MMA
レポート

【PANCRASE】鶴屋怜が猿飛流に一本勝ちで新王者に!「UFCにPANCRASE代表として挑戦していく」、バンタム級・田嶋が4RにTSUNEをTKOで暫定王者に! 透暉鷹が国際戦辛勝、雑賀ヤン坊が豪快TKO! 伊藤が2位上田に一本勝ち、林が劇勝! 新居が高木を極める、KARENが判定負け、沙弥子が一本負け

2022/12/25 13:12

▼第11試合 ライト級 5分3R
〇雑賀ヤン坊達也(DOBUITA)#1位・9勝(9KO)3敗 70.15kg
[1R 4分49秒 TKO] ※右ストレート→パウンド

×シュウジ ヤマウチ(YAMAUCHI TEAM/BRZIL)20勝11敗 70.45kg

 ライト級1位の雑賀ヤン坊達也(DOBUITA)と、Bellator参戦中のゴイチ・ヤマウチの従兄弟シュウジ・ヤマウチ(YAMAUCHI TEAM/)が参戦。セコンドとしてゴイチも来日している。

 雑賀ヤン坊は、MMA8勝3敗。8勝のすべてをKO・TKOでマークしているストライカー。

 2017年8月の『Fighting NEXUS』でプロデビューし、184cmの長身から繰り出す打撃を武器に4勝(4KO・TKO)1敗の戦績を挙げ、2019年7月大会からPANCRASE参戦。小林裕を1R KO後、2019年9月大会では体重超過のトム・サントスも1R右ストレートからのパウンドでTKO。2020年9月に林源平を1Rわずか1分55秒、右アッパーで沈めてKO勝利で「暫定王座」のベルトを巻いた。

 2021年12月の正規王者・久米鷹介との王座統一戦で腕十字で敗れ、ベルトを手放すと、2022年4月の「RIZIN TRIGGER 3rd」では、江藤公洋にテイクダウンを奪われ、パウンドアウト。2連敗を喫したが、2022年9月のPANCRASE前戦では、松岡嵩志を右の連打で1R TKO。再起を遂げている。

 対するヤマウチは、MMA20勝10敗で現在4連勝中(3試合連続1Rフィニッシュ)。2022年8月の『Bellator 284: Gracie vs. Yamauchi』でネイマン・グレイシーをKOに下したゴイチ ヤマウチの従弟にあたる。当初、2020年4月の「PANCRASE 314」でアキラと対戦予定も、当時の新型コロナウィルス感染拡大により、大会自体が延期となっていた。

 ヤマウチは、オーソから強い左フックを持ち、20勝中6KO・TKO勝ち。さらに11のサブミッション勝利も誇り、腕十字、リアネイキドチョーク、ギロチン、三角絞め等でのフィニッシュをマークしている。

 15戦無敗のUFCファイター、ウマル・ヌルマゴメドフと判定まで持ち込んでいるヤマウチは現在31歳。5歳まで日本で暮らしており、初の日本での試合でどんなファイトを見せるか。打ち合いも辞さないヤマウチに、ヤン坊得意の横須賀アッパーが火を噴くか。

雑賀ヤン坊達也「シュウジ選手、ブラジルから日本までありがとうございました。明日は最高の試合をして皆さんにクリスマスプレゼントに出来ればいいなと思います。KOしますのでよく見ていてください。よろしくお願いします」

シュウジ ヤマウチ「はじめまして。PANCRASEに出ることを非常に嬉しく思っています。明日は必ずいい試合をしますので皆さん、期待してください。よろしくお願いします」

雑賀(※計量後のコメント)「今回の試合に向けて、ボス(長岡弘樹、同じ大会で村山暁洋と対戦)DOBIITAでしっかり作り込んできました。出稽古ではSONIC SQUADでRIZN大晦日大会に出る井上直樹選手らとも練習してきました。シュウジ選手は下の階級でも戦っていますが、前戦でもライト級で勝ってますし、公開練習を見ると、腕回りとかも太くてパワフルな打撃を持っています。でも自分も“横須賀アッパー”で打ち勝ちます!」

 1R、速いジャブの雑賀に、シュウジも左フック、左ハイを打ってダブルレッグへ。腰を抱きボディロックのシュウジ。崩して尻を着かせるが、上体を金網背に雑賀も細かいパンチ。寝かせようとするシュウジはアンクルピックで崩し、立つ雑賀にボディロックから後方にテイクダウン!

 ここも上体を金網に立てる雑賀。シュウジが上体を立てると合わせて雑賀も立ち上がりに成功。すぐに詰めて右を当てて前進すると、頭が下がるシュウジにショートで下から突き、左右から右ストレート! 雑賀が後方にダウンしたところに雑賀は残り20秒のコールのなか、パウンド連打で決めた。

 Belaltorのスカウトも来場するなか、雑賀は「遠いところまで来ていただいて、ありがとうございます。次ねタイトルマッチといいたいところですが、アキラ選手と久米選手が統一戦をやるだろうから、どうですか、一回、別のところ目指していいですか。海外とか。そういう試合が出来たと思います。最後に俺がヤン坊だ!」とアピールした。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント