2026年7月26日(日)韓国ソウル チャムシル学生体育館にて『BnD Black Cup: Korea Omega vs Mongolia』(公式YouTube配信)が開催された。
▼Black Combatフライ級選手権試合 5分3R×駒杵嵩大(FIGHT BASE 都立大)19勝6敗 [判定0-3] ※27-30×3〇ウ・ソンフン(韓国)13勝4敗※ウ・ソンフンが新王者に。駒杵は4度目の防衛に失敗
佐藤将光がセコンドにつくFIGHT BASEの駒杵は、初代FightingNexusフライ級王者。2023年9月のDEEPでBLACK COMBATフライ級王者のキム・ソンウンに腕十字で一本勝ちすると、24年1月に韓国でソンウンが持つBLACK COMBAT王座に挑戦。体重超過により王座剥奪のソンウンの蹴り上げ=ペダラーダによりTKO負けのNCで戴冠ならず。24年12月、BLACK COMBATフライ級王座決定戦でユン・ホユンと対戦し、3Rに腕十字で一本勝ち同王座を獲得した。
25年5月にキム・ソンジェを1R 肩固めに極めて初防衛。25年8月には、元UFCのムハンマド・モカエフ相手に判定まで持ち込んだことがあるトーマス・アシスと対戦し、判定3-0で勝利、2度目の王座防衛に成功。
26年1月の前戦では、無敗の挑戦者・ガブリエル・ホドリゲス(ブラジル)を2R、リアネイキドチョークに極めて、BLACK COMBAT王者初の3度の王座防衛を果たしている。
対するウ・ソンフン(韓国)は12勝4敗。ONE2勝2敗。2022年11月にハイドレーションに失敗した若松佑弥を1R TKOに下した強打者で、9つのKO・TKO勝ちを誇る。23年6月のONEでフー・ヨンにスプリット判定負けを喫したが、現在BLACK COMBATで2連勝中。1月大会でキム・ソンウンを下し、駒杵戦をアピールをしていた。
1R、ともにオーソドックス構え。ジャブから右カーフで入るウ・ソンフンに手首を掴んだ駒杵は後方に投げて後ろ三角から腕十字へ。抜いたウ・ソンフンは右カーフ。さらに右カーフ。
圧力をかけるウ・ソンフンは右カーフ、左ハイ。ガードする駒杵。さらに左ハイ。シングルレッグに入るも深追いしなかった駒杵。ウ・ソンフンは右カーフ。
さらに右カーフ。詰めて奥襟を掴んで投げを狙う駒杵を切るウ・ソンフン。駒杵は左インロー。しかしウ・ソンフンの右カーフにバランスを崩す。もう1発、カーフ。続くカーフは外した駒杵。左ジャブのウ・ソンフン。
駒杵は右前蹴り。左前手フック。左ハイをかわした駒杵はシングルレッグから引き出してバック狙い。着地し、クリンチアッパー。離れるウ・ソンフンは右カーフ。左右から詰める駒杵にウ・ソンフンは右アッパーを狙う。
2R、左ボディストレートのウ・ソンフン。サークリングの駒杵に左ハイはガードの駒杵だが、右カーフにバランスを崩す。左インカーフも当てるウ・ソンフン。駒杵は右から左もかわしたウ・ソンフンは右カーフ!
