休憩前の6試合、プレリミナリーのメインは武田vs.グスタボに
▼第6試合 ライト級(71.0kg)5分3R
武田光司(BRAVE)15勝4敗
ルイス・グスタボ(ブラジル/EVOLUCAO THAI)12勝2敗
武田光司は元高校6冠グレコローマンレスラーで、元DEEPライト級王者。2018年10月に北岡悟に判定勝ちでDEEP王座を戴冠。大原樹里を相手に2度防衛に成功し、2020年9月から参戦したRIZINでは5勝4敗。当時の修斗王者・川名雄生、PANCRASE王者・久米鷹介をいずれも判定で下すと、“ブラックパンサー”ベイノア、ジョニー・ケース、ザック・ゼインに勝利。しかし、矢地祐介、スパイク・カーライル、Bellatorのガジ・ラバダノフには判定で敗れている。
ブラジルのルイス・グスタボは、アンドレ・ジダのチームEVOLUCAO THAIでデビューから9連続フィニッシュ勝利。2018年8月にRIZIN初出場で矢地祐介に2R KO勝ち。2019年4月に、朝倉未来に判定負け後、同年10月に上迫博仁に1R TKO勝ち。2019年大晦日のライト級トーナメント準決勝でパトリッキー・フレイレに1R 自身初のTKO負けを喫したが、2022年4月に矢地祐介に、9月に大原樹理に、いずれもTKO勝ちを収めている。
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▼第5試合 スーパーアトム級(49.0kg)5分3R
浅倉カンナ(パラエストラ松戸)19勝7敗
V.V Mei(フリー)21勝14敗1分
浅倉カンナは、2014年のVTJでプロデビュー後、PANCRASE、修斗、DEEPを経て2016年12月にRIZINデビュー。2017年のRIZIN女子スーパーアトム級ワールドGP決勝ではRENAに一本勝ちで優勝。翌年の再戦でも勝利するが、同じレスリングベースの山本美憂、女王・浜崎朱加に連敗。2021年10月に大島沙緒里にスプリット判定負け後、SARAMIに判定勝ちで再起も、2022年7月の前戦GP1回戦ではパク・シウに判定負けで1回戦敗退となった。
対するV.V Meiは、2007年にSMACKGIRLでプロデビュー後、MMA36戦21勝14敗1分の戦績を誇るベテラン。2015年5月にDEEP JEWELSでアトム級王座を獲得。2016年からONE Championshipに参戦し、女子アトム級王者アンジェラ・リーに2度挑戦した経験を持つ。ONEで4連勝後、デニス・ザンボアンガ、ジュリー・メザバルバ、ジヒン・ラズワンにいずれも判定負けも、前戦は僅差の戦いで惜敗している。今回がRIZIN初参戦となる。
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▼第4試合 51.0kg 5分3R
RENA(SHOOTBOXING/シーザージム)13勝4敗
クレア・ロペス(フランス)MMA7勝(3KO・TKO/3SUB)4敗
シュートボクシング世界女子フライ級王者のRENAは、2015年大晦日のRIZINでプロMMAデビュー。怒涛の6連勝をマークも、浅倉カンナに2度敗れ、2019年6月のBellator初参戦でリンジー・ヴァンザントに一本負け。以降、ヴァンザントとの再戦含め4連勝するも2021年大晦日にパク・シウに判定負け。2022年7月の前戦では、アナスタシア・スヴェッキスカに判定勝ちでスーパーアトム級(49kg)トーナメント準決勝に進出したが、左眼窩内側壁を骨折し、以降のGPを欠場。期待されていた伊澤星花との試合は実現しなかった。今回、約10カ月ぶりの復帰戦をストロー級(52.2kg)転向も見据えて51kgで戦う。
対するMMA7勝4敗のクレア・ロペスは、元UFCファイターのブラッド・ピケット門下生。器械体操、ムエタイ出身の体幹の強さを活かした、オーソからの強い右の打撃と、力強いテイクダウンからの絞めを武器とするロペスは、現在Combate Globalのアトム級2位。ここ6戦では現UFCのヤスミン・ハウレギと元Bellator・現Invictaのダニィ・マッコーマックにしか敗れておらず、7勝中、3つのKO・TKO、3つの一本勝ちをマークしている。
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▼第3試合 ヘビー級(120.0kg)5分3R
スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/PUREBRED)6勝2敗
ロッキー・マルティネス(グアム/SPIKE22)16勝8敗2分
