キックボクシング
レポート

【ONE】ロッタンが左フックで武尊に初回KO勝ち、野杁正明がタワンチャイにTKO勝ちで暫定王者に、若松佑弥が1RでTKO勝ち世界王座獲得、ペッディージャーがKANAに判定勝ちで王座防衛、ナビル・アナンがスーパーレックにリベンジ成功、吉成名高が一瞬のKO劇!青木真也が53秒勝利で「ちゃんと青木真也の花道を作ってください!」と涙の訴え

2025/03/23 15:03

▼第5試合 ONEバンタム級(65.8kg)キックボクシング 3分3R
×ジョン・リネカー(ブラジル)
[判定1-2]
〇秋元皓貴(EVOLVE MMA/POD)



 秋元は2019年1月からONEに参戦し、3月のヨゼフ・ラシリ戦でプロ初黒星を喫するも、その後は5連勝で2022年3月にカピタンを破りONEキックボクシング世界バンタム級王者に。

 2022年11月のペッタノン戦でスプリット判定負けし、王座を失ったが試合後ペッタノンに禁止薬物の陽性反応が認められたため、ペッタノンの王座は剥奪となっている。2024年5月、約1年半ぶりの試合となったウェイ・ルイ戦で判定負け。9月のイリアス・エナッシにも判定負けで3連敗中。



 リネカーは元UFCで元ONE世界バンタム級王者。2023年2月のファブリシオ・アンドラージとの再戦で4R TKO負け後、キム・ジェウォン、ステファン・ロマンに連勝も、2024年1月に青木真也に1R 一本負け。

 9月にONEムエタイルールに初挑戦するとエイサー・テン・パウを2Rに右フックでKOしてみせ、10月のアレクセイ・バリカ戦でも1RでKO勝ち。2025年1月にはクラップダムに挑み1Rに左アッパーでダウンを奪ったが、クラップラムの逆襲に判定負け。



 1R、前に出ていくリネカーがボディの連打から左右フック、秋元をロープに詰めて左右フックを連打する。秋元は右ミドル。リネカーはブンブンとフックを振って前に出るが秋元はしっかりとブロック。秋元が左ハイでのけ反らせる。リネカーの左フックを空振りさせての右フック。左フックの打ち合いで両者被弾。



 2R、リネカーはジャブを突くが秋元は左ミドル。右ストレート、左フックを当てていく秋元。近付いてくるリネカーに前蹴りを見舞うが、リネカーは構わず前へ出てヒザから左右フック。秋元もヒザ蹴り、右フック。そしてテンカオをタイミングよく突き刺す。前蹴り、テンカオ、左フックと秋元がヒットさせて試合を終える。



 3R、リネカーのフックをブロックしてヒザを突き上げる秋元。明らかに手数も前へ出るのも減ったリネカーに秋元が左フック。バッティングがあったか秋元は左目上から流血。

 それでもジャブ、左ミドル、前蹴り、右ストレートと秋元がヒットを奪っていく。飛び込んでのヒザ蹴りも。リネカーは左右ボディ、フックを打つが秋元はしっかりブロック。



 判定はなんとスプリット、判定2-1で秋元の勝利となった。

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