左で押し込む平田にNOELがスタンドスリーパー! グラウンドに引きずり込んで絞め落とす
メイン前にパク・ソヨンの全勝優勝が決まったインフィニティリーグ最終戦。
BURSTの平田は、フルコンタクト空手出身。8月にパク・ソヨンに判定0-2負けから、檜山に1R 33秒KO勝ち。左ストレートを効かせてからの左フックの4連打KOで会場を震撼させた。
AACCのNOELは、8月に檜山に判定勝ち後、9月にパク・ソヨンに判定負けを喫している。10月のJMAEXPOではQUINTETに出場し、城戸ユカリをギロチンチョークで極めている。平田とは初対決となる。
▼第10試合 epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2024 女子アトム級 5分2R
×平田彩音(勝ち点4/BURST) 46.9kg
[1R 4分55秒 リアネイキドチョーク]
〇NOEL(勝ち点6/AACC) 47.5kg
1R、ゴングと同時に中央に走り込んで前蹴りで飛び込む平田。かわして組んだNOELが左で差してロープに押し込む。右で小手巻く平田にクラッチしているNOELだが、解除し、平田の左差しをおっつけて、手首を掴み脇を開けない。コーナーに押し込み、レフェリーがブレーク。
平田が圧力をかけてワンツー、得意の左フックでNOELをコーナーに追い込むと、NOELも左フックを見せて押し戻す。
飛び込んだ平田が右を差し組んで押し込み、左ヒザ。右ヒザを返すNOELは、平田の左手首を掴み差させない。頭をアゴ下に入れて押し込み、右足でNOELの左足を3度踏む平田。さらに右ヒザ。受け身のNOELに近距離で左も打ち込む平田は押し込み右インローも。左右ヒザも打つがブレーク。
スタンド再開。平田は右ローを当てる。さらに向き合ってから右ミドルを放つが、これを待ち構えていたかのようにキャッチしたNOELは、そのままシングルレッグから右手で左軸足も押さえてテイクダウン!
首に足をかけようとした平田をかつぎパスしたNOELはサイドに。左腕を掴んでアームロック狙いに平田をかわしてサイドバックから左のパウンドのNOELは、被弾しながら亀から立ち上がる平田の立ち際に左の背後からのパンチをそのまま首に巻いて、スタンドでリアネイキドチョークへ。
後ろ頭で組めているNOELは、後方に引きずり込み、両足もかけてバックマウントから絞めて、平田を失神させた。
NOELは勝ち点4を追加も合計6点で、セミで8点を獲得していたパク・ソヨンには届かず。しかし、MMA4戦目の16歳・NOELと、5戦目の20歳・平田のインフィニティリーグ最終戦は、新世代の台頭を印象づけるメインとなった。