Bellator279 速報
2022年4月24日(日)米国ハワイ州ホノルル ニールSブレイズデール・センターU-NEXT生配信
▼Bellator世界女子フェザー級選手権試合 5分5R〇クリス・サイボーグ(ブラジル)[判定3-0]※49-45×3×アーリーン・ブレンコウ(豪州)
女子フェザー級王座戦。2020年10月の再戦。前回はサイボーグが2R リアネイキドチョークで勝利している。
サイボーグはStrikeforce、Invicta FC、UFCで王座を獲得後、2020年1月にBellatorに参戦、2戦で女子フェザー級のベルトを巻いた。2018年にアマンダ・ヌネスに敗れるまでMMA13年7カ月間無敗の戦績を誇り、今回が4度目の王座防衛戦。
ブレンコウは元プロボクシングWIBA王者。サイボーグに敗れた後、2021年はダイアナ・シウバ、パム・ソーレンソンを相手に2連勝で王座挑戦を決めた。15勝8敗。
1R、ともにオーソドックス構え。両者のフックが交錯。サイボーグは前蹴りから左右ラッシュ! ボディロックからケージに押し込み、首相撲&ヒザ蹴り。右ミドルからワンツーに、ブレンコウも右を打ち返す。
しかし、サイボーグの右でブレンコウが後方にダウン! しかしサイボーグは、立ち上がり右手・右ヒザを着いたグラウンドポジションで、顔面に反則のヒザ蹴りを入れ減点1。
さほど休まずブレンコウが試合再開へ。ダブルレッグでテイクダウンを奪うサイボーグ。すぐに肩固めに入るが、ずらしたブレンコウはスタンドに。
2R、ワンツーで前に出るサイボーグ。ブレンコウも頭を振って応戦。右ハイをガード上に当てるサイボーグ。右フックにブレンコウも左を合わせに行く。右ハイがグローブ上をかすめるが、退かないブレンコウ。右オーバーハンドを振るが、そこに右で差して組むサイボーグ。左ヒジでブレンコウはカット。さらにサイボーグは脇を差し上げて首相撲でクラッチし、ヒザを突き上げる。
左目尻から出血するブレンコウは打ち合いに退かず。そこに巧みに前蹴り、ジャブを突くサイボーグ。アッパーも突き上げる。
3R、前回は2R決着も、ついに3Rへ。左の高い前蹴りを突くサイボーグ。しかし、ブレンコウの左にサイボーグもヒザを落とす! すぐに立ち上がり笑顔で前に出るサイボーグ。右ストレート、ローでブレンコウを削る。
顔面を腫らすブレンコウのワンツーを前の肩で避けるサイボーグは、ジャブ、前蹴り。組んで突き放す。サイボーグの左の打ち終わりに右を合わせに行くブレンコウ。サイボーグの高い前蹴りはブレンコウがかわす。
4R、会場を煽るブレンコウ。頭を振って右ストレートを突く! サイボーグはワンツー。右ロー、右回りになる。ブレンコウの右ストレートにバランスを崩すサイボーグは、効いてないと手を振り立ち上がると、ボディロックからスープレックス!
