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2020/12/31 13:12

▼オープニングマッチ RIZINチャレンジマッチ 51.0kg 5分3R ※ヒジ無し
さくら(フリー)※体重超過
[1R 1分37秒 腕十字] ※公式記録はノーコンテスト
─竹林エル(総斗會三村道場所属)

※1.7kg体重超過のさくらはファイトマネー50%没収。さくらの勝利は記録されず、竹林エルが勝った場合、その結果を公式記録とする。竹林エルが負けるか、引き分けた場合、記録はノーコンテスト。体重超過が0.5kg以上につき減点1(レッドカード)からスタート。


 柔術をベースとする17歳のさくら(フリー)と、空手をベースとする17歳の竹林エル(総斗會三村道場所属)が、「RIZINチャレンジマッチ」として、3分3Rのヒジ無しルールで対戦。


 浅倉カンナに憧れるさくらは、16歳でMMAデビューし、MMAは4戦3勝1敗。父の影響で5歳から柔道を習い、柔術でASJJF東京インターナショナルチャンピオンシップを始め多数の大会で優勝し、道衣ありで青野ひかるから一本勝ちを収めるなど寝技を得意としている。今後の日本の女子格闘技を背負う逸材として注目を集めた。

 DEEP JEWELSアマチュアグラップリングで4戦4勝を飾り、2019年12月のDEEP 93では國保小枝を腕十字で極め、16歳で鮮烈なMMAデビューを果たした。2020年2月には浜崎朱加が所属するAACCの永尾音波に判定勝利。


 連勝の勢いのまま2020年7月のDEEP JEWELS 29で現DEEP女子ミクロ級王者の大島沙緒里と対戦。ポジションが入れ替わる目まぐるしい展開のなかで大島がさくらにキムラロックを極め、レフェリーストップとなっている。

 プロ初黒星を喫したさくらだが、10月のDEEP JEWELS 30ではベテランのKAI相手に打撃で優位に立ち、最後はリアネイキドチョークで一本勝ち。再起を果たした。しかし、11月の大阪大会ではグラップリングルールで“超新星”伊澤星花に敗れているため、MMAルールでどこまで進化を見せられるか。

 対する竹林は、福井県坂井市の女子高生ファイター。6歳から兄とともに空手を学び、空手では拳幸塾に所属。禅道会の全日本ジュニアRF武道空手道選手権大会・中学生女子の部で優勝するなど、17歳ながらキャリアは10年に及ぶ。


 総合格闘技では、club DEEP等で活躍した水野宏幸代表率いる総合格闘技ジム総斗會三村道場でMMAに取り組み、空手で鍛えた打撃を武器に、アマチュアで3戦3勝。2020年10月のDEEP JEWELSアマチュア大会では、右ハイキックで堀井かりんに鮮烈TKO勝ち。12月に開催されたDEEP JWELES本戦では、オープニングファイトでSAKIを相手に見事腕十字で一本勝ちしている。


 前日計量でさくらが、1.7kgの体重超過のため、さくらの勝利は記録されず、竹林エルが勝った場合、その結果を公式記録とすることに。竹林エルが負けるか、引き分けた場合、記録はノーコンテスト。体重超過が0.5kg以上につき減点1(レッドカード)からスタート。

 1R、サウスポーに構えるさくらに、パンチの連打で接近した竹林は首相撲からのヒザ蹴り。すかさず組み付いてバックを奪ったさくらはそのまま寝技に引き込みバックマウントから四の字ロック。そして身体を起き上がらせるとスパイダーウェブから腕十字の体勢に。足で防いでいた竹林だが、さくらは顔面にパウンドを入れると一気に腕を伸ばし、最後は腕を横にずらしてタップを奪った。

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