▼第1試合 120kg契約 5分3R ※ヒジ無し
×ミノワマン(フリー)
[1R 3分19秒 TKO] ※パウンド
〇スダリオ剛(フリー)
第1試合、120kg契約5分3R(ヒジ無し)で、スダリオ剛(フリー)とミノワマン(フリー)が対戦。
23歳のスダリオは、大相撲の元十両・貴ノ富士(本名・上山剛)。父が日本人、母がフィリピン人の双子として生まれ、幼少の頃はサッカー、空手、バスケットボール、ボクシングと様々なスポーツを経験。なかでもバスケットボールは、現在NBAのウィザーズで活躍する八村塁のライバルとして鎬を削り、抜群の運動神経を見せていた。
2013年に弟とともに貴乃花部屋に入門。同年3月場所で初土俵。15年3月には幕下に昇進、18年の3月場所で新十両昇進。史上初の双子関取となったことで将来を嘱望されていたが、二度に渡る暴行事件を引き起こし、19年に引退。通算成績は165勝112敗28休。
力士時代から約50kgの減量を敢行し、エンセン井上に師事。9月のRIZINデビュー戦では、プロレスラーであるディラン・ジェイムスに1R TKO勝ちを収めている。
44歳のミノワマンは、キン肉マンに影響されプロレスラーを志し、1997年7月にパンクラスでプロデビュー。以降、MMA62勝43敗8分の戦績を積み上げる。前戦は2019年6月に約2年ぶりにMMA復帰もPANCRASEで判定負け。現在はNatural9で桜庭和志とも練習を積み、「勝利のSRF8回(スタンディング・リアル・フィスト8回)をやりたい」という。
1R、両者の体重は32kg差。ともにオーソドックス構え。ジャブから突くスダリオ。右のカーフキック。レスリングシューズを履くミノワマンだが、さらに右のカーフキックを効かされる。
低いシングルレッグに入るミノワマンだが切って離れるスダリオ。ミノワマンは右オーバーハンドもかわすスダリオは右カーフキック。ミノワマンの入りに右アッパーも効かす。
圧力をかけるスダリオは右カーフキック! 倒れたミノワマンの足に蹴りを打ち、さらにスダリオは中腰のまま、顔面に右の鉄槌一発。レフェリーが間に入った。
MMA2勝目をあげたスダリオは、リング上で「2020年、最後の日の貴重な時間を使っていただきありがとうござます。来年は日本のヘビー級の人たちを一人ずつ潰していくので応援、よろしくお願いします。そして小錦さん、誕生日おめでとうございます」と、ヘビー級ファイター刈りを宣言。続けてエンセン井上との間をつないだ小錦を祝福した。