左に左を当ててダウンを奪った宇田が、すさかずサッカーキック! パウンドにすぐにレフェリーが間に入った。1回戦に続き、2回戦も鮮烈なKO勝利!  勝利の宇田は「愛媛のHOPEから来ました宇田悠斗です。ちょっと嬉しくて浮かれすぎちゃいましたが、あと2回、浮かれている場合じゃなんで、また最強の4人が交じりあうので、もう一度気を引き締めて次戦に向けて頑張りますが、今日だけは喜ぶばせてください。ありがとうございます。あー、あと、次、僕、伊藤選手とやりたいんで、伊藤選手を応援します。勝ってください」と、メインで戦う伊藤を次戦に指名した。 [nextpage] ▼第8試合 DEEPフライ級GP2回戦 5分3R〇本田良介(CAVE)57.15kg[判定5-0] ※29-28×5×松場貴志(パラエストラ加古川)57.10kg  一回戦で、本田は越智晴雄との元同門対決を組みで上回り判定4-1で勝利。対する松葉は駒杵嵩大が計量で体調不良となり欠場。唯一「不戦勝」として2回戦に進出した。 本田良介(CAVE)57.15kg「ずっと映像越しで見ていて、ほんとうに面白くないと思っていて、生で見てもやっぱり面白くないので、ちょっとヤバいなと(苦笑)。睡眠は全然良好で良く寝れるタイプなので、しっかり寝てきました。逆に寝付けるか心配です。寝付けなくても問題ないので明日はしっかりやっつけます。以上です」 松場貴志(パラエストラ加古川)57.10kg「本田選手、今日ちょっと気になったのですが、目の下のクマが凄いですね。あー、分かった。夕べも眠れずに泣いていたんだろ?(本田から「泣いてたら目が腫れます」)彼からの電話、待ち続けて、テーブルの向こうで君は笑っていましたか。笑っていませんよね? じゃあ僕がぐっすり眠れるように子守歌をプレゼントします。それでは聞いてください(以下、略)」  1R、ともにサウスポー構えから。本田の左右から左の詰めに、松葉も押し戻すと左を当てて金網に詰めてシングルレッグの本田。しかし、スクランブルから立つ松葉。その足首を取り尻を着かせる本田。立ち上がる松葉をボディロックで投げて崩してバックへ。  起き上がる松葉にスタンドバックでヒザを突く本田。金網から引き剥がして崩すがすぐに立つ松葉。クラッチし続ける松葉はサイドに崩すなど力を使うが、松葉は金網を掴んでバランスを保つ。  すぐに立ち上がる松葉は、スイッチでバック狙い。そこにギロチンを狙う本田を潰してサイドを奪う松葉。すぐに立つ本田のスタンドバックにつく松葉は右の連打も、津突き放す本田。ゴング。松葉に金網掴みの「警告」。  2R、互いの左の交錯で効いたのは本田か。松葉は前に出てダブルレッグの本田を潰してマウントに。ハーフに戻す本田は抱きつき。細かいパウンド。鉄槌には上体を立てる本田は、亀からスクランブルも、バックテイクを落とされて下に。  ここもシングルレッグから立ち上がる本田は金網に押し込み。いったん突き放して右を振り、ボディロック。マウント後の苦しい時間帯にも崩してバックマウント。中腰で落とそうとする松葉は前転も、ついていく本田がリアネイキドチョーク狙いも防ぐ松葉にバックキープのままゴング。  3R、左を突く本田。松葉も右を府kるがかわす本田は右。松葉も右を返す。右インローの松葉。右を当てる松葉に、本田も右をヒット。ワンツースリーの本田。両選手にバッティングの「注意」。  再開。左を当てる本田。右から左を松葉も返す。左カーフの松葉に右フックで後退させ、組んでもろ差しの本田、外がけ、脇を潜り、スタンドバックを奪う本田。右足をかける本田は崩し、立つ松葉は正対際にスイッチ狙うが、そこを潰す本田がボディロックで上に。  上体を金網に立てる松葉。残り1分。両足を束ねる本田の頭にニンジャチョークを狙う松葉だが、足を束ねられ腕のみの絞めに、すぐに頭を抜いた本田。