ロッキー・マルティネスは、第3代PXCヘビー級王者、第6代DEEPメガトン級王者。2017年10月にRIZINに初参戦し、ジェロム・レ・バンナに1R 一本勝ち。以降、ミルコ・クロコップにTKO負け。ジェイク・ヒューンにスプリット判定負けも、2020年2月のRIZIN.21で関根“シュレック”秀樹に1R TKO勝ちし、UFC参戦を決める。UFCでは3連敗でリリースも、2022年11月にBrawl International 2でヨコヤ・マクレガーに1R リアネイキドチョークで一本勝ちで再起。今回、スダリオ剛の国際戦の相手として元UFCファイターとして立ちはだかる。
スダリオ剛こと貴ノ富士三造は元大相撲西十両5枚目。日本人の父、フィリピン人の母を持つハーフで、少年時代にサッカーやバスケットボールのほかに中学でキックボクシングも経験。大相撲では新十両昇進も暴行事件があり引退。KONISHIKIのツテでエンセン井上に師事し、2020年9月にRIZINでMMAデビュー。3連勝をマークも、2021年6月にシビサイ頌真に一本負け。その後、SAINT、関根、ヤノス・チューカスにいずれもKO・TKO勝ちで3連勝を飾るも2022年大晦日RIZIN.40で現在は兄弟UFCファイターとなったジュニア・タファに1R TKO負けを喫した。
▼第2試合 フェザー級(66.0kg)5分3R
金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)29勝14敗5分
山本空良(パワーオブドリーム)16勝8敗2分
金原正徳は、元SRCフェザー級王者。2003年9月にDEEPでプロデビューすると、2009年の戦極でキム・ジョンマン、ジョン・チャンソン、小見川道大を撃破し、初代戦極フェザー級王者に。2009年大晦日には山本"KID"徳郁に判定勝ち。2014年9月にUFCに初参戦するとアレックス・カサレスに勝利も、ハニ・ヤヒーラにスプリット判定負け、マイケル・マクドナルドに逆転の一本負けし、日本マットに戻った。2020年2月にRIZINに初参戦するとバンタム級でビクター・ヘンリーに2R TKO負けも、フェザー級で芦田崇宏、摩嶋一整にTKO勝ちで2連勝中。
山本空良は、山本喧一の次男で初代PFCフェザー級王者、前Fighting NEXUS同級王者。小学校5年生で総合格闘技を始め、2017年12月のRIZIN FF アマチュアMMAフェザー級優勝。2018年5月にプロデビュー後、2021年4月にNEXUS初代フェザー級王者に。2021年11月にRIZIN初出場も鈴木千裕に判定負け。2022年2月に新居すぐるに1R TKO勝ち。2022年3月に元DEEPライト級王者の中村大介にスプリット判定勝ち。寿希也、カイル・アグォンも下し、4連勝をマークも、2022年7月に白川陸斗の負傷欠場を受けてヴガール・ケラモフと対戦し判定負け。2022年11月には、Nexusで横山武司に判定負けでNEXUS王座から陥落している。
▼第1試合 ライト級(71.0kg)5分3R
雑賀“ヤン坊”達也(DOBUITA FIGHT SPORTS GYM)
アリ・アブドゥルカリコフ(ロシア)
※ジョニー・ケースは練習中の怪我(右膝の半月板損傷、前十字靭帯断裂、外側側副靭帯断裂、内側側副靭帯断裂、脛骨亀裂骨折)で全治6カ月の診断を受けドクターストップで欠場
雑賀は、元PANCRASEライト級暫定王者。今回、ジョニー・ケースの負傷欠場により、緊急参戦となる。母がフィリピン人、父が日本人のハーフで、小学校6年間、和道流空手を学ぶ。25歳で格闘技を始め、アマチュアキックからMMAに。NEXUSでプロデビューし4勝1敗。DOBUITAの長岡弘樹仕込みの組みでテイクダウン耐性も強化。2019年7月からPANCRASEに参戦するとトム・サントスをTKOに下すなど4連勝。2020年9月のPANCRASEライト級暫定王座決定戦で林源平を1R KOし、暫定王座についた。2021年12月には久米鷹介との王座統一戦で1Rにダウンを奪ったものの2Rに腕十字を極められ逆転一本負けで正規王座戴冠はならず。2022年4月にRIZINに初参戦し、ケージのTRIGGER 2ndで江藤公洋に2R TKO負け。その後はPANCRASEで松岡嵩志、シュウジ・ヤマウチをいずれも1R TKOで2連勝中。MMA9勝3敗の勝ち星すべてが1RKO決着という打撃の強さをRIZIN2戦目でも活かしてライト級戦線へ割って入るか。
対するアリ・アブドゥルカリコフは、散打ベースでMMA11勝2敗。2013年9月にロシアのREAL STEELでプロMMAデビュー後。2戦目の15年4月のM-1 Challengeでは後のUFCファイターのヨエル・アルバレスを1R 34秒スピニング・ヒール・キックでKO。その後も7連勝をマークし、2019年7月にRIZINデビュー。川尻達也に判定負け後は、元UFCのアレクサンドル・ヤコヴレフに判定勝ちするなど4勝1敗と好成績で、約4年振りにRIZINの舞台に戻ってきた。
【中止】
▼ヘビー級(120.0kg)5分3R
カルリ・ギブレイン(ブラジル/ BRAZILIAN THAI)
上田幹雄(BRAVE)
※カルリ・ギブレインの出国手続きに不備があり、ブラジルから出国できず試合中止