(C)Keisuke Takazawa/GONG KAKUTOGI/ONE Championship
ONE 172: TAKERU vs. RODTANG
2025年3月23日(日)さいたまスーパーアリーナ
※U-NEXTで独占PPVライブ配信
▼第14試合 ONEフライ級(61.2kg)キックボクシング スーパーファイト 3分5R
〇ロッタン・ジットムアンノン(タイ/同級1位)
[1R 1分20秒 KO] ※レフェリーストップ
×武尊(日本/team VASILEUS/同級2位)
元K-1三階級制覇王者の武尊は、2024年1月にONEへ移籍しロッタンと対戦予定だったがロッタンの負傷欠場により、ONEキックボクシング世界フライ級王者スーパーレックと5Rの激闘も判定負け。9月『ONE Friday Fights 81』でタン・ジンを2Rに左フックでKOに下して再起。リング上でロッタンと額をつけてのフェイスオフを見せていた。33歳。
ロッタンは、2019年8月にジョナサン・ハガティーに5R判定勝ちでONEムエタイ世界フライ級王者に。2023年5月には5度目の王座防衛に成功するも、2024年11月の『ONE169』で計量ミスにより王座剥奪。
変則王座戦でジェイコブ・スミスに5R判定勝ちも王座は空位となっている。OFGではないキックの試合は、6月のデニス・ピューリック戦の判定勝ち以来。27歳。
1R、ロッタンは左右ロー、武尊はまずは右ストレート。左インローと右カーフを蹴るロッタンに武尊は右カーフ。ロッタンの右ストレートに武尊も右ストレートを返す。
右カーフから飛び込みの左フックがテンプルにヒット、下がってバランスを崩す武尊になおも襲い掛かるロッタンの左フックでアゴにもらった武尊がダウン。
カウントを聞いていた武尊だが、レフェリーがストップ。武尊はすぐに立ち上がってまだ戦えることをアピールしたが時すでに遅し。ロッタンのKO勝ちとなった。
ロッタンは「左拳痛めていて自信なかった。2年前から痛めていた。でも当たって倒せてうれしいです。日本のファンの皆さんに感謝します。大好きです。日本はセカンドホームみたいな感じです。批判者が僕のスタイルや体重のミスのことを言いますがベルトを体重計で失いましたが、それを取り戻すように頑張ります」と勝利者インタビューに答え、5万ドルのボーナスをもらうと「このボーナスの一部を自分のイスラム教の兄弟に寄付します」と語った。