松葉は足を抜いて立ち上がり互いに左右を振ってゴング。  判定は5-0(29-28×5)で恐るべきスタミナを見せた本田が熱戦を制した。  試合後、本田は「もうちょっと極めれるかなと思いましたが、申し訳ないです。しっかりこのトーナメントで優勝して名前を挙げたいと思います。福岡から来てくださった人たちの前でちょっと空回りしてしまいましたが、これからも応援よろしくお願いします」と語った。 [nextpage] ▼第7試合 DEEPフライ級GP 2回戦 5分3R〇福田龍彌(MIBURO)57.15kg[判定4-1] ※29-28×3, 30-27, 28-29×安谷屋智弘(氷ヲ刻メ/池田道場)57.15kg  一回戦で福田は、1Rに反則のヒザ蹴りで「減点2」を受けながらも、杉山廣平からダウンを奪う攻勢で判定5-0勝利。対する安谷屋は元PANCRASE王者・小川徹を1R キムラロックに極めてのレフェリーストップ勝ち。今回の再戦を望んだ。 福田龍彌(MIBURO)57.15kg「ええと……リベンジマッチとかいろいろ考えずに、日々取り組んできたことの集大成、仕事納めということで、分からせたろうと思っていますので楽しみにしていてください」 安谷屋智弘(氷ヲ刻メ/池田道場)57.15kg「明日もしっかり勝ちます。熱い試合になると思うので楽しみにしていてください」  1R、サウスポー構えの福田にオーソの安谷屋。詰める福田。安谷屋が右のダブルで押し戻し。左で飛び込み右で差して押し込む福田に、クリンチから右を突く安谷屋。福田の肩パンチに金網背に安谷屋も左を突き、突き放す。  圧力をかける福田。安谷屋は右の蹴り、さらに大きな左右を見せる。右フックをガード上に当てる福田。「来い」と手招きする安谷屋は右の蹴りも、詰める福田は両脇差して肩パンチから崩し狙いも、安谷屋が再び左右で突き放す。  2R、中央を取る福田。飛び込んでの右から続けての右を当てる安谷屋! そのまま詰める安谷屋はダブルレッグも切り返して上になる福田。背中を見せて立ち上がる安谷屋にスタンドバックにつく福田。安谷屋はアームロック狙いから正対して左右を振ると福田も離れる。  安谷屋の右のダブルをかわして右アッパーを当てる福田! ダブルレッグに入る安谷屋を差し上げて投げて上に。フルガードの安谷屋は下からパウンドも、極めさせない福田は細かいパウンド。その頭にギロチンチョークは安谷屋。頭を抜く福田にギロチンスイープ狙いから立ち上がり、右をヒット! 下がる福田に右もゴング。  3R、左を当てる福田に、左右を振り混戦に持ち込み右を当てる安谷屋。そこに左を当てて詰めてテイクダウンは福田も、すぐに立つ安谷屋に得意のもろ差しは福田。  煽って脇を潜りスタンドバックの福田に、アームロック狙いから正対し、突き放して右を当てる安谷屋は連打で前進。被弾した福田は後退しながら左ボディを返す。ダブルレッグの安谷屋を潰して上になる福田。  そこにボディロックからダブルレッグでレッスルアップの安谷屋にカウンターギロチンチョークからスイープして上になる福田。安谷屋は首を外して亀になり立ちを狙うと、サイドバックの福田の腕を巻き巻き込み。ここは外した福田。スタンドに戻した安谷屋は左右から右を当てると福田は後退! 連打に福田も左アッパーを返し、安谷屋のダブルレッグを切ってゴング。  熱闘の判定は、4-1(29-28×3, 30-27, 28-29)で最後のターンを常に制している福田が勝利した。リベンジに成功し、2回戦を突破した福田は、「またヒヤヒヤさせちきゃいました。しんどい試合でまた3年前を思い出しました。弱いところがあって負けて、地道に取り組んで、打撃だけしかできなかったのが、組み勝つこともできるようになり、ほかのところでも進歩を感じました。