サイドを奪い、ブレンコウの右腕をヒザで踏んで、クルスフィックで鉄槌狙い。ブレンコウは左腕で差して立ち上がり。右オーバーハンドを振るブレンコウ。左ジャブ、右ロー、ミドルを突くサイボーグに、下がらず右を打つブレンコウ。
5R、胸を叩くブレンコウ。右ローを突くサイボーグ。左ジャブ、左インロー、ミドルと上下に突く。さらにワンツーでブレンコウのアゴが上がる。中央を取るブレンコウに右ストレートも当てる。左インローから右ハイの対角線攻撃も。
出入りのサイボーグは後ろ廻し蹴りも打つと、ブレンコウも後ろ蹴りを見せる。詰めるブレンコウに右前蹴りを当てて左フックを突くサイボーグ。
ブレンコウの右もカウンターの右を突く。中央に誘うブレンコウに、笑顔のサイボーグも前に。しかししっかりジャブを突き、ワンツーの右。ミドルも。
大激闘の5R終了のゴングにハグした両者。一度離れて、再び抱き合った。判定は3-0(49-45×3)でサイボーグが勝利。みたびブレンコウを抱き寄せハグをかわした。
6連勝で4度目の防衛に成功したサイボーグは、ケージのなかで、「神に、リングに、アーリーンの家族にも感謝します。相当な努力をしてきたと思います。変化を続けることが大事でしした。キャンプのメンバーに感謝します。キャット・ジンガーノだろうが、ケイラ・ハリソンだろうが、ビッグファイトを見せたい」と語った。
[nextpage]
▼Bellator世界暫定バンタム級王座決定戦&バンタム級ワールドGP準々決勝 5分5R〇ラフェオン・ストッツ(米国)[3R 0分16秒 KO] ※左ヒザ×フアン・アーチュレッタ(米国)
Bellaotr世界暫定バンタム級王座決定戦&バンタム級ワールドGP1回戦。
王者セルジオ・ペティスの負傷欠場により、緊急参戦を決めた元Bellator世界バンタム級王者のフアン・アーチュレッタ(米国)。5Rをノンストップで戦うと予告。
対する17勝1敗の超新星スタッツは、現UFC世界バンタム級暫定王者のピョートル・ヤンと1勝1敗のマゴメド・マゴメドフ(ロシア・18勝2敗)と2021年8月に対戦し、判定勝ちを収めている優勝候補の一角だ。
1R、いきなり前に出て右を振るアーチュレッタ! サウスポー構えのストッツの右にバランスを崩すが立ち上がる。
アーチュレッタは、ダブルレッグから金網詰めリフトし、粘るストッツにシングルレッグテイクダウン! 立ち上がるストッツは左で小手に巻くが、右で差して頭をアゴにつけるアーチュレッタはリフトするが、着地するストッツ。
小外がけから足を挟もうするが、足を抜くストッツは組まれながら跳びヒザ。離れるストッツに前に出るアーチュレッタ。左目尻から出血。残り30秒でダブルレッグでテイクダウンはストッツ! アーチュレッタは片ヒザ立ちまで戻す。力を使う展開。5R行けるか。
2R、序盤からアグレッシブに出るアーチュレッタ左右、ジャブを当て前に。ストッツも左ミドルを突くが、右で差して組むアーチュレッタが金網まで押し込む。突き放すストッツ。ワンツーを突くアーチュレッタに、カウンターのダブルレッグに入るストッツ。しかしそれを切るアーチュレッタが右を差して押し込む。さらに左も差すアーチュレッタは、シングルレッグへ、足を外に出して金網背に凌ぐストッツがヒジを突く。
3R、頭を下げてアーチュレッタが入ったところに、ストッツは左ハイキック! そのヒザがテンプルに入り、一瞬間を置いて、アーチュレッタがヒザから崩れ後方にダウン。パウンドで飛び込み3連打に、レフェリーが突き飛ばして入ると、ストッツは後方にバック転した。
3R 0分16秒、KO勝ち。初のKO負けを喫したアーチュレッタはストッツとフィストバンプ。暫定王者のベルトを巻いたストッツは、「やったー! ハワイ、みんなのことを愛しているよ。俺が来たよ。これが欲しいか? このベルトが欲しければ、いじめっ子でも誰でもかかって来い! レスリングだけだと思うなよ。崩れたのを見てオーッて思ったよ。アーチュレッタがレスリングでしっかり組んできてすげーなと思った。アイツも良かったよ」と、満面の笑みで語った。
バンタム級暫定王座を獲得したスタッツは、GP準決勝で、レアンドロ・イーゴvs.ダニー・サバテーロの勝者と戦う予定。堀口を破ったミックスは、GP準決勝で、マゴメドフ・マゴメドフvs.エンリケ・バルゾラの勝者と対戦する。
[nextpage]
▼女子フライ級 5分3R〇ジャスティン・キッシュ(ロシア)[判定3-0] ※30-27,29-28×2×イルマレイ・マクファーレン(米国)
1R、ダブルレッグで押し込み、スタンドで両脇を差してダブルアンダーで崩してテイクダウンのキッシュ。ケージ背に立ち上がるマクファーレンは詰めて右。互いの右の相打ち。
2R、右から左を当てるマクファーレン。キッシュのローに倒れるマクファーレン。立ち上がり際にギロチンチョークを極めるキッシュに首を抜くマクファーレンは足関節、ストレートフットロックに。足を抜き立ち上がるキッシュ。
キッシュの右の蹴りを掴んで組むマクファーレン。しかし、四つでテイクダウンはキッシュ。下からラバーガード狙いのマクファーレンを外すキッシュ。マクファーレンはアッパーから右で詰める。
3R、右ストレートをダブルで突くマクファーレン。キッシュはサークリング。追うマクファーレンは右をヒット! しかしここで組むキッシュはダブルレッグテイクダウンからマウント、そして腕十字へ!
