前田浩平はKTTのギョンホと熱闘ドロー
▼Brawlバンタム級王座決定戦 1R10分、2・3R・4R 5分
△前田浩平(GRABAKA)9勝7敗1分
[判定ドロー]
△ソン・ギョンホ(韓国)2勝1敗1分
2018年IMMAFオセアニア選手権優勝。PANCRASEで活躍する前田は2024年は2連勝中。4月に砂辺光久に、7月に増田大河にいずれも判定勝ち。セコンドに佐藤将光がつく。
対するソンは、コリアントップチーム所属で、2連勝後、2024年4月の『Ring Championship 04』でキム・ユンサンに判定負け。
1R、オーソドックス構えのソンに、サウスポー構えの前田。右を突くソンに左インローを当てる前田。ソンも右ローを返すが、前田は左ハイ、左インローと散らす。
ソンの入りに左を狙う前田はソンの右の蹴り足を取って押し込み。い位置によってはケージが遠い、四角いケージだ。離れるソン。レベルチェンジを見せるソンは右ハイ、左ストレートも、さばく前田は左ハイ。右ジャブを突く。
左ミドルを当てる前田の打ち終わりに右を突くソン。前田は喧嘩四つの前手争いから左ハイを打つ。ソンの右ハイをかわす前田。左ハイからインローをヒット。ワンツースリーから右ハイに繋ぎ、ソンを下がらせる。
右ストレートで前進のソンにダブルレッグは前田。すぐに立つソンは金網背に正対。細かいヒザを突く前田。左で差して体を入れ替え押し込むソンに前田は右で小手巻き突き放す。
左インローを当てる前田にソンもガード上に右ミドル。インロー。2度目のシングルレッグは前田。しかし体を入れ替え押し込むソンは離れて右フック!
後方に倒れた前田は背中を譲って立ち上がり。なおもバッククリンチのソンに正対し体を入れ替えに。ソンは再び入れ替えてシングルレッグで回して引き出して前田に尻餅を着かせるが前田はすぐに立って離れる。左ハイを当てる前田! ゴング。ダウンを奪ったのはソンだが、前半と後半に主導権を握ったのは前田。ダメージでソンのラウンドか。10分の1Rが終了。
2Rからは5分制に。中央に出る両者。右ジャブで圧力をかけるソンに前田は左の蹴り。さらに前蹴り。ソンは左右、右スーパーマンパンチもかわす前田は左オーバーハンドを当てる。
右ジャブ、ボディ打ちからインロー、さらにソンの打ち終わりに左をヒット! 右小手のソンは巻いて内股で投げるがその勢いのまま体を入れ替え、押し込むのは前田。ブレーク。
サウスポー構えから右ミドルを当てるソン。前田も左オーバーハンドをガード上から突く。ソンの詰めに左クロスを合わせる前田。左の蹴りは掴まれるもすぐに引いて右ハイ!
前田のバックフィストの詰め、残り10秒で蹴り足を掴んでまたもソンは右小手で払い腰を決める。押さえ込めずも印象は取るが、前田のラウンドか。
ラウンド間に前田に、喧嘩四つのスタンドの位置取りを支持する佐藤将光。
3R、サウスポー構えにスイッチして右の蹴りはソン。右ハイを突く前田と右の刺し合い。オーソに戻したソンに、左ストレートをヒットさせる前田! 詰めて押し込むも右を差せず。左差しで体を入れ替えるソンは脇を潜りスタンドバックに。コーナーケージで正対を試みる前田。突き放して左右で前進。右ハイ、左右で前進も、ソンも前進。
そこにタイミングよくダブルレッグの前田だが、差し上げたソンがシングルレッグで持ち上げ崩す。ここで残した前田は、金網際で正対するも金網背にゴング。
最終4R、中央に走る前田。厳しい後半で前手を当てて押し込み左を突いてシングルレッグへ。コーナーまで押し込みヒザを突く前田。ソンは体を入れ替えるが、前田も入れ替え。右で差すソンに、前田は左小手から再び体を入れ替えるもブレーク。
先に前に出る前田は左ハイ。ソンも圧力をかけるが前田は左ストレート、左ハイを右腕に当てていく。左ストレートはアゴ下をかすめる。左右を打ち返すソンにブロックする前田はニータップでケージまでドライブ。
ソンを突き放し、右ミドル! さらに前田は右のバックフィスト。ニータップに入るが、小手巻き払い腰に切り返したソンは前田が手を着いた立ち際にサッカーキック。さらにバックにつくと、背後にエルボーは前田。最後の蹴りをどう見るか、攻めたのは前田だが。
判定は両者の手が挙げられ「ドロー」とコールされた。