僕が一番盛り上げたろうかと思ったけど、フライ級GPひき続きご注目ください」と語った。 [nextpage] ▼DEEP 55kg以下 5分3R〇越智晴雄(パラエストラ愛媛)55.00kg[1R 2分31秒 ギロチンチョーク]×中村真人(レンジャーGYM)54.90kg  DEEPフライ級(56.7kg)GPで元同門の本田良介(CAVE)に判定負けした元DEEPストロー級(52.2kg)王者の越智は、今回55kg契約試合で再起戦。  対する中村は3連勝後、2022年8月大会のDEEPストロー級戦で1.8kgオーバー。2点減点のなか、林豊に判定負けしている。  1R、中央を取る越智。中村はボディロックで詰めて左ヒザも2発目がローブローに。中断、中村に「警告」後、再開。  右ローを打つ中村。続く蹴りに越智は右フック! 後方にダウンした中村はフックガードで抱き着き凌ぐ。パウンドから足をさばき、パウンド。  さらに立とうと上体を起こした中村の頭を抱えると必殺のギロチンチョーク! 左腕で巻いて右足でフタを閉じてタップを奪った。  一本勝ちの越智は「ストローで、もう一回ベルトを獲るために来ました、必ずチャンピオンになります」と力強く語った。 [nextpage] ▼DEEPメガトン級 5分3R〇水野竜也(フリー)104.15kg[1R 0分19秒 TKO] ※右ヒザ→パウンド×稲田将(ISHITSUNA MMA)104.60kg  水野は、2018年2月に奥野泰舗に一本勝ちでミドル級王座を獲得。その後もイ・ウンス、桜井隆多、中井光義、酒井リョウ、ジョシュア・ロビソンらを相手に8連勝を飾るが、2020年11月にジョアンオ・バティスタ・吉村に2R TKO負けで連勝がストップ。  2021年7月にミドル級のベルトを賭けてバティスタと再戦も同じく2R TKO負け。王座陥落した。2021年12月大会でメガトン級で参戦し、誠悟を1R 左ストレートからの右サッカーキックでTKOに下している。  対する稲田は、柔道でインターハイに出場し、地下格闘技やアマチュアで4戦4勝で、2022年5月にDEEP初参戦。初戦で誠悟に挑み、1Rに誠悟の首投げから立ち上がり、投げて“ミスターメガトン”をパウンドアウトしている。  1R、左で差してボディロックの稲田に、水野は右のヒザ蹴り! 効かされて後退した稲田に右フックさらにパウンドで水野が19秒KO勝ち。  試合後、水野は「1月に病気して試合が出来なくて、でも応援して信じてくれた人たちのためにやりました。ここに戻って来れて幸せです。僕の晴れ舞台はここです。これからも戦っていきます」と語った。 [nextpage] ▼DEEP ライト級 5分3R〇上迫博仁(NICE BAD GYM)70.45kg[3R 4分43秒 TKO] ※サッカーキック×石塚雄馬(AACC)70.65kg  上迫は、2022年7月の『DEEP 108 IMPACT』で北岡悟と対戦し、スプリット判定勝ち。ルイス・グスタボ戦、矢地祐介戦、松本光史戦での3連敗から、約1年9カ月ぶりに再起を果たしている。  石塚雄馬は、2020年10月のDEEPで7年ぶりに復帰。佐々木大、ケンヤスキー、大木良太に勝利し、6月に鈴木琢仁に僅差の判定負けを喫したが、2022年2月に元修斗世界王者・川名TENCHO雄生を2R 右オーバーハンドでKOして王座挑戦権を獲得。7月の『DEEP 108 IMPACT』で王者・大原樹理に1R KO負けからの再起戦となる。  1R、ともにオーソドックス構え。上迫の右の蹴りを掴んで右を振る石塚。詰めるも突き放す上迫。ワンツーの石塚をバックステップでさばく上迫。互いにフェイントのかけあいから右を振る石塚。上迫は得意の右カーフ。警戒する石塚も右カーフの蹴り返し。