キックボクシング
レポート

【RISE】大﨑一貴が最強の挑戦者を撃退してV2「次はONE王座を狙う」、中村寛がピンチから残り2秒でKO勝ち、中野とメイソンは負傷判定でドロー、那須川龍心が過去2敗していた塚本にリベンジ、大雅がプエルタスから勝利もぎとる、田丸辰が35秒KOで志朗と9月決着戦をアピール、白鳥大珠がモラリに完勝、南原健太が「お決まりの逆転劇場」でKO勝ち

2024/06/15 12:06

▼第9試合 SuperFight! -61.5kg契約 3分3R延長1R
〇大雅(TRY HARD GYM/第6代RISEスーパーフェザー級王者)
判定3-0 ※30-29、30-28×2
×ダニエル・プエルタス(スペイン/Ultimate Fight School/元ISKAオリエンタルルール世界スーパーフェザー級王者)



 大雅は2012年1月に16歳でプロデビューし、2014年8月にKrushスーパー・バンタム級王座を奪取。2016年にはK-1 WORLD GP -60kg日本代表決定トーナメントで優勝し、翌2017年2月にはK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座を奪取した。2018年9月からRIZINに参戦。RISEには2019年3月から参戦し、連敗を喫したが梅野源治、奥平将太に連勝して調子を取り戻すと2023年6月にはフランスでポール・カーポウィッツに判定勝ち。8月に常陸飛雄馬に延長戦で競り勝ちすると、2024年1月にRISEスーパーフェザー級王者チャンヒョン・リーに挑戦。絶対王者として君臨していたリーを判定3-0で破り、第6代王座に就いた。。戦績は28勝(6KO)13敗2分。


 プエルタスはISKA K-1ルール世界-60kgと-65kgの2階級を制覇、2019年には武林風の-67kgワールドカップトーナメントで優勝。2018年9月にK-1に来日し、武尊と対戦して初回KO負けを喫したことがある(日本での名はダニエル・ピュータス)。2021年11月のONE初参戦ではパンパヤックに判定で敗れたが、2022年2月にジドゥオ・イブに勝利。2023年1月にはスーパーレックとONEフライ級キックボクシング世界王座決定戦を争い、判定で敗れるもスーパーレックを苦戦させた。


 1R、サウスポーの大雅は左ストレートを伸ばし、足への前蹴り。左ミドルも鋭く決まり、中間距離を支配する。飛びヒザも発射。プエルタスはショートの距離でフックからアッパー、フックからボディとコンビネーションを回転させるが、大雅の中間距離でのパンチと蹴りが鋭く決まる。ボディに攻撃を集中させる大雅。


 2R、圧をかけて前に出てくるプエルタスに大雅は左ストレート、右フックで距離を撮ろうとするが、プエルタスはどんどん詰めてくる。そこへ大雅が飛びヒザ蹴り。しかし、前に出るプエルタスの右ローをもらってバランスを崩す。


 3R、プエルタスは前に出てワンツーと左右ボディを叩き、身体を丸める大雅のガードを突き破るようなヒザを突き上げる。しかし、ここで大雅が前へ出て左ストレート、右フックを見舞う。前へ出てパンチを繰り出し、ガードも堅い大雅が徐々に押していき、プエルタスを下がらせた


 判定は3-0で大雅が勝利。マイクを持つと「めちゃめちゃ力が入ってしまいました。久しぶりに気合いが入りすぎて堅くなってしまいました。自分が世界で一番だと思っているので、もっと強い選手を当ててもらって。来年トーナメントやるみたいなので強い選手が出るなら僕も出ようかと思います。スーパーレックより強いと思っているので、これからも世界で一番ってことを証明します」とアピールした。

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