Road to UFC: Shanghai Episode 1
2024年5月18日(土)日本時間19時開始
◆フェザー級(65.8kg以下)
▼第5試合 フェザー級 5分3R
〇ズー・カンジエ(中国)Kangjie Zhu 19勝4敗 146lbs/66.22kg
[判定3-0] ※30-28×2, 30-26
×安藤達也(日本)Tatsuya Ando 14勝4敗1 145lbs/65.77kg
地元中国のカンジエ。28歳で18勝4敗。キック・ムエタイで中国王者となっているストライカー。18勝中、1Rフィニッシュが12回ある。相手のレベルが不明なものの、2023年の中国勢の活躍を見ると侮れない。
修斗バンタム級世界王者の安藤は、2023年3月にONE Friday FightsでKO勝ちしたものの本戦契約はならず。当時はONE参戦を目標としていて、コンテンダーシリーズ出場のオファーも断っていた。2024年はオファーを受けたものの、145ポンドをバンタム級と勘違いしていて、階級上での出場となったとのこと。
水抜きをしないナチュラルウェイトで計量をクリアしている。バックボーンはレスリングで高校王者。2015年に行われた「Road To UFC:Japan」にプロキャリア3戦で出場しており、その時は一回戦で石原夜叉坊に敗れている。34歳。
安藤には高野優樹、清水清隆がセコンドに付く。
1R、サウスポーの安藤にカンジエはオーソドックス。ノーガードで脱力した構えの安藤。ワンツーで飛び込んだが、離れ際にカンジエのパンチを貰いバランスを崩した安藤。クリンチでしのぎ離れた。カンジエの右ストレートがヒット。安藤はまた詰めていく。安藤がまた飛び込んだが、カンジエのカウンターをもらう。タックルに入る安藤。切ったカンジエ。またカンジエが右を打ち込むが、安藤も左右のパンチを打ち込む。
体を沈めてタックルのフェイントを見せつつ詰めていく安藤。バックブローを見せた安藤だがかわされた。カンジエの右がヒットしバランスを崩した安藤だが下がらない。残り1分。アッパーで飛び込んだ安藤。ケージを背負った安藤に左フックをヒットさせるカンジエ。残り20秒でカンジエの右が入り安藤ダウン! シングルレッグでしのごうとするところにパンチを貰い再びダウンした安藤。バックからパンチを入れるカンジエだが、安藤が左右のパンチを振り回してしのぎ1R終了。
2R。飛び込んだカンジエの右をもらった安藤。右ミドルを腹に入れるカンジエ。さらにまた右ストレート。ワンツーが入りダウンした安藤。バックにつくカンジエだが、安藤が立ち上がり引き剥がした。またカンジエの右をもらう安藤。足元がややふらついているが、それでも前に出ていく。左ストレートを打ち込む。カンジエの右ストレートの打ち終わりに右ジャブを返した。カンジエの右の打ち終わりを狙っていく安藤。しかし右ボディをもらった安藤。効いた。ケージ際まで後退する。しかしカンジエも警戒しているのか間合いを詰めずミドルを入れる。ホーン。
おそらく判定での勝ちが難しい安藤はフィニッシュを狙うしかない。
3R。安藤がジリジリと詰める。カンジエが右ボディストレートを入れる。安藤の一発を警戒しているのか、カンジエも手数が少ない。インローを蹴るカンジエ。飛び込むフェイントを見せる安藤に右ミドルを入れるカンジエ。安藤も間合いを詰めない。残り1分。飛び込んだ安藤。組んだが肘を入れるカンジエ。左右のフックを打ち込む安藤にカンジエはインロー。カンジエの右。残りわずかで組み付いたカンジエがバックに回ると後方に豪快に投たところでタイムアップ。
30-26×2、30-25の3-0でカンジエが勝利。完勝のカンジエだが、試合後のインタビューでは「KOを約束したのに駄目だったので、ファンに謝りたい。安藤はアゴもボディも打たれ強かった。次は絶対にKOする」とコメントした。
粘る #安藤達也 @dope0426 💪#RTU3 pic.twitter.com/xZWD0RnhcU
— UFC Japan (@ufc_jp) May 18, 2024
#RTU3 Official Result: Zhu Kangjie (30-26, 30-26, 30-25) defeats Tatsuya Ando by Unanimous Decision.
— UFC News (@UFCNews) May 18, 2024
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