上迫の右ローをかわす。石塚はカウンター狙い。  ジャブ&ローの上迫。石塚も右ロー。上迫の左ジャブが届く。石塚は右のダブルの2発目をガード上に当てる。さらにワンツーも上迫は回ってさばく。  2R、石塚の右に右を狙う上迫。右カーフをヒット。さらに左ジャブ、右ロー。石塚は足を上げてチェック。上迫の右ローをジャンプしてかわす石塚。互いに手数が単発ななか、ジャブの打ち終わりに右ローを当てる石塚。  左から右の飛び込みは石塚。かわす上迫は左ジャブ。さらに右ストレートをガード上に。石塚の大きな右はダッキングでかわして左フックをひっかける。  ここまでスタンドの攻防のみ。石塚は左右を振り回して変則的に詰めるが、さばく上迫は左ミドル。右から左を強振も、ここは石塚もかわす。上迫のラウンドか。  3R、レベルチェンジで上下に突く上迫。詰めると、石塚も右ローを返す。互いに中央の取り合いから左ジャブを突く上迫。右ローを返すと、上迫も右カーフを当てる。石塚も右ローをヒット。互いに慎重ななか、石塚の右ストレートをかわす上迫。  右ローを当てる石塚に左ジャブを突く上迫。石塚の右のカウンターを警戒して左ジャブで徹底。左ダブルで出入り。ニータップも見せるが深追いはせず。石塚の左フックに右を返す。  石塚の右をかいくぐった上迫。さらに石塚は前に出て大きな左右を振るが、潜ってシングルレッグの上迫は、倒して離して前に送り、押さえ込みにはいかず、石塚の立ち上がり際に得意のサッカーキックを流れるように決めてTKO勝ちした。 [nextpage] ▼DEEP メガトン級 5分2R〇誠悟(AACC)120.15kg[2R 4分46秒 TKO] ※レフェリーストップ×アンディコング(レンジャージム)87.35kg  誠悟は、水野竜也、稲田将に敗れるなど8連敗から、2022年8月にトーマスと対戦。1Rに得意の袈裟固めを極めて連敗を脱出した。  対するアンディは、2018年BJJ全日本選手権紫帯Sヘビー級優勝、2018BJJアジア選手権紫帯ヘビー級優勝。2021年12月の『EXFIGHT.3』でプロMMAデビューし、シュートボクシングでも活躍していた三上ヘンリー大智を、右バックフィストからそのまま回転しての左フックでダウンを奪いパウンド、わずか9秒でTKO勝ち収めている。  5月の『HEAT50』では、負傷欠場したイゴール・タナベの代役として緊急参戦を決めたが、ミドル級(83.9kg)契約の計量で90キロと大幅体重超過し試合中止。2022年7月大会でDEEPに初参戦し、赤沢幸典に1R TKO負けしている。  1R、じりじり詰める誠悟に、サークリングするアンディは右ロー、左ミドルの出入り。ブロックする誠悟に関節蹴りも見せるアンディ。誠悟の詰めに回る。右ロー、左ミドル、さらに左の飛び込み。そこに左を返す誠悟。  右ジャブを突くアンディ。誠悟は右の関節蹴りを前足に何度も突く。近づくと左前手のフックを当てる誠悟。アンディは右回りで右フックをひっかける。  詰めて来た誠悟に、アンディの左の蹴りがローブローに。中断。「注意」後、再開。左ミドルを当てるアンディ。右フック、右の関節蹴りを当て、左インローから左右も振って前に。  2R、右の関節蹴りから入るアンディ。左ミドルも。中に入れない誠悟に、アンディはバックフィストもブロックする誠悟。サークリングを続け、右ロー、左ハイと対角に蹴るアンディ。左ハイを当てるアンディに、詰めて左右から頭を下げたアンディに左アッパーを突く誠悟だが、抜けたアンディ。  跳びヒザを当てたアンディ。下がる誠悟を深追いしない。アンディの右に左を当てる誠悟! アンディは鼻の上を切って出血。ドクターチェック後、再開。  ワンツーもバランスを崩したアンディに、中腰からパウンドし、足をさばきパウンドする誠悟! 