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【RIZIN】朝倉海、堀口恭司との再戦を制したら海外挑戦へ「目標はUFC王者なのでそれに近付けるような条件をもらえれば」

2020/12/18 11:12
 2020年12月31日(木)さいたまスーパーアリーナにて開催される『Yogibo presents RIZIN.26』にて、RIZINバンタム級(61kg)タイトルマッチ5分3Rで堀口恭司(アメリカン・トップチーム)の挑戦を受ける王者・朝倉海(トライフォース赤坂)が18日(金)都内所属ジムで公開練習を行った。※取材はzoomを通じて  海は兄・未来とのマススパーを1分のみ披露。スピードを重視した目慣らし程度のものだったが、「今回はずっと兄貴と毎日練習していました。今までは出稽古中心の練習が多かったんですが、トライフォース赤坂にいろいろな選手が練習に来るようになったので出稽古に行く必要がなく、いい練習ができています。兄貴の分析と、スパーリングを増やすことでもっと強くなれると思っています」と、以前は兄弟別々でほとんどスパーもしていないと言っていたが、今回は違うようだ。  未来の様子を聞くと「コンディションもよくて前回の試合でダメだった部分を修正できていて、また強くなった印象です」と評し、未来との練習で自分の何が伸びたかとの質問には「そこは話したくないですが、強くなっていると言っていました。自信もって試合ができますね」と話す。  出稽古に行く回数が減った分、「練習量も増えましたね。月曜日から金曜日まで朝ここで練習して、昼はボクシングジムへ行ったり、フィジカルトレーニングに行っています。夜はサーキットトレーニング。かなりパワーアップしています」と、これまで以上に充実したトレーニングの日々を送っている。 「追い込み練習を終えて調子も良くて、しっかり仕上がったので試合が楽しみ」だと言い、「前回は完全に向こうの有利な状況で、僕が絶対に負けると言われていた状況で見返してやろうと挑んだ試合でした。でも今回は自分が王者で、予想は五分五分。そこで王者としての実力を見せてしっかり倒したい」と、初対決から約1年4カ月で大きく変わった周囲の評価や状況の中、返り討ちにすると宣言。  初対決後、「他にも作戦はあった」と言っていたが作戦や戦略は「前回よりも増えました。最近も堀口選手を分析していて気づいたことがありますし、凄く増えていますね。自信あります」ときっぱり。  堀口のトレーナーであるマイク・ブラウンが「堀口は世界一の状態」と発言していることについては「僕もそのつもりでいますし、100%の状態でいるからこそ試合を受けていると思う。僕もそのつもりで試合に臨みます」と五分だとした。 「KOは当然狙っていますが、勝つことが一番大事なのでその中でチャンスがあれば倒しに行く」と言い、堀口の右ヒザの怪我に関しては「狙って蹴ることはしませんが躊躇はしません」という。  2021年の展望を聞くと「この試合を終えてみないと分からない。勝ち方とか内容によっていろいろな話が変わってくるので。いい話をもらえるか、それ次第で動きたいと思っていますが、目標はUFC王者なのでそれに近付けるような条件をもらえればと思います」と、海外を強く意識した発言。 「(世界への夢は)かなり強くあります。日本人の中で一番強いのは堀口選手。その選手に勝てば次は海外挑戦だなと思いますし、海外で実績を残した選手に勝って自分が海外へ行くのが意味があるのかなって思っています。海外でもバンタム級ですね。フライ級まで体重を落とすのは厳しいのと、そこまで落とすと力が出ない。そのほうが面白いですし、適正なのかなって」  海外への挑戦は遠い未来の話ではなく「条件次第で(来年すぐも)全然あると思っています。海外からも注目されている試合なので。試合後にいろいろな動きがあると思う。でも今は、とにかく勝つために練習したいと思います。最後までしっかり仕上げて、ド派手な試合を見せます」と、2021年へ向けて派手な花火を世界へ向けて打ち上げたいと語った。
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