被弾した駒杵だが片ヒザ着きのダブルレッグ。四つに組むと左ヒザ。シングルレッグに切り替え引き出してテイクダウンもすぐに立つウ・ソンフン。
右カーフを当てると嫌った駒杵。効かされてケージ背に。さらに右カーフのウ・ソンフンは右ハイも狙う。右オーバーハンドから左に繋ぎダブルレッグの駒杵。
シングルレッグに切り替えるが突き放すウ・ソンフンは右カーフ詰める駒杵に右ローのウ・ソンフンを押し込み右ヒジ。
押し戻すウ・ソンフン。駒杵は右を突く。かわしたウ・ソンフンに駒杵はダブルレッグか大外刈テイクダウン! 腕十字もゴング。
3R、右カーフを返す駒杵。左ボディジャブのウ・ソンフン。右アッパーのフェイントでテイクダウンを警戒。左右で詰める駒杵をさばいて左を入れる。駒杵の左の蹴りがローブローに。中断。
再開。中央に出るウ・ソンフン。掴みにきた駒杵をアッパーで突き返す。右カーフのウ・ソンフン。サウスポー構えになるウ・ソンフンは左インカーフも。オーソに戻して左ジャブを当てるウ・ソンフン。駒杵のシングルレッグを切る。
なおも詰める駒杵はクリンチアッパー。上で組ませないウ・ソンフン。左インローの駒杵。右カーフを打つウ・ソンフン。ここはクリーンヒットさせない駒杵だが顔を腫らせている。右カーフのウ・ソンフン。
残り1分。右から左、さらにダブルレッグの駒杵の詰めに左右を当てるウ・ソンフン! しかし組んで大外刈でこかした駒杵は袈裟固めからパウンド連打! しかし、ゴング。
判定3-0(30-27×3)のフルマークでウ・ソンフンが勝利。新王者となった。
試合後インタビューでウ・ソンフンは「ああ、本当に圧倒されて、頭がぐるぐる回っています。本当に現実なんだな。今、それを実感して、涙がこみ上げてきます。この12年間で初のタイトル、初の優勝、初のベルト。これらすべてが走馬灯のように駆け巡っていて、願いが一つも叶わないんです。 この鼻がないですよね?(笑)これのせいでずっとからかわれていて。本当にこれ…何というか気分が盛り上がって最高です。ありがとうございます。
(カーフキックは)私の生涯の恩人である師匠が作戦を立ててくださったんです。まず、タンク選手は顔に打たれるのを極力嫌がるし……記録を見たら、できるだけ近い場所を狙って攻撃することに決めました。だから、一番近い脚、その次に近い腹、その次に近い顔、という順で狙おうとしたんですが、タンク選手が打撃を当てられないかと思っていたんですが、思ったよりすごく上手で、顔もきっちり決まって距離感も完璧で、思った以上に上手でした。
だから、自分の手は当然準備していたのに、タイミングが見えなかったんですよ。上手でしたね。(やっぱりMMAの話になると、すらすらとインタビューが進むんですね。もともとタンク選手のオーラが強かったんですが、これでチーム・マッドには現チャンピオンが3人もいて、今日は自分が最高だなんて、あちこちで自慢したりはしていません。私たちは結果で証明して回っていますし、インスタで“俺たちが最高だ”なんて証明するのではなく、実力で証明しています。それはどの団体でも、ここBlackcombatでも、みんなに言える。チームマッドは一つです。本当に強いです。
(次の相手は?)私たちは、当然ファンの方がいなければ何もない存在なので、ファンの方々が望む試合をしたいです。愛する私の母、本当に尊敬しています、私の母。妻のおかげです。尊敬します。最高の戦略で勝つことができ、そして私たちの愛するメンバー、ジムの人たち、娘、一番愛するのはヘヨン、大好きです」と語った。
また敗れた駒杵にもインタビューがあり、「ウ・ソンフン選手、強かったです。今までやってきた相手よりちょっと一ランク上でした。“こういうのを研究してるんだな”っていうのは試合の中ですごい感じました。 またやることがあれば、もっと対策して勝ちたいと思います。
あと、ちょっとこの試合の前に、すごく韓国のファンの人から声援いただいて、本当にここのBlack Combatのファンにはすごい感謝してるんで、それもすごく伝えたくて。僕以外の妻や息子のことも可愛いとか、お褒めいただく言葉をいただいて家族で感謝しています。この試合まで僕の代わりに子供を見ていただいた妻、周りのお父さん、お母さんにもすごい感謝してますし、まあ、ジムの仲間たち、スポンサーにもすごい感謝してます。これからまたどんどん強くなっていくんで応援よろしくお願いします」と語った。