担ごうとするマクファーレンにオモプラッタに切り替え。スクランブルでバックを取るマクファーレン。ゴング。判定前にマクファーレンはキッシュにレイをかける。
判定は3-0(30-27,29-28×2)でキッシュが勝利。寝技師マクファーレンに果敢に組み技を挑んだキッシュが地元のスターを降し、最後は大きな拍手を浴びた。
[nextpage]
▼Bellatorバンタム級ワールドGP準々決勝 5分5R〇パッチー・ミックス(米国)[判定3-0] ※48-47×堀口恭司(日本/ATT)※ミックスが準決勝進出
優勝賞金100万ドル(約1億1千583万円)のBellatorバンタム級ワールドGP。この1回戦で、堀口恭司(日本/ATT)とパッチー・ミックス(米国)が対戦。
RIZINバンタム級王者の堀口は、2021年12月に王者セルジオ・ペティスに敗れ、今回が再起戦。
対するパッチー・ミックスは、バンタム級2位の強豪。15勝1敗でうち11の一本勝ちを誇る寝技師。黒星は2020年9月の「Bellator世界バンタム級王座決定戦」でフアン・アーチュレッタ(米国)に5R判定負けのみ。そのときは、コロナ禍のなか短期決戦に出たミックスが後半に崩れたが、RIZINで組み技の強い元谷を極めた通り、サブミッションの強さが際立っており、3Rに4つの一本勝ちを誇るなど後半にも極めきれる力を持っている。前戦は2021年11月の『Bellator 270』でジェームズ・ギャラガーに3Rギロチンチョークで一本勝ちで2連勝中だ。
打撃では堀口に分があるが、ミックスは打撃によるKO負けが無く、アーチュレッタから1Rと2Rにテイクダウンを奪うなど、レスリングも強化されている。約4カ月ぶりの復帰戦で堀口は、難敵を相手にGP1回戦を突破することが出来るか。身長・リーチ165cmの堀口と、身長180cm・リーチ182cmのミックス。
1R、サウスポー構えのミックス、オーソの堀口はサークリングし、インローを打つ。
堀口の最初の左の脇を潜ったミックスはバックへ! 金網まで歩く堀口に背中に乗って4の字ロックでリアネイキドチョークをアゴ上から絞めるミックス! 引き込み絞めるミックスに下から腕を押し上げ外す堀口! 足を組み変えるミックスは、パームトゥパームで力を使ってアゴを引き上げるが、堀口は外す。
残り1分。またもフェイスロック気味に絞るミックス。腕を押し上げる堀口。背後からパウンドするミックス。そのままゴング。ミックスのラウンド。
2R、「ローを蹴れ」というATTのマイク・ブラウン。その通り右ローを打つ堀口。ミックスは左前蹴り。中央を取る。左ローを打つ堀口。ミックスは前蹴りで前に。
サークリングする堀口は関節蹴り狙い。右インロー。さらに左から右は空振り。スイッチする堀口。左で飛び込むが浅い。左の下段蹴り。前手で飛び込む堀口。さらに右フックをヒット! しかしミックスは崩れない。右インローをヒットさせる堀口。左右で前に詰めるミックスに左フックを当てる堀口! しかし近距離でミックスも右を振る。堀口のラウンドに。
3R、詰めてヒザ着きで足を獲りに来るミックスを切る堀口。ミックスの入りをパーリングでかわして右を狙う。ニータップからの右オーバーハンドを打つ堀口。左フックを突く。右前蹴りは堀口! プレスするミックス。そこに左フックをテンプルに当てる堀口。
左ミドルを当てるミックス。詰めてダブルレッグのミックスはバックへ! 両足をかけて4の字ロック。苦しい時間帯が続く堀口。バックキープから足を入れ替え、背後からパウンドするミックス。しかし堀口が正対! 金網際で止まり上に! パウンドを狙うがゴング。ミックスはバッティングで右瞼をカットする。
