▼第12試合 SuperFight! ウェルター級(-67.5kg) 3分3R延長1R
△中野椋太(誠至会/RISEウェルター級王者)
ドロー 負傷判定0-1 ※19-20、19-19、20-20
△宇佐美 秀 メイソン(カナダ/Battle Box/ISKAインターコンチネンタル ウェルター級暫定王者)
中野は2018年12月にNJKFウェルター級王者になった左フックを得意とするアグレッシブファイター。2019年10月には65kg級のS1ジャパントーナメントで優勝。2020年2月にはRISEスーパーライト級王者・山田洸誓に判定負けを喫するが、2021年7月にWBCムエタイ日本ウェルター級王座を獲得。2022年3月、5月の「第3代RISEウェルター級(-67.5kg)王座決定トーナメント」を制して王座に就いた。8月にチャド・コリンズに初回TKO負けを喫したが、2023年7月にイ・ソンヒョンをバックハンドブローでKOする大金星。しかし、12月にペトル・モラリに判定負けを喫した。戦績は22勝(11KO)8敗。
宇佐美はアマチュアMMAで多数の優勝経験を持ち、2022年4月の『POUND STORM』にてプロMMAデビュー。昨年12月には、初のキックボクシングルールでK-1 WORLD MAXのレジェンド、アルバート・クラウスに勝利。今年3月にはKNOCK OUTで杉原新也に判定勝ち、9月には同団体でジャマル・ワヒィムを1RKOで沈め、キック3戦目でISKAインターコンチネンタル・ウェルター級暫定王座を獲得した。12月にはK-1に初参戦、海斗を2RでKOしてインパクトを残すと、今年3月のK-1では白須康仁も初回KOでマットに沈めた。戦績は5勝(3KO)無敗。
1R、中野は右ミドルからの右フック、メイソンの打ち終わりに左フック。サウスポーのメイソンは鋭い踏み込みから伸びる左ストレート。メイソンの左ミドルに中野が左フックを合わせる。メイソンの打ち終わりを狙って左右フックを打つ中野。メイソンはすぐに前へ出て強打のフックを打ち返す。最後は打ち合いとなり、メイソンが左フックをヒットさせた。
2R、関節蹴りとサイドキックで距離をとるメイソン。左ストレートで踏み込むと中野は左フックを合わせに来る。さらに右ミドルでメイソンの左腕を蹴る中野。左目が腫れた中野にドクターチェック。メイソンのインローがローブローとなって中断。ドクターチェックで中野に眼窩底骨折の疑いがあり、バッティングによるものだと判断されて負傷判定となった。
判定は1-0でドローに。メイソンとセコンドに就いた兄のパトリックは「バッティングはない」と猛抗議。VTR判定を行うと運営は約束した。