「Yogibo presents RIZIN.26」
2020年12月31日(木)さいたまスーパーアリーナ
▼第15試合 RIZINバンタム級(61kg)タイトルマッチ 5分3R ※ヒジ有り
×朝倉 海(トライフォース赤坂)
[1R 2分48秒 TKO] ※右フック→パウンド
〇堀口恭司(アメリカン・トップチーム)
※堀口が第4代王者に
大晦日のメインイベントとして、現RIZINバンタム級王者の朝倉海(トライフォース赤坂)と、初代同級王者の堀口恭司(アメリカン・トップチーム)による、2019年8月18日以来の再戦が「バンタム級タイトルマッチ」として行われる。前戦では、朝倉海が1R1分08秒、KOで堀口に勝利。
元UFCトップファイターの堀口は海戦後、右膝前十字靭帯断裂と半月板損傷により手術を行い、RIZINバンタム級王座とBellator世界バンタム級王座を返上。今回が1年4カ月ぶりの再起戦となる。
初代THE OUTSIDER 55-60kg級王者で現RIZINバンタム級王者の朝倉海は、堀口戦後、2019年大晦日にマネル・ケイプには敗れたものの、佐々木憂流迦、扇久保博正、昇侍をいずれも1R TKOに下しており、2020年3試合目の勝利を手土産に2021年、海外挑戦を目指す。
堀口恭司のセコンドにはATTの名将マイク・ブラウンと亡き二瓶弘宇館長の次男・竜宇氏。朝倉海のセコンドには未来と堀鉄平氏。
国歌斉唱後、タイトルマッチ宣言。青コーナーは挑戦者・堀口恭司。赤コーナーは王者・朝倉海。
1R、拳を合わせて、肩を叩いた堀口。ともにオーソドックス構え。中央を取り左右スイッチしてうかがう堀口。朝倉は左ジャブのフェイント。堀口の右ロー=カーフキックにバランスを崩す。慎重な出足。さらに右ローは堀口。朝倉も左ハイで牽制。
右のカーフキックを当てる堀口。朝倉の足の色が変わる。朝倉も右ローを返す。堀口の右ローを空振りさせて詰める朝倉に右を当てる堀口!
朝倉の左ハイをブロックする堀口。さらに右のカーフキックのダブル!! 効かされた朝倉。片ヒザを着くが、戻して跳びヒザを狙うが、そこに堀口は右フック! さらに右のダブル! ダウンした朝倉に堀口はパウンド3発! レフェリーが間に入った。
見事なKOで、王座を奪還した堀口は、「やっと取り戻せました。長い間自分のケガとか、負けたりして待っていてもらってありがとうございます。コロナで大変な時期ですけど、みんな、やることやってれば結果を残せる。いいことあると思うので頑張ってください。(ベルトを)やっと取り戻したなと。長い怪我を──自分は気にしてないですけど、周りが気にしていたんで──自分は周りの言葉を聞かず、自分を信じて、チームを信じてやっていたんで結果を残せて良かったです。(朝倉海の)動きや特徴を研究してきました。(選手生命は終わらないですね)そうっスよ。終わんないっスよ。こっから、こっから!」と、完全復活を語った。