4R、右の関節蹴りを打つミックス。堀口は右ハイ、さらに右で飛び込み離れる。左前手を触覚のように振る堀口は左の大振り。かわすミックスは左ハイもかわす堀口。
右インローを打ち、右ストレートを打つ堀口。右ボディストレート。ミックスは左前蹴り。右インローでミックスの前足を流す堀口。崩れたミックスは立て直す。右の二段蹴りを当てる堀口! ミックスの左右をかわす堀口。右のかけ蹴りもかわす。
左から右の堀口。さらに右ボディストレート。左ヒザを合わせるミックス。堀口は左目尻をカットするが右ハイを打ってゴング。堀口のラウンド。
5R、グローブタッチ。詰めるミックスはボディロックからダブルレッグテイクダウン!尻で立つ堀口は小手に巻くが、その脇を潜り背中に乗るミックス。立ったまま背負う堀口はヒザにヒジを打つが、ミックスは4の字ロック。背中を金網につけて離れたところで背後に反ってグラウンドに引き込むミックス! しかし堀口は金網際で正対。
そこに脇を開けて堀口の頭を取るミックス! 前転して頭を抜いた堀口の上を取ろうとするミックス。堀口は立ち上がるが、体格差のあるミックスは背後についていく。金網背に座り、正対する堀口は残り1秒で立ち上がり右を振るもゴング。
5Rの判定は3-0(48-47×3)、1ポイント差でバックを奪ったミックスが勝利。
試合後、マット上でミックスは「すごい準備を整えてきた。(ホリ)グッチはタフガイですごいパワーだったけど、ここで疲れるわけにはいかないと思っていた。グッチはチャンピオン。48-47は僕に分が悪いと思ったけど、49-46で勝ったと思うけど、コーチから“お前はアンダードックなんだ。犬なんだから戦って来い”と言われたよ。チーム一丸となった結果だ」と勝利を語った。
堀口を破ったミックスは、GP準決勝で、マゴメドフ・マゴメドフvs.エンリケ・バルゾラの勝者と対戦する。
[nextpage]
▼ライト級 5分3R〇ヤンシー・メデイロス(米国)[判定3-0] ※29-28, 30-27×2×エマニュエル・サンチェス(米国)
ライト級戦。メディロスは元UFCウェルター級ランカー。4連敗でリリース後、Bellatorにライト級で初参戦。ケージサイドに練習仲間のネイト・ディアズが座る。
対するサンチェスは現フェザー級6位。王者パトリシオ・ピットブルにも挑戦もギロチンチョークで敗れ、マッズ・バーネル、ジェレミー・ケネディに判定負けで3連敗中。
1R、メディロスがジャブ&ローから。サンチェスもインロー、右を狙う。ジャブをかわして前足にシングルレッグはサンチェス。手を差し込みスタンドギロチンチョークで切り返すメディロス。崩して上になるが、すぐに立つサンチェス。
体を入れ替えるサンチェスに、突き放すメディロス。ワンツーの右を伸ばすサンチェスだが、メディロスの左ジャブを被弾。サンチェスの右には笑顔を見せる。右から左アッパーも見せるメディロス。サンチェスは左右から跳びヒザで前に、左右を詰めてゴング。
2R、右のトリプルで詰めるサンチェス。さらに右ロー。しかしメディロスも右カーフ。左ジャブを刺す。左ボディから右フックの対角に突くメディロス。左ボディに、サンチェスも右ストレートを返す。サンチェスの右ロー。しかしメディロスも詰めて右ストレートを返すと下がりながらも突く。
しかしサンチェスはこつこつと右ロー。メディロスは前足を変えるがオーソに戻す。なおも右カーフを効かせるサンチェス。左を突いて腰を落とさせると組んで四つに。離れサンチェスのバックフィストをブロックしたメディロスも左右からボディを突く。
