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【RIZIN】サトシもAJに判定負け、クレベル連勝が「7」でストップ、パトリシオ、堀口、アーチュレッタ、ラバダノフが判定勝ちでBellatorが5連勝! 女子GP決勝・伊澤がパク・シウとの接戦制しGP優勝、井上が瀧澤に完勝、平本は梅野からダウン奪うドロー

2022/12/31 13:12

▼第9試合 バンタム級(61.0kg)5分3R
井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)60.85kg
[2R 3分53秒 ストレートアームバー]
×瀧澤謙太(フリー)60.85kg


 井上は、元UFCファイター。UFCで1勝1敗もUFCフライ級戦線縮小の余波を受け、日本に主戦場を移すとDEEPを経て、2020年2月にRIZIN初参戦。トレント・ガーダムに判定勝ち後、渡部修斗、 元谷友貴を相手にいずれもリアネイキドチョークで1R 一本勝ち。2021年6月のバンタム級日本GP一回戦で石渡伸太郎を右フックでダウンを奪ってのサッカーキックで1R TKOに下すと、同年9月のGP2回戦で金太郎に判定勝ち。大晦日の準決勝で扇久保博正に敗れ、今回が1年ぶりの復帰戦。



 瀧澤は、PANCRASEで活躍後、2020年9月にRIZIN初参戦。金太郎に判定勝ちを収めると、11月大会で扇久保に判定負け。大晦日には佐々木憂流迦にも判定負けでキャリア初の2連敗を喫するが、2021年6月の大阪大会でのバンタム級日本GP一回戦で足関十段・今成正和に空手仕込みの蹴りを多用し判定勝ち。9月の二回戦で元谷友貴に1R、左フックでダウンを奪っての連打でTKO勝ち。大晦日の準決勝で朝倉海に敗れ、今回はそれ以来の試合となる。

 両者の対戦は7月に一度組まれたが、井上の負傷欠場で中止となっていた。

 コールに両者ともに空手の十字を切って中央へ。

 1R、ともにオーソドックス構え。いきなり後ろ廻し蹴りを見せた瀧澤。井上は右カーフキック。瀧澤も左下段。しかし井上は出入りで右カーフを当てる。さらに左インロー。飛び込んでの右を当てる。瀧澤は左前蹴り。しかし井上はステップインからワンツーの右を当てる。ステップワークが光る井上が間合いをコントロール。

 左インローのダブルから出入りの井上。瀧澤の前蹴りをかす。右ミドルは瀧澤。井上は打撃の入りから右足を小外がけでダブルレッグテイクダウン!

 右で差して背中を着かせると、左でパウンド。ハーフガードの瀧澤。右で差して左肩でアゴにプレッシャーをかけてパスを狙う井上。

 うかつにバックを見せられない瀧澤。井上が右で差したまま左肩パンチを打ち込むとさらにヒジ! 瀧澤が出血! 腰を切ろうとする瀧澤だが、井上は脇を差したまま。内側を向く瀧澤の腕をオーバーフックで極めながら、あえてハーフでコントロールして削り、立ち際に右のサッカーキックを2発当てる。

 2R、瀧澤の下段蹴りに右を当てる井上。瀧澤の組みをさばいてテイクダウンを奪うと、サイドから横四方。瀧澤の向き直りにバックへ。正対する瀧澤に腕十字も狙う。ヒジを抜いた瀧澤は下からニンジャチョーク狙いも頭を外した井上はポジションは譲らず。左で差して背中を着かせるとハーフから瀧澤の右手を脇に挟んで右の鉄槌連打! 井上の出血が多くなる。




 サイドを奪うとヒザ蹴りを入れながら、アメリカーナのグリップからストレートアームバーに。自身の腿を掴んで防ごうとした瀧澤だが、最後は井上が足をかけて腕を伸ばしタップを奪った。圧勝。


 試合後、井上は「こんばんは、大晦日まで来ていただいてありがとうございます。ほんとうは今日用意していたんですけど、忘れちゃって。またRIZINで勝ってお披露目したいので、またよろしくお願いします」と、フリップとは別の何かを次回も勝って披露したいとした。

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