キックボクシング
レポート

【RISE】大﨑一貴が最強の挑戦者を撃退してV2「次はONE王座を狙う」、中村寛がピンチから残り2秒でKO勝ち、中野とメイソンは負傷判定でドロー、那須川龍心が過去2敗していた塚本にリベンジ、大雅がプエルタスから勝利もぎとる、田丸辰が35秒KOで志朗と9月決着戦をアピール、白鳥大珠がモラリに完勝、南原健太が「お決まりの逆転劇場」でKO勝ち

2024/06/15 12:06

▼第10試合 フライ級(-51.5kg)3分3R延長1R
〇那須川龍心(TEAM TEPPEN/同級1位)
判定2-1 ※28-29、30-29、29-28
×塚本望夢(team BONDS/同級3位)


 那須川はアマチュア大会で数々の優勝を経て、2022年4月のRISEでプロデビュー。2戦目で6月の『THE MATCH 2022』でK-1の大久保琉唯に判定で敗れ初黒星を喫したが、フライ級に階級を下げると3連勝。2月の「RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント」の準決勝で塚本望夢に判定で敗れ、6月にアマチュア時代のライバルだった相沢晟に判定勝ちで再起。8月にはMA日本バンタム級王者のJINに判定勝ち、12月に龍太郎にTKO勝ち。さらに大晦日のRIZINでMMAに初挑戦し、シン・ジョンミンにパウンドでTKO勝ち。2024年3月には当時フライ級2位の松本天志に判定勝ちして成長を示した。戦績は8勝(2KO)2敗。


 塚本はジュニアキック出身で、2020年12月には那須川天心の弟・龍心と対戦して勝利を収めている。2021年7月のDEEP☆KICKでプロデビューし、11月から行われたDEEP☆KICK -51kg初代王座決定トーナメントで初代王座に就いた。2022年4月の「RISE初代フライ級王座決定トーナメント」では1回戦で数島大陸とダウンの奪い合いの末に判定負けで初黒星。2023年2月の「RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント」では決勝へ進出するも松本天志にTKO負け。7月の大阪大会では山川敏弘を右バックブローでリングに沈め再起を果たした。10月には酒井柚樹に判定勝ち。戦績は10勝(3KO)3敗。


 1R、最初は見合いとなったが徐々に塚本がペースを上げていく。高い蹴りを蹴ってパンチにつなぎ、攻撃が単発にならない塚本。那須川はなかなか距離がつかめないようだったが、強烈な左ボディを打ち込む。


 2R、塚本がボディを中心にコンビネーションを回転させ、那須川も応戦するが手数は塚本が優っている印象。那須川も強いヒザを2発。那須川の攻撃に対しての返しも塚本が一歩優っていたか。


 3R、蹴りの相打ち、パンチの打ち合いとなり、ディフェンスでも高い能力を見せる塚本。那須川も手数を出し、ワンツーを繰り出す。塚本がハイを蹴れば那須川もハイを蹴り返す。至近距離で攻撃を出し合う両者だが、ヒット数では那須川が上回ったか。


 判定は2-1の僅差。超接戦を那須川が制した。

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