▼第4試合 -62kg契約 3分3R
〇Ryuki(フリー/英雄伝説2017年 60kg級アジア王者)61.80kg
判定3-0 ※30-29、30-28×2
×イリアス・バニス(モロッコ/Vos Gym/Fearless/ISKAヨーロッパ・ライト級王者)61.70kg
Ryukiは6歳から格闘技を始め、アマチュアで130戦以上を経験して2015年にキックボクシングでプロデビュー。2017年に中国で行われた英雄伝説2017の60kg級でアジア王者に輝いた。プロデビューから18戦無敗の戦績を引っ提げ、2019年2月にRISE初参戦を果たしたが、篠塚辰樹に初黒星を付けられた。しかし、同年7月には中村寛を判定で破っている。その後はMMAに転向してRIZINにも出場し、3勝1敗の戦績をあげているが今回キックボクシングにカムバック。戦績は18勝1敗1分。
バニスはアーネスト・ホースト、ギルバート・バレンティーニ、イワン・ヒポリットら歴史に残る名キックボクサーを輩出したオランダの名門ジムであるボスジム所属。フック&ローの対角線コンビネーションを駆使し、右ロー、右フック、右アッパーに威力を持つ。特に下から潜り込むようにして打つ右アッパーは怖い武器。二回転回し蹴りといった派手な技も持っている好戦的なファイターだ。ENFUSIONを主戦場とする選手で、2022年12月のRISEにアブデラ・エズビリの欠場を受けて緊急参戦。-65kg契約の試合だったにも関わらず白鳥大珠と熱戦を展開し、判定で敗れるも「ベストウェイトだったらどれだけ強いんだ」と言われた。今回は本来の階級での出場となる。戦績は24勝(12KO)7敗2分。ISKA欧州ライト級王者。
1R、カーフを蹴るRyukiにバニスはハイキックをかすめる。Ryukiが右フックからの左ボディをヒットさせ、左ストレートでカウンターを奪っていけば、バニスは顔面前蹴り。
2R、バニスが多用する蹴りはもらうRyukiだが、パンチはしっかりとかわして左ストレートのカウンターを何度も絶妙なタイミングで決める。それでもバニスは止まらず前へ出てくるが、Ryukiがコーナー追い込む場面も。
3R、バニスが強烈な右ミドル。Ryukiは左ストレート、左ボディを打つがバニスが前へ出る。Ryukiも左ストレートでバニスをコーナーへ追い詰めるが決定打を奪えない展開が続く。そこでRyukiは蹴りに切り替えて左ミドルをしっかり当てていき、判定3-0で勝利を収めた。