キックボクシング
レポート

【RISE】那須川天心が鈴木真彦の6年間の想いも寄せ付けず勝利、ダークホース風音が志朗を破り優勝&同門の那須川天心に宣戦布告、直樹が白鳥大珠を返り討ち、YA-MANがOFGで秒殺KO

2021/09/23 14:09

▼オープニングファイト1 Amateur RISE Nova特別ルール -55kg契約 2分2R
○那須川龍心(TEAM TEPPEN/2021年RISE NovaジュニアAクラストーナメント-50kg級優勝)
判定3-0 ※20-19×3
×山﨑天輔(真門team sol/TOP☆RUN 45kg、50kg王者)


 那須川天心の弟で現在中学3年生の龍心がオープニングファイト出場が決定。今回はAmateur RISE Nova特別ルールで関西のアマチュア大会TOP☆RUNの2階級王者である山崎と対戦する。

 ルールは2分2R、12オンスグローブでヒザとスネあてを着用しヘッドギアは無しとなる。組みに関してはプロと同じワンキャッチワンアタック(顔面への膝蹴りは禁止)。

 龍心は日本テレビ系列『有吉ゼミ』番組内で試合が全国放送され、すでに知名度もある。来春には高校生になるということで、いよいよプロ入りへの布石となるのだろうか。メインイベントには兄の那須川天心も出場し、RISEバンタム級王者・鈴木と対戦することが決まっている。


 1R、右ストレートで前に出る山崎に右フックと左オーバーハンドで迎え撃つ那須川。上背で優る山崎が左フック、さらにリーチ差を活かしたストレートで前に出る。下がる那須川だが左フックをカウンターで入れる。


 2R、那須川はフェイントからのワンツー、そして左右フックの乱れ打ち。前に出る山崎に下がって距離を取りながらワンツーの連打を繰り出す。那須川は右ハイキックも。両者手数を繰り出し、前に出る山崎を左右フックで迎え撃つ那須川。最後はガムシャラに那須川が左右を振って試合終了。

 見事判定3-0で勝利した那須川が、メインイベントに出場する兄・天心にバトンをつなげた。


 那須川は試合を振り返り、「狙っていたハイキックが入ってそこだけはよかったですけど他は直すところがたくさんあって。まだまだという感じです。案外緊張しなくてアマ大会の方が緊張します。大きな舞台の方が楽しく出来ました。相手はデカかったですね、とにかく。モニターで見たらこんなデカいのと思って」と試合を振り返り、勝因は「ヒット数じゃないですか。僕の方がパンチが入っていて、そのヒット数とハイキックの印象で勝ったかな」とした。


 そして「プロを目指してやっているので、そこで負けない選手になりたいです。天心が高校生デビューしたので僕も高校生デビューしたいです。来春にもデビューしたい、そこを目指しています」と来春高校生になったらプロデビューしたいと希望。天心とは「(ボクシングから)戻って来た時にやりたいです
天心がキックボクシング界で一番強いので、そこを超えないと意味がないので超えます」と勇ましい。

 試合後、天心からは「『いい経験になったんじゃない、まだまだだな』と言われました」と苦笑。「全部強くなりたい。もっと蹴りを出したかったけれどパンチに頼っちゃいますね。注目される選手になりたい。那須川という名前だけじゃ嫌なので実力をもっとつけて“天心じゃないぞ”ってのを見せたい」と、天心を越えていきたいと語った。

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