MMA
レポート

【RIZIN】堀口恭司がKOで王座奪還! 那須川勝利で武尊に「一緒に盛り上げよう」、朝倉未来が弥益をKO、五味は皇治と激闘、女王は浜崎に、クレベル鮮烈失神チョーク葬勝利、井上が元谷に一本勝ち、萩原が平本をTKO、所が太田に一本勝ち、シバター「勝利」に変更

2020/12/31 13:12

▼第4試合 女子スーパーアトム級(49kg)5分3R ※ヒジ有り
〇浅倉カンナ(パラエストラ松戸)
[判定3-0]

×あい(フリー)


 浅倉カンナ(パラエストラ松戸)とあい(フリー)が49.0kg契約5分3R、ヒジ打ちありルールで対戦。

 浅倉は2019年6月の「RIZIN.16」で山本美憂に判定負けも、以降、現Invicta FCアトム級王者のアリーシャ・ザペテラ、ジェイミー・ヒンショー、古瀬美月を相手に3連勝をマーク。

 あいは、2018年12月の「RIZIN 平成最後のやれんのか!」で仮面女子の川村虹花を相手にプロデビュー戦で1R TKO勝利を飾ると、2019年12月のBellator JAPANのアンディ・ウィン戦まで5連勝。試合後、かねてから痛めていた負傷箇所であるヒザを手術し、リハビリを経て今回、復帰戦に臨む。


 1R、ともにサウスポー構え。圧力をかけるのは浅倉。最初の組みははがすあい。浅倉は左ロー! さらに上半身に組みきたあいをいなし、左右もかわす。

 左ローは浅倉。左アッパー、右とコンビネーションを見せる。かわすあいも浅倉の入りに右を当てると、浅倉のジャブ、ストレート打撃を嫌ったあいが組んで、コーナーまで押し込む。

 右を差すあい。ボディロックして左のヒザを突く。ブレーク。左ストレートは浅倉! あいはシングルレッグからボディロックへ。しかし浅倉は右腕を差している。四つ組みから崩れない浅倉。あいも休まず右ヒザを突く。


 2R、左の跳びヒザを見せるあい。さらに右ボディストレートも打つが腰が入らない。圧力をかける浅倉は右ジャブで牽制。浅倉のローに右を当てる。詰める浅倉は初めて自ら腰に組むと右で差していくが、切るあい。

 浅倉の打ち終わりに今度はあいがダブルレッグへ。そこからがぶりを決めるとノーアームギロチン、さらにヒザ! 腰を上げた浅倉はシングルレッグテイクダウン! すぐに立ち上がるあいのアンクルピックを狙う浅倉。しかしコーナーを背にして体を入れ替えるあいがロープに押し込み左ヒザ。頭を浅倉のアゴ下につけて押し込む。あいの細かいヒザに、空いた右手でコツコツ打つ浅倉。

 右で差したあいの崩しに小手で巻いてしのぐ浅倉。ブレークから右ジャブを突く浅倉が前に。


 3R、サウスポーから左ロー、ストレートは浅倉。さらに左の飛び込み。あいは右で差して押し込み崩してテイクダウン! サイドを奪うあいは上四方へ。しかし浅倉もヒザを立てて亀になり、頭を横に出して押し込み立ち上がり、突き放す。

 あいの右の打ち終わりに左を突く浅倉! さらに左ストレート。右ジャブも当てるが、ここで退かないのがあい、左右で押し返す。圧力をかける浅倉は左を差して組む、小手に巻いて投げを狙うあい。それを耐える浅倉は足首をつかむ。立ち上がる両者。前に出る浅倉はフェイントをかけながらあいは組みに。ここは切る浅倉。左を当てるあいだが、右を打ち返すあいは左ストレートも!

 浅倉は詰めてダブルレッグテイクダウン! いったんは尻をつけたあいだが立ち上がりスイッチ狙い。それを潰してパウンドは浅倉! あいがシングルレッグで尻餅まで着かせたところでゴング。


 判定は3者、浅倉。あいもうなずきながらも涙。浅倉がMMAでの経験と成長を見せて勝利した。


 RIZIN4連勝を決めた浅倉は「応援、ありがとうございました。年末のリングにまたこうして立てたことは当たり前じゃないんだなと実感しちます。一本かKOで圧勝したかったけど、あい選手、凄く強くてなかなか上手く行きませんでした。今日、タイトルマッチがあると思いますが、来年はそこに挑戦できるように頑張ります」と挨拶した。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント