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【RIZIN】堀口恭司がKOで王座奪還! 那須川勝利で武尊に「一緒に盛り上げよう」、朝倉未来が弥益をKO、五味は皇治と激闘、女王は浜崎に、クレベル鮮烈失神チョーク葬勝利、井上が元谷に一本勝ち、萩原が平本をTKO、所が太田に一本勝ち、シバター「勝利」に変更

2020/12/31 13:12

▼第7試合 バンタム級(61kg)5分3R ※ヒジ無し
〇所 英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
[2R 2分42秒 腕十字]

×太田 忍(フリー)


 バンタム級(61kg・5分3R)ヒジ無しルールで、所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)と太田忍(フリー)が対戦。

 27歳でMMAデビュー戦の太田は、素早い身のこなしから“忍者レスラー”と呼ばれ、2016年リオ五輪ではグレコローマンスタイル59kg級で2000年シドニー五輪の永田克彦以来の銀メダルを獲得。2019年の世界選手権では63kg級で優勝したが、67kg級で出場した全日本選手権で人生初の初戦負けを喫し、東京五輪の代表を逃していた。


 43歳の所は、MMA58戦31勝26敗1分。2011年のDREAMバンタム級日本トーナメント優勝後、VTJやBellatorに参戦。今回は2017年7月の堀口恭司戦以来、3年半ぶりのMMAとなる。その間、グラップリングで「QUINTET」や米国で「コンバット柔術」に出場してきた。RIZINでは才賀紀左衛門、山本アーセンに一本勝ち。クロン・グレイシー、堀口に敗れ2勝2敗。

 先に入場の太田はレスリング時代同様に四股を踏んでからリングイン。セコンドには田村一聖。対する所は、勝村周一朗、金原正徳に両脇を固められ、肩を抱かれて入場し涙を流す。


 1R、ともにオーソドックス構え。コーナーに詰まりながら右ストレートで太田に尻餅をつかす所! 左を振りながらボディロックした太田。所は引き込み。付き合わない太田は体を離し、ストンピング。その際で組み付き、下から蹴り上げは所!

 先に右ローは所。右を振って組み付く太田を突き放す所。さらに右のカーフキック! 右のバックフィストの太田を掴み腕十字は所。リフトし、スラムで外す太田に下から三角絞め狙いの所。さらに足を手繰り、腕十字に移行し、裏十字に行くが、再びスラムして外す太田と所。


 太田の右の入りに左を当てる所! 跳びヒザで飛び込むが、かわす太田はボディロックテイクダウンも所は下から腕十字。太田は潰して固めてゴング。

 2R、所のヒザ蹴りを掴んでニータップテイクダウンは太田。そこに腕十字を狙う所。「入るな」のセコンドの声に体を離す太田は下の所に蹴り。


 ブレークでスタンド再開。右ローを蹴る所。太田は右ストレート。右の交錯もヒザを掴みパワフルに押し倒す太田に、所は手首を掴むと腕を伸ばしながら、うつ伏せになる太田の足を手繰ってひっくり返すと腕十字! またいで外そうとする太田に所はなおもうつ伏せになって極めると太田がタップ。


 3年5カ月ぶりのMMAで見事一本勝ちした所は、リング上で、「RIZINファンの皆さん、格闘技ファンの皆さん、お久ぶりです。太田選手、今日は自分の実力を出せなかったと思いますが、来月、再来月には違う内容になると思います。引き続き格闘技を頑張ってやっていきましょう。何も出来ない僕ですけど、周囲の人に応援してもらい、ほんとうに格闘技っていいなと思った日々でした。ありがとうございました」と挨拶した。

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