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2022/12/31 13:12

▼第5試合 バンタム級(61.0kg)5分3R
〇元谷友貴(フリー)61.00kg
[2R 2分56秒 TKO] ※右ヒザ→パウンド
×ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)60.00kg



 元谷は11月6日の『RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA』にて、大会ベストバウトと言えるフルラウンドの大激闘を倉本一真と演じたばかり。試合間隔が短い中でしかも強敵との対戦となる。金太郎、ヤマニハ、太田忍、倉本を相手に4連勝中で、MMA42戦32勝のキャリアを誇る実力者。



 ボントリンはアマチュア時代にボクシングとムエタイで州王者となり、2013年4月にMMAでプロデビュー。2017年10月に田中路教に初黒星を喫している。2019年2月からはUFCに参戦し、2勝3敗1無効試合の戦績を残した。最後は2022年1月にブランドン・ロイバルに判定2-1で惜敗している。

 1R、ともにオーソドックス構え。先に右カーフを当てる元谷。詰めるボントリンはサウスポー構えから左ストレートを伸ばす。その距離で組む元谷にコーナーに詰めるボントリンだが、元谷は首狙い。ブレーク。

 対サウスポーとして右の蹴りをブロック上に当てる元谷。左右で詰めるボントリンは右で差してコーナーに押し込む。コーナーに背にする元谷は首相撲からヒザ、縦ヒジも見せる。左差しで押し込むボントリンだが膠着ブレーク。

 右の蹴りはボントリン。左ストレートのボントリンに元谷は左右を当てて首相撲ヒザ。しかしボントリンは右で差して押し込みもブレーク。左右で前に出るボントリンに右を当てて前に出る元谷。ボントリンはボディロックから投げを狙うが元谷が凌ぎゴング。



 2R、サウスポー構えのボントリンに右インローは元谷。さらに右ミドルを当てて足を戻してそのまま右ストレート! ボントリンの左に左回りで三日月蹴りも、そこに組んだボントリンがシングルレッグで押し込むも、コーナー背に元谷がボディロック&小外がけテイクダウン狙い。崩されながらフィジカルで残すボントリンが押し込みブレーク。



 サウスポー構えで左を伸ばすボントリンに、誘う元谷は右ストレート、右ヒザ、さらに右三日月蹴りを効かせて、ボントリンくの字になったところにテイクダウン狙いのボントリンに右ヒザ! ボントリンが糸の切れた人形のように後方にダウン! 元谷が5連勝をマーク。セコンドの春日井寒天たけしと抱きあった。


 バンタム級の門番から再びトップ戦線へ。元谷は「元UFCのランカーですごく強かったですけど、ひとつのチャンスをモノにできてよかったです。来年、バンタム級の上位で誰でもいいのでよろしくお願いします」と語った。

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