MMA
インタビュー

【RIZIN】所英男、4年ぶりの総合格闘技「今回の試合をスタートにします。意地だけは3R終わるまで貫き通したい」

2020/12/30 17:12
 2020年12月31日(木)さいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.26』に出場する全選手の個別インタビューが、29日(火)に行われた。  第7試合のバンタム級(61kg)5分3R(ヒジ無し)で、2016年リオ五輪レスリング男子グレコローマン59kg級銀メダリスト・太田忍(フリー)と対戦する所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)がインタビューに答えた。 <質疑応答> ――大晦日の試合は2016年以来(vs山本アーセン)ですが、どんな心境ですか? 「大晦日と言うか、総合格闘技が久しぶりなのでことあるごとに“久しぶりだなぁ…”といろいろしみじみと感じています。試合が無い時はゆっくりと年末していたので、忘年会とか久しぶりにしていたので。今年は試合だなってしみじみ感じています」 ――総合格闘技の試合から離れていて、実戦の勘に不安はありませんか? 「もう20年やっているので、実戦の勘自体はそこまで心配はしていません」 ――レスリング対策はしてきましたか? 「レスリングを僕が今からやって何とかなる相手じゃないので、いつも通りやってきただけです。“自分”を作っていました」 ――今回、前田日明さんからも激励を受けていましたね。 「総合格闘技に対して、自分は今回が最後というつもりで挑むつもりでしたが、前田さんから言われて凄い“よし”と思ったのは、『今回をスタートにしろ』ということで。僕も最後のつもりで挑むのは変わらないけれど、今回の試合をスタートにします」 ――それは所英男の第何章ですか? 「第何章ですかね(笑)。分からないです、すいません」 ――相手が相手なので注目度の高い試合ですが、そこで所選手は何を見せたいですか? 「まず、こういう注目がある試合を組んでもらえて本当にありがたいのと、太田選手に感謝です。期待されていることをそのままやりたいと思います」 ――五輪メダリストとはいえ、デビュー戦の相手に負けるわけにはいかないという気持ちはありますか? 「めちゃくちゃありますね。物凄い方だとは分かっていますが、 総合格闘技はデビュー戦なので負けたくないですね。今まで培ったものがあるので負けなくない。その意地だけは3R終わるまで貫き通したいと思います」 ――秒殺するとか、圧倒するとか、圧勝するという気持ちは? 「今まで秒殺も圧勝もしてきたことないので(苦笑)。今まで踊りの所英男を貫く、僕の試合をするってことが大事だと思います」 ――今回の試合のテーマは? 「大きく見ると太田選手のデビュー戦の相手になっちゃいますけれど、僕の中では僕の復帰戦なので。ここからのスタートですよね。意地を見せたいです」 ――2021年につないでいきたいというのはありますか? 「総合格闘技をまだまだやりたい気持ちは、練習していて本当に思いましたね。なのでスタートにしたいです」 ――この試合の勝負の分かれ目はどうなると思いますか? 「変な話、試合はどっちが負けたくない気持ちが強いか、勝ちたい気持ちが強いかじゃないですかね。今回は特に」 ――桜庭(和志)さんと一緒に練習をされていたと思いますが、戦術以外のアドバイスはありましたか? 「言える範囲だとレスラーの凄さをいろいろ教えていただきました。レスラーはこういうことができるっていう」 ――仮想太田選手を桜庭さんがやってくれたりもありましたか? 「サイズも違いますし、桜庭さんはフリースタイルなので。これは危ないとか、こうなると大変だとか、本当にいろいろアドバイスをいただきました」 ――太田選手は勝ちにこだわった試合をすると思うんですが、所選手の場合は勝ち方にこだわりますか? 「勝てれば何でもいいかなと思っていますけれど、僕はそういう試合が得意じゃないので、大晦日らしい試合にしたいです」 ――そこが勝負を分ける可能性も出てくるのかなと思いますが、プロとしての試合を貫いてそれを太田選手に見えるというような感覚? 「うーん…何もできない時は何もできないので(笑)。でも、僕が動けばいいと思っています」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント