キックボクシング
レポート

【RISE】那須川天心が鈴木真彦の6年間の想いも寄せ付けず勝利、ダークホース風音が志朗を破り優勝&同門の那須川天心に宣戦布告、直樹が白鳥大珠を返り討ち、YA-MANがOFGで秒殺KO

2021/09/23 14:09

▼第5試合 RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント 準決勝(1) 3分3R延長1R
×滉大(及川道場/HOOST CUP 初代日本スーパーフライ級王者) 
判定3-0 ※30-29、30-28×2
○志朗(BeWELLキックボクシングジム/ISKAムエタイ世界バンタム級王者)
※志朗が決勝戦へ進出。


 滉大は関西で活躍するファイターで2017年4月に現在K-1で活躍する玖村将史、7月に現在RISEで活躍する政所仁、12月にKNOCK OUTで活躍したタネヨシホを連続撃破してDEEP☆KICK 53kg王者となった。さらに、2019年5月のホーストカップでは大崎孔稀から延長戦で勝利を収め、HOOST CUP日本スーパーフライ王座に就いた。戦績は15戦無敗を誇っていたが、2019年10月のHOOST CUPで大崎一貴に判定2-0で敗れて初黒星。再起戦となった昨年10月の大阪大会ではMA日本バンタム級王者・KING剛をフルマークの判定で下して初防衛に成功。1回戦で志朗に延長戦の末に敗れたが、大崎の計量オーバーによる失格のためリザーブマッチからの繰り上がり出場で志朗との再戦を迎えることに。戦績は15勝(4KO)2敗2分。


 志朗はジュニアキックを経て2009年8月にタイでプロデビュー、翌年1月に国内でプロデビューを果たした。新日本キックボクシング協会で活躍し、2016年1月にはISKAムエタイ世界バンタム級王座を獲得して2度の防衛に成功。2018年11月からは「打倒・那須川天心」を掲げてRISEに参戦。2019年9月の「RISE WORLD SERIES」-58kg級決勝戦でついに実現したが、判定3-0(30-28×3)で敗れた。打倒・那須川天心を近い、2020年11月の「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント」で植山征紀と鈴木真彦を破って優勝。今年2月に再び那須川に挑んだが、判定で敗れた。1回戦では滉大に手を焼きながらも延長戦でダウンを奪って勝利。戦績は23勝(10KO)3敗4分(タイの試合は除く)。


 1R、志朗は右ローを序盤から狙い撃ち、滉大が下がるとワンツーを顔面とボディに打ち分ける。滉大も右ローを蹴っていく。滉大の右ストレートをかわして志朗はバックハンドブロー。志朗は滉大の攻め終わりに右ストレートを何度もヒットさせる。バッティングがあったか、滉大が右目上から出血してドクターチェック。


 2R、滉大は蹴りを出しつつ左右フックで前へ出る。志朗はステップでかわしながらジャブを打ち、スピードのあるワンツー。志朗は滉大の動きをよく見てかわし、リターンの攻撃を当てていく。


 3R、志朗はジャブに左右ロー、滉大は頭を振りながら志朗のパンチをかわし、左右フックを打ち込もうとするが志朗もかわす。このラウンドはローがよく入る志朗。そしてジャブも的確に当てていく。滉大は2度目のドクターチェック。再開後、滉大が距離を詰めてパンチの連打、志朗も負けじと打ち返してミドルも蹴る。ジャブ、右を当てるのは志朗。さらにワンツー、右ロー。前に出るのは滉大だが、志朗が先手を取る。


 判定は3-0で志朗。前回よりもパワフルかつスピードのある的確な攻撃で滉大を返り討ちにした。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント