キックボクシング
レポート

【RISE】原口健飛が鋭い左ミドルで初回KO勝ち、トーナメントは志朗が手こずるも判定勝ち、大﨑一貴が貫録のKO勝ち、田丸辰がペッシラーを初回KO、クマンドーイが1回戦突破、チャンヒョン・リーの鉄拳さく裂一撃KO、2度目の友情対決は政所仁が風音に競り勝ち

2023/07/02 13:07

▼第7試合 Super Fight!ウェルター級(-67.5kg) 3分3R延長1R
〇中野椋太(誠至会/S1世界ウェルター級王者)67.65kg→67.55kg→67.45kg
KO 2R 1分03秒 ※左バックハンドブロー
×イ・ソンヒョン(韓国/RAON/第4代RISEミドル級王者)67.30kg


 中野は2018年12月にNJKFウェルター級王者になった左フックを得意とするアグレッシブファイター。RISE初参戦となった2019年7月、憂也に初回KOで勝利。10月には65kg級のS1ジャパントーナメントで優勝。RISE2度目の参戦となった2020年2月にはスーパーライト級王者・山田洸誓に判定負けを喫するが、11月のRISEでは山口裕人から左フックでダウンを奪って勝利した。2021年7月にはWBCムエタイ日本ウェルター級王座を獲得。2022年3月、5月の「第3代RISEウェルター級(-67.5kg)王座決定トーナメント」を制して王座に就いたが、8月にチャド・コリンズに初回TKO負けを喫した。今回はそれ以来の試合となる。戦績は21勝(10KO)7敗。


“コリアンモンスター“ソンヒョンは日本ではRISEで活躍、世界を股にかけて試合をするトップファイターで、戦績は67勝(17KO)10敗2分。ブアカーオ・バンチャメーク、佐藤嘉洋とも対戦経験があり、RISE三階級制覇の裕樹、シュートボクシング世界王者の鈴木博昭、HOOST CUP王者の麻原将平など国内トップファイターを次々と撃破。2019年7月には松倉信太郎と第4代RISEミドル級王座決定戦を争い、第2代ライト級王座に続いての2階級制覇を達成。2021年11月には北アイルランドでWKN世界ウェルター級王座も獲得している。今年3月、RISEミドル級王座の初防衛戦に臨んだが、海人に敗れて王座を失った。4月には韓国でKO勝ちし、KTK-70kg王座に就いている。今回からウェルター級に階級を下げて臨む。


 1R、右ミドルを蹴っていく中野にソンヒョンは思い切り右ストレートを打っていく。中野も得意の左フックを返す。中野は左ミドルを軸にして左フック、左アッパー。ソンヒョンはジャブの打ち合いを制して右に繋ぐ。


 2R、圧を強めて左ボディを叩いていくソンヒョン。中野の右ミドルをスウェーでかわしたソンヒョンが右フックで突っ込んだところへ、中野が左バックハンドブローを合わせる。大の字にダウンするソンヒョンは立つことが出来ず、中野が衝撃的なKOでソンヒョンを破った。


 中野はマイクを持つと「世界とタイマンで勝てること証明したと思うので、これから格闘技界のトップ選手全員倒したいと思っている。全員かかってこい!」と高らかに宣言した。

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