亀から立つ誠悟をなおも追うと足がもつれ倒れたアンディにパウンド。立つアンディは足をひきずり金網際で止まると、レフェリーがストップした。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS アトム級 5分2R 肘あり×にっせー(チームにっせー/アローズエンタテインメント)47.85kg[判定0-3] ※17-20, 16-20, 18-20〇村上 彩(フリー)47.65kg  にっせーは2021年に古瀬美月、古賀愛欄を相手に連勝も、2022年は3月に本野美樹に、7月に須田萌里にいずれも腕十字で一本負けで2連敗中。柔術家の村上はMMA4連勝から2022年9月の前戦でにっせーと同じく須田に判定で敗れている。  1R、右サイドキックのにっせー。先にテイクダウンからパスガードの村上に亀になるにっせー。両足をかける村上はバックマウントから左脇下から手首をコントロール。身体を伸ばそうとするが、足を戻すにっせー。村上は背後からパウンド。にっせーはその手を掴もうとする。  村上は脇をすくって左腕に腕十字へ。腹ばいで伸ばすが、にっせーはクラッチしてパウンド。そこになおも腕を伸ばそうとした村上だが、クローズドガードにもどしてゴング。  2R、右ローを打つ村上。さらに左ハイも。にっせーは左を振って前に。さらに右ローも。その蹴り足を掴んだ村上が金網まで押し込みテイクダウン。クローズドガードで下からヒジを突くにっせーだが、村上は左足を潰してハーフ。さらに右足も左にパスしてサイド、すぐにマウント、腕十字へ。  クラッチして半身で起こそうとするにっせーだが、際でマウントをキープする村上は、亀で守るにっせーに、後方に引き込み。顔に頭をかけて腕十字も狙う。オープンフィンガーグローブが外れたにっせー。着用してスクランブルで村上を横に落とすとパウンド。そこで足を掴んだ村上は、外ヒールから内ヒールに移行したところでゴング。  判定は3-0(20-17, 20-16, 20-18)で村上が自身のフィールドで完勝した。 [nextpage] ▼DEEP バンタム級 5分2R×平松 翔(パラエストラ松戸)61.65kg[1R 3分39秒 TKO]〇RYUKI(フリー)61.45kg  平松は3連勝中。前戦は2022年8月の『DEEP OSAKA IMPACT 2022』で、MG眞介と対戦し、三日月蹴りを効かせてカウンターの右で1R TKO勝ち。3連勝をマークした。  RISEで中村寛に判定勝ちするなど、立ち技で活躍したRYUKIは、2020年10月のプロMMAデビュー戦で河村康博に一本負けも、2021年7月に雅駿介にTKO勝ち。2021年12月にCOROに一本負けするも、2022年3月のRIZINで山本歩夢をサッカーキックで下している。  1R、サウスポー構えのRYUKI。平松は右ハイ。ガードするRYUKIは左前蹴りも。立ち会う両者。左ハイのRYUKIはワンツー。左から右も。さらに左の蹴りまで繋ぐ。  右ローも打つRYUKI。左ハイをブロックさせてワンツーからさらに左ストレート! 後方にダウンしたRYUKIにパウンドで決めた。これでRYUKIはMMA3勝(3KO・TKO)2敗となった。 ※会場チケット当日券は自由席8,000円(満席の場合は立見)のみ販売 【PPV配信】 skyticket Presents DEEP 111 IMPACT 2022年12月11日(日)17:20から生配信開始 17:30試合開始 前売り 2,500円(大会前日の24:00まで)当日3,000円ゲスト解説:CORO(元DEEPバンタム級暫定王者)SPWNニコニコ生放送
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