▼第10試合 スーパーアトム級(49kg)5分3R
〇伊澤星花(フリー)RIZIN女子スーパーアトム級&DEEP JEWELSストロー級王者48.70kg
[判定2-1]
×パク・シウ(韓国/KRAZY BEE)48.80kg
※伊澤がGP優勝
2022年7月に開幕した同級GPでは、1回戦でラーラ・フォントーラをギロチンチョーク、準決勝でアナスタシア・スヴェッキスカを腕十字に仕留めた伊澤に対し、パク・シウは浅倉カンナと浜崎朱加を相手にいずれもダウンを奪う判定勝ちで決勝進出を決めている。
両者は、2021年10月の「DEEP 104 IMPACT」以来の再戦。そのときは、試合前にヒザを傷めた伊澤がテイクダウンに苦しみ、パク・シウの反則の蹴り(減点2)も受けながらも、組みとコントロールで3Rを凌ぎ、判定で辛勝している。
1R、ともにオーソドックス構え。右カーフから入る伊澤。サウスポー構えにスッチするパク・シウに、ダブルレッグで右で差してコーナーに押し込むが、突き放すパク・シウ。
伊澤のローにサウスポーから左ストレートを当てるパク・シウ。伊澤は右を突きながらコーナーに詰めてダブルレッグから脇潜り、スタンドバックに!
両足をかけてたすきがけも。上の手の右手を掴むパクシウ。スタンドで4の字ロックの伊澤は左手で背後からパンチ。パク・シウはなおも右手は外さず。伊澤はオタツロックを外して着地し、スタンドバックに。
すぐに再び背中に飛び乗り、4の字ロック。背後からパウンドし、残り10秒を切って着地し、首相撲からヒジを突き、パク・シウも右を返してゴング。
Highlights through round 1⃣
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2R、サウスポー構えから右、左を伸ばすパク・シウ。下がる伊澤はシウの右の蹴りを掴んで組みへ。足を引いて切ったパク・シウはがぶり、ヒザ蹴りもその組みの中でなおもシングルレッグに行く伊澤。そこでアナコンダチョークを狙うパク・シウ。
極めさせないが首をつかまれたままの伊澤は小外がけテイクダウンで首を抜くと、なおもシングルレッグへ。コーナーを背にその頭に鉄槌を突くパク・シウ。ブレーク。
スタンド。ともに右ロー。互いに右が交錯するなかパク・シウの右ストレートがヒット!
Things are heating up as we enter the final round!
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コーナーに詰まり、伊澤はダブルレッグへ。コーナーを巧みに使うパク・シウはコーナーを背に凌ぎ、ブレーク。パク・シウの左右に伊澤も左を振って応戦!
3R、組みで下になる伊澤。消耗があるか。シッティングガードではなく、サッカーキックを防ぐために伊澤はエビを切りながら近づいていく。ブレーク。
右のダブルで前に出る伊澤だが、前ががりになり手を着くと、パク・シウはすぐにバックへ。背後からパウンドも。正対した伊澤は前に。パク・シウの首を抱えてジャンピングガードで4の字ロックに。
コーナーに押し込み首を立てたままのパク・シウは右手を掴んでおり、前に伊澤を落とすとすぐに踏みつけのシウは鉄槌連打!
効かされたか、伊澤はオープンフィンガーグローブの小指が外れかけながらも、下からストレートフットロック狙いも抜いたパク・シウはジャンプしてのフットスタンプでゴング。
A crazy last minute of the Grand Prix Final!
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判定は割れ、1人目はパク・シウ、2人目は伊澤、3人目も伊澤を支持し、一瞬驚きの表情を見せた伊澤だが、右手を挙げられた。ラウンドマストではなくトータルジャッジのRIZIN判定。コントロールをどうとらえ、3Rのダメージはどう取られたか。パク・シウにとっては厳しい判定となった。
1年2カ月ぶりの再戦を制した伊澤は、「パク・シウ選手、ほんとうに強くて、すごく怖かったです」と語ると、声をあげて号泣。続けて「ほんとうに強くなれるように頑張ります。弟の風我、練習につきあってくれたK-Crannのみんなありがとうございます。あと横田(一則)さん、来年BreaknigDownのオーディションに出ます」と、最後は笑顔で語った。
Some comments from our Grand Prix Champion 🗣️
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接戦を落としたパク・シウは、「皆さん、こんにちは、パク・シウです」と、涙を流しながら日本語で話すと、続けて母国の言葉で、思いを語るも通訳はされなかった(※「今日は韓国語で話します。今日のために応援してくれた皆さんありがとうございます。努力しましたが、何も見せることが出来なくて申し訳ありません。また頑張って戻ってきます。ありがとうございました」と語っていた)。
Park Si Woo's thoughts after the match 🎤
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