▼第3試合 フェザー級(66.0kg)5分3R
×山本琢也(パラエストラ千葉)=※67.6→1.6kgオーバー
[1R 1分24秒 腕十字]
〇横山武司(Swells柔術ジム)=65.8kg
※山本の体重超過により、横山が勝った場合のみ公式記録となり、そのほかの結果になった場合はノーコンテスト、山本には階級超過体重が0.5kg以上につき減点(レッドカード:50%減)が科せられての試合実施。
山本はGRACHANフェザー級、ライト級の2階級を制し、2021年10月の前戦で『RIZIN.31』に参戦。白川陸斗を相手に右カーフキックを効かせ、激しい打ち合いを繰り広げるも、最後は白川の右ストレートからのサッカーキックでKO負けを喫した。
フィジカルとハートの強さを持ち併せたタフな山本は、GRACHAN王座を返上し、2023年1月に修斗初参戦。山本健斗デリカットを2RでTKOに葬っている。
黒帯柔術家の横山は、同じく柔術黒帯の兄・大鋳と共に伝統派空手と柔道、中学から柔術を始める。2018年世界選手権・茶帯アダルト・フェザー級ベスト8、2019年全日本選手権・黒帯アダルト・フェザー級優勝などの実績