キックボクシング
レポート

【RISE】那須川天心が鈴木真彦の6年間の想いも寄せ付けず勝利、ダークホース風音が志朗を破り優勝&同門の那須川天心に宣戦布告、直樹が白鳥大珠を返り討ち、YA-MANがOFGで秒殺KO

2021/09/23 14:09

▼第6試合 RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント 準決勝(2)3分3R延長1R
○風音(TEAM TEPPEN/RISEスーパーフライ5位)
判定2-0 ※30-29、29-29、30-29
×政所 仁(魁塾/WBKF世界スーパーフライ級王者、J-NETWORKフライ級王者)
※風音が決勝戦へ進出。


 風音はプロキャリア前半は関西を中心に活躍し、2019年3月にTEAM TEPPENに移籍。同年9月には元新日本キックボクシング協会フライ級王者の麗也からTKO勝利、11月には元NJKFフライ級王者の松谷桐に判定勝利を収め5連勝をマークしていたが、昨年2月の大崎一貴戦で2度のダウンを奪われ連勝がストップ。2月大会で1年ぶりの試合を迎え、元新日本キックボクシング協会バンタム級&フライ級王者HIROYUKIからダウンを奪って勝利した。1回戦では江幡睦を破る番狂わせを起こしている。戦績は14勝(6KO)5敗。


 政所はKNOCK OUTフライ級王者・石井一成にも勝利したことがあり、止まらない手数とバックハンドブローなど相手の意表を突く技を繰り出す。2018年11月にJ-NETWORKフライ級王座を獲得。2019年5月に田丸の初防衛戦で挑戦して判定で敗れているが、11月には一貴の弟・大崎孔稀からダウンを奪い、殊勲の勝利を収めた。しかし、2020年7月大会で大崎一貴とのスーパーフライ級王座挑戦者決定戦で敗れる。1回戦では田丸辰を退けた。戦績は15勝(4KO)8敗。


 両者は長年の親友で対戦は今回が初めて。


 1R、風音は前に出てくる政所に右ストレートから左フック。スピードのあるパンチを繰り出す。お互いにローを蹴り、パンチにつなげていく。政所が前に出るところに左フックを合わせる風音、政所は右フックから飛びヒザを繰り出す。


 2R、政所が思い切った左右フックを繰り出し、風音は右カーフキックと右ストレート。風音が右ストレートと左フックを連続ヒット、そして右カーフ。政所も右カーフを蹴る。今度は風音が前へ出る。お互いに強い右ストレートを当てるが、政所の左ボディと右カーフが決まる。風音は前へ出て打ち合いに行き、政所もこれに応える。場内からは大きな拍手。


 3Rが始まる前に抱き合った両者。前に出てワンツーを打つ風音に政所も左右フックを返す。しっかり左ボディも打つ。政所が風音のパンチをかわし、右カーフ。政所が右フックをヒットさせれば、風音も右をヒットさせる。至近距離でパンチを打ち合い、かわし合う両者。最後は足を止めての激しい打ち合い。ゴングが鳴ると抱き合う両者に場内から拍手喝采。


 判定は2-0で風音が勝利。前に出るアグレッシブさが決め手となったか、風音が志朗の待つ決勝戦へ駒を進めた。

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