▼第2試合 63kg契約 5分3R ※ヒジ有り
×中原太陽(佐山道場)
[1R 2分12秒 TKO] ※サッカーキック
〇倉本一真(修斗GYM東京)
63kg契約・ヒジありルールで、倉本一真(修斗GYM東京)と中原太陽(佐山道場)が対戦。
元グレコローマンレスリング日本代表の倉本は、修斗世界バンタム級ランキング5位。MMA7勝1敗。山梨学院大卒業後、自衛隊に所属し、2012年~2014年まで天皇杯全日本選手権グレコローマン60kg級3連覇を果たし、2013年と2014年の世界選手権日本代表に選ばれている。
2017年12月にプロデビューしたMMAでは、驚異のジャーマンスープレックス連発を武器に、プロ修斗で2019年のMVPとベストバウトをダブル受賞している。とくに2019年10月の根津優太戦では合計8度のジャーマンを繰り出し、相手セコンドのタオル投入によるTKO勝ちが大きな話題となった。
2020年5月31日のプロ修斗で、修斗環太平洋バンタム級王者の岡田遼と、世界バンタム級暫定王座を争ったが、2R KO負け。初黒星を喫している。8月には、2016年リオデジャネイロ五輪女子レスリング48キロ級金メダリストの登坂絵莉との結婚を発表。RIZIN初参戦にして再起戦に臨む。
対する中原もレスリングがバックボーン。“若きスピードスター”としてDEMOLITIONやZST、HERO'S、CAGE FORCE、戦極等で活躍後、中国Legend FC、Rebel FC、韓国ROAD FCなど海外を主戦場に。2017年2月のROAD FCでは、朝倉海に勝利しているムン・ジェフンにも判定勝ちを収めている。2018年11月のフィンランドでのアレクシ・トイバネン戦がキャンセルされて以降、試合から遠ざかっており、今回が3年10カ月ぶりの復帰戦となる。
現在は初代タイガーマスク・佐山聡に師事しており、佐山道場の契約選手となっている。
1R、サウスポー構えの中原、オーソドックス構えの倉本は右を振って組みにいくが、切る中原。
コーナーで詰めた倉本。左を差すが、右足で制する中原。中原の右ジャブの打ち終わりに右をヒットさせ、サッカーキックでダウン奪う倉本は亀になる中原にパウンド! 足を手繰りに来た中原を切り、サッカーキック3連発! レフェリーが間に入った。
サッカーキックによるTKOでRIZINルールへの適応も見せた倉本は、「修斗から来ました倉本です。こんな大きな舞台で試合できて光栄です。国内バンタム級、もっと盛り上げて、もっと面白い試合をするので応援、よろしくお願いします」と、バンタム級戦線での存在感をアピールした。