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【RIZIN】サトシもAJに判定負け、クレベル連勝が「7」でストップ、パトリシオ、堀口、アーチュレッタ、ラバダノフが判定勝ちでBellatorが5連勝! 女子GP決勝・伊澤がパク・シウとの接戦制しGP優勝、井上が瀧澤に完勝、平本は梅野からダウン奪うドロー

2022/12/31 13:12

▼第12試合 次鋒戦 バンタム級 5分3R
×キム・スーチョル(韓国)現ROAD FCフェザー級王者=60.70kg
[判定1-2]
〇フアン・アーチュレッタ(米国)元Bellator世界バンタム級王者=60.80kg

 キム・スーチョルは、元ONE世界バンタム級王者、元ROAD FCバンタム級王者、現ROAD FCフェザー級王者。2015年大晦日にRIZINに初参戦し、マイケ・リニャーレスに判定勝ち。2017年4月に、強豪キム・ミンウに判定勝ちでROAD FCバンタム級王座獲得。2017年12月に一度、引退を表明するが、2021年9月に復帰。フェザー級でパク・ヘジンと対戦も、約4年5カ月振りの実戦で本調子とならず、1Rにギロチンチョークによる一本負けで王座獲得ならず。2022年5月の再戦で、2Rにハイキックを効かてのパンチ連打で2R KO勝ち。ROAD FCフェザー級王座を獲得した。2022年9月25日には、約6年9カ月振りにRIZINに出場。RIZINバンタム級JAPAN GP王者の扇久保博正をテイクダウン&パウンドで削り判定勝ちを収めている。

 対するアーチュレッタは、元Bellatorバンタム級王者。『King of the Cage』で四階級制覇すると、2018年にBellator参戦。2020年9月のバンタム級王座決定戦で、日本の元谷友貴、後に堀口恭司も下すパトリック・ミックスに判定勝ちで王座を獲得した。2021年9月にセルジオ・ペティスに判定負けで王座陥落し、2022年に開幕したバンタム級トーナメント1回戦でもラフェオン・ストッツに3R KO負けと連敗したが、10月に元UFCのエンリケ・バルソラに判定勝ちし再起を遂げている。


【写真】自身のルーツのひとつであるアステカのジャガー戦士の装束で入場したアーチュレッタ。

 アーチュレッタはレスリングをベースに、その組みの圧力を活かした鋭い打撃も併せ持つ。前進のみならず巧みなスイッチ、ステップでのアウトボクシングも可能で、テイクダウンとの融合で相手をドミネートする。

 1R、ともにオーソドックス構え。右が交錯し、左も。先に組むスーチョルをオーバーフックで投げるアーチュレッタ! がぶりから首を抜くスーチョル。なおも詰めるをアーチュレッタのダブルレッグにギロチンチョークへ!

 クローズドガードに入れているが、いったん抱えてから下に落としたアーチュレッタは首を抜く。トップからパウンド、ヒジのアーチュレッタに、腰に足を当てて蹴り上げて離れるスーチョル。しかしすぐについていくアーチュレッタがコーナーに押し込み、左で差してシングルレッグも、足を抜くスーチョル!

 スタンド。前足を細かく上げるスーチョルに、アーチュレッタはショートの左! スーチョルの打ち返しに巧みに組んでバック狙い。コーナー背にスーチョルは正対すると両脇を差してヒザ。アーチュレッタは右カーフキックを効かせるとスーチョルも右ローを返す。

 2R、左で飛び込みはアーチュレッタ。左右で前に出るスーチョルだが、ダブルステップで飛び込むアーチュレッタ。両足を入れ替えるスーチョルにシングルレッグテイクダウン! スーチョルも切ろうとするが下に。背中を着いてクローズドガードに。下から脳天にヒジを突き、足を抜くが、スタンドで右を振ったスーチョルにカウンターのダブルレッグテイクダウンはアーチュレッタ!



 バックから対角の腕を掴むアーチュレッタ。スーチョルは外して右カーフ! さらに左ボディを当てるが、距離が近くなると前足を掴んだアーチュレッタが回してテイクダウン!

 コーナーに詰まるも立ち上がるスーチョル。その際で尻下にクラッチするアーチュレッタ。スーチョルは足を広げて切ると、アーチュレッタのシングルを切ってゴング。

 3R、ハグした両者。すぐに向かい合う。アーチュレッタのジャブを被弾しながらも左を返すスーチョル。アーチュレッタのバックフィストを潰したスーチョルがノーアームギロチンから上に! ハーフで上になるも膠着ブレーク。



 詰めるスーチョル。足を細かく上げながら右ハイも空振り。回るアーチュレッタの接近にローブローも続行。アーチュレッタの右を被弾しても両手を広げるスーチョルは左ボディ。しかし、すぐにサイドに回るアーチュレッタ。

 スーチョルの詰めに跳びヒザを狙うアーチュレッタがサイドに回りシングルレッグへ。片足を着いて戻したスーチョルだが、なおもシングルレッグへ。そこにニンジャチョークを合わせたスーチョルに、正対して寝ることで逃れたアーチュレッタ!



 この終盤でハーフガードからスクランブルでシングルレッグから立ち上がり押し込むのはアーチュレッタ! ゴング後、コーナーで両者は互いの健闘を讃えた。

 判定は2-1に割れてアーチュレッタが勝利。15分の激闘を制し、先鋒戦に続き、連勝を飾った。

 試合後、アーチュレッタはスーチョルに「なんて男だ」と語ると「サイターマー、大晦日、心から夢だった。ここに来れて光栄だ。この1週間、どう戦おうか考えてここに来た。サイタマ、スーパーアリーナ、サンキュー! 夢がかなったよ。ミルコ・クロコップとヒョードルの試合もここだった。桜庭も。両団体の代表もありがとう」と語った。

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