3R、ハグしてから最終ラウンド。前に出て右ストレートを入れるサンチェス。メディロスは左アッパーも右が交錯し体勢が崩れる。インローを打つサンチェスは右ハイも。ブロックするメディロスはジャブを突くが、前足にローはサンチェス。ワンツーからシングルレッグへ。
引き出すが、足を抜くメディロス。なおも右で差すサンチェスが押し込む。両脇を差すサンチェスにかんぬきのメディロス。ダブルレッグのサンチェスを崩すメディロスは前に戻して、両足をシャッフルするサンチェスにメディロスが右を振りゴング。
判定は3-0(29-28, 30-27×2)で地元メディロスが勝利。オクタゴンでの連敗を地元のサークルケージで止めた。
[nextpage]
【プレリミナリー】※一部メイン後に実施
▼バンタム級 5分3R〇ジョーダン・ウィンスキー(米国)[判定3-0]×ライアン・デラクルーズ(米国)
[nextpage]
▼女子フライ級 5分3R〇スミコ・イナバ(米国)[1R 1分22秒 KO]×ウィタニー・パイルス(米国)
[nextpage]
▼女子 120ポンド契約 5分3R〇ランディ・フィールド(カナダ)[2R 0分48秒 リアネイキドチョーク]×マラヤ・ミラー(米国)
[nextpage]
▼ウェルター級 5分3R〇ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)[1R 3分49秒 腕十字]×レヴァン・チョクヒリ(ジョージア)
1R、ウェルター級戦。右を振るチョクヒリに、ダブルレッグで金網まで詰めるゴイチ。右で差して踵を掴んで崩してテイクダウン。尻で立つチョクヒリにボディロックすると、チョクヒリは首を抱えるが、ゴイチは引き出しテイクダウン。
クローズドガードのチョクヒリを足を払いパスするゴイチはサイドを奪い、ケージ際で上四方キムラクラッチから腕十字に移行。
上を取り返したチョクヒリだが、ゴイチはケージを蹴って腰を切り、腕十字へ。ヒジが入っているチョクヒリはタップした。
ウェルター級に転向し、Bellator最多サブミッション記録を更新したゴイチは、「保障する。ウェルター級の僕は危険だよ。打撃もそうだけどグラップリングも。相手がチョークで疲れた。作戦通りのタップ。誰にとっても1Rは危険なものさ」と語った。
[nextpage]
▼ライト級 5分3R〇ボビー・キング(米国)[判定2-1] ※30-27, 29-28, 28-29×キオニ・ディッグス(米国)
[nextpage]
▼女子フェザー級 5分3R〇ダイアナ・シウバ(ブラジル)[判定3-0] ※30-27×3×ジェネイ・ハーディング(ニュージーランド)
1R、ともにオーソドックス構え。左のサイドキックを見せるハーディング。シウバも強いワンツーを振る。ハーディングの蹴り足をとらえて詰めるシウバ。
ハーディングは足を抜きスタンドに戻す。右を打つハーディングにシウバは右フックをヒット。さらに右を強振するシウバはゴング間際に腰に組んでゴング。
2R、シングルレッグに入り、際で右を振るシウバ。ワンツーをヒットさせ、ハーディングは前蹴りを入れてサークリング。さらに蹴り足掴みを警戒し左ハイを打つ。シウバの組を切るハーディングもダブルレッグ。両者ともに切る。
3R、互いに距離が近くなる両者。シウバは近づくと小内刈狙い。ハーディングは左ミドルを当てる。右オーバーハンドを振るシウバが前に。右回りにサークリングするハーディング。
シウバの右ストレートをかわして右を放つ。さらに左ミドル。その打ち終わりに右オーバーハンドはシウバも空振り。ワンツーで攻めるシウバ。
判定3-0(30-27×3)で勝利し、ジュリア・バッド戦、アーレン・ブレンコウ戦の敗戦から再起を遂げた。
[nextpage]
▼フェザー級 5分3R〇ジャスティン・ゴンザレス(米国)[判定3-0] ※30-27, 29-28, 28-29×カイ・カマカ3世(米国)
1R、ともにオーソドックス構え。カマカ3世はUFC1勝2敗1分。右ローから入り、近づけばゴンザレスに首相撲ヒザ。突き放すゴンザレスも鋭いジャブを突く。右の蹴りに右のパンチを合わせるゴンザレス。
カマカ3世の右をかわして右ストレートを当てるゴンザレス。スイッチするカマカ3世。オーソドックスに戻し、右ストレートを突く。右を突きシングルレッグに入るゴンザレス。カマカ3世は片足で凌ぐ。
2R、ダブルレッグに入るゴンザレス。切るカマカ3世は左ジャブで圧力をかける。右ミドルを打つゴンザレス。カマカ3世は左ハイもブロックする。互いに手数が少なくなるなか、左インローのカマカ3世は組みに。これを切るゴンザレスが逆にダブルレッグからケージまでドライブ。
スタンドバックから中央に引き込むが、カマカ3世は壁際に走る。そこでバックに乗るゴンザレスだが、前に落とすカマカ3世。なおもゴンザレスはダブルレッグ。カマカ3世は後方に投げて切る。
3R、ダブルレッグからシングルレッグに入るゴンザレス。切るカマカ3世。左インローを蹴るゴンザレス。左ジャブ、右ストレート。そこにカマカ3世はボディストレート。ゴンザレスはシングルレッグに入るが切るカマカ。ゴンザレスは頭を下げて右で詰めて、ゴング。
判定3-0(30-27, 29-28, 28-29)で9位のゴンザレスが勝利。11月のピコ戦の初黒星、判定負けからの再起を飾り、戦績を13勝1敗とした。
[nextpage]
▼ライト級 5分3R〇ランス・ギブソンJr(カナダ)[判定3-0] ※30-26、30-25×2×ネイノア・ダン(米国)
1R、サウスポー構えのギブソンJrは修斗に出場した父、格闘家の母とともにサラブレッド。
オーソドックス構のダンはサンフォードMMAでトレーニングする。左右ラッシュのギブソンJrに、ダンは右ボディストレート、さらに伸びるワンツーの右を刺す。
ギブソンJrの左の入り際にカウンターの左フックを当てたダン! バランスを崩したギブソンJrは組みに行くと、体を入れ替えたダンを右で差して前方に崩してテイクダウン! サイドを奪い、ヒジを打ち、上四方。上でライドし、ハーフの中に入り、パウンド。腕をクルスフィックに押さえてパウンド。
2R、早々にダブルレッグテイクダウンのギブソンJrはマウントを奪うと、腕十字も狙いつつハーフからパウンド。足を戻すダンだが、脇差しパスするギブソンJrはサイドから腰を抱き、マウント。しかし下からシングルレッグで立ち上がるダン。その首をとらえて崩すギブソンJrは再び上に。パウンドでダンは出血する。
3R、ゴングと同時にボディロックテイクダウンはギブソンJr。いきなり背中を着かせるとサイドからクルスフィックで腕を固定しパウンド。外して肩固め狙い。正対するダンは立とうとするが寝かされる。マウントからパウンドするギブソンJrだが、立ち上がるダン。
中腰から下のギブソンJrに鉄槌を落とし、グラウンド&パウンド。しかし、下からスクランブルするギブソンJrが上を取り返し、ヒジ、パウンド。
判定は3-0で30-26、30-25×2とダウンを奪ったダンは1Pも取れず、大差判定でギブソンJrが勝利。6連勝を飾った。