▼第13試合 中堅戦 フライ級 5分3R
×扇久保博正(パラエストラ松戸)RIZINバンタム級JAPAN GP 2021優勝=56.90kg
[判定0-3]
〇堀口恭司(アメリカントップチーム)現RIZN&元Bellator世界バンタム級王者=56.65kg
※Bellator軍が3連勝で勝ち越しを決める
堀口は、現RIZINバンタム級王者&第7代Bellator世界バンタム級王者。2020年大晦日に朝倉海を1R TKOに下し、RIZIN王座を奪還すると、Bellatorで現王者のセルジオ・ペティス、GP1回戦でパトリック・ミックスに敗れて連敗。2022年9月に金太郎を2R 肩固めで極め、再起を遂げている。対抗戦では、Bellatorの契約下にあるため、Bellator陣営として出場する。
対する扇久保は、RIZINバンタム級JAPAN GRAND-PRIX 2021で、春日井“寒天”たけし、大塚隆史、井上直樹、朝倉海を下して優勝。GP前の瀧澤謙太戦から5連勝をマークも、2022年9月にROAD FC王者のキム・スーチョルに判定負けを喫した。
両者は、2013年の修斗と2018年のRIZINで過去2度、60kgで戦っており、いずれも堀口が勝利。これまでフライ級で両者が戦うことは無かった。
ともに、今回はフライ級(56.7kg)に落としての3度目の対戦に臨む。かつて、UFC登竜門「TUF」で現UFCフライ級2位のアレッシャンドリ・パントージャらを下し準優勝となった扇久保と、デメトリアス・ジョンソンとのUFC世界フライ級王座戦を争った堀口が、フライ級に戻してどんなパフォーマンスを見せるか。扇久保が悲願の堀口撃破なるか、堀口が3度目も跳ね返すか。
1R、ともにオーソドックス構え。中央を取る扇久保に、堀口は右ローも外受けする扇久保。しかしなおも右カーフの堀口は組みに、扇久保は体を入れ変えると突き放す。
堀口の右カーフの打ち終わりに組み付いた扇久保。ボディロックは出来ず。コーナー背に左肩を内側に入れると、再び体を入れ変え、ボディロック、こつこつとヒザを蹴る。
体を入れ変える扇久保。堀口は離れるとワンツーの入り。右ローを当てる堀口は2発! 受ける扇久保に右で差して押し込む堀口は右ヒザ! 扇久保は前足が腫れる。
さらに右カーフに扇久保はダウン! すぐに立ち上がる扇久保に堀口は下に意識を散らしておいいて詰めての左から右でダウンを奪い、パウンド! 扇久保はかなり被弾するが、ゴングに救われる。
A strong finish to round 1 for team @BellatorMMA's Kyoji Horiguchi...
— RIZIN FF English (@rizin_English) December 31, 2022
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2R、スイッチして前足を入れ替える扇久保。しかし、堀口の打撃を浴びてダウン! 立ち上がる扇久保にボディロックして投げて尻を着かせるとバックテイク。
堀口はシングルバックでたすきに組み、首を狙う。さらに正対狙う扇久保にマウント。しかしいったん背中を見せながら足首を掴んだ扇久保は正対!
Ougikubo gets the reversal in round 2!
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残り1分で上になりクローズドガードの堀口は足を開きオープンに。足を越えさせない堀口は下から細かくパウンド。扇久保も鉄槌を狙いゴング。
3R、詰めてきた扇久保にいきなり前手の左フックを当ててダウンを奪った堀口! 右で脇差しパスガード、マウントから肩固めを狙うが、抜けた扇久保が上に。上体を放して踏みつけ、ギロチンチョーク! ここは察知していた堀口がすぐに首を抜き、上から強いパウンド!
オープンガードの扇久保に左足はパスした堀口はハーフに。上から細かいパウンド。左肩をアゴに当ててしっかり押さえ込む堀口に、腰を切り足を戻して立った扇久保。しかし、踏ん張りが効かない扇久保はサウスポー構えも手打ちに。バランスを崩したところを堀口がバックでコントロールしゴング。
𝘉𝘳𝘰𝘵𝘩𝘦𝘳𝘴 𝘪𝘯 𝘉𝘭𝘰𝘰𝘥 🩸
— RIZIN FF English (@rizin_English) December 31, 2022
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判定は3-0で堀口が危なげなく勝利。フライ級で復活の勝利を挙げて、Bellator軍が3連勝で勝ち越しを決めた。
試合後、堀口は「無事、勝つことが出来ました。扇久保選手がタフでなかなかKO出来ませんでした。次は盛り上げるんでまた応援よろしくお願いします」と語ると、勝利の記念撮影で「マイク・ブラウン!」と盟友をリング上に呼び込んだ。