▼第9試合 67kg契約 5分3R ※ヒジ有り
×カイル・アグォン(グアム/SPIKE22)
[1R 4分22秒 ダースチョーク]
〇クレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)
67kg契約(5分3R・ヒジ有り)でカイル・アグォン(グアム/SPIKE22)とクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)が対戦。
アグォンは、MMA13勝9敗。グアムPXCの元バンタム級王者。山本美憂の夫でコーチとしても知られている。2019年10月のPANCRASEで、かつて判定勝ちしているISAOとの再戦に臨みスプリット判定負け。2020年2月の浜松大会でヴガール・ケラモフと対戦し、接戦の末、判定負けで現在2連敗中だが、その実力は誰もが認めるところだ。
対するボンサイ柔術のクレベルは、MMA25勝5敗1分。元KSWフェザー級王者で、2019年9月の「ONE JAPAN SERIES」で3年5カ月ぶりに日本で凱旋試合を行い、西浦“ウィッキー”聡生に一本勝ち。フェザー級戦時代の矢地祐介にも一本勝ちしている強豪だ。今回は1年3カ月ぶりの試合となる。ボンサイ柔術から豊橋のBELLWOOD FIGHT TEAMにも打撃の出稽古を重ねており、豊橋ではかつて朝倉未来とも練習。対戦を熱望している。
アーセンがセコンドのアグォン、クレベルにはサトシ、マルキーニョスがつく。
1R、サウスポー構えのアグォンは長い右ジャブ&ローから。オーソドックス構えのクレベルは右ロー。アグォンの次のローはかわす。左ローを2度突くクレベル。左インローを当てるアグォン。クレベルは右前蹴りから組むが崩すアグォン。しかしグラウンドに深追いせず。
左インローでクレベルの足を流すアグォン。クレベルは頭を下げて右から左! パンチを当てて左で差して崩すクレベルはバックテイク狙いも右で小手に巻き防ぐアグォン。右足をかけて引き込むクレベルだが、腕をつかみ正対するアグォンが立ち上がる!
スタンド再開。詰めるクレベルは、右のオーバーハンドフック! 前方に崩れながらも右足を手繰りに行ったアグォンにダースチョークはクレベル。横に回すのではなく引き込んで首を捉えながら「絶対、極める!」と叫ぶクレベルは勝利を確信か。最後はマウントになって極めるとアグォンが失神!
クレベルの勝利にサトシもマルキーニョスも涙。フェザー級タイトル戦線に名乗りをあげたクレベルに、マイクは渡されず。クレベルはブルテリア柔術衣をまとい、花道を“兄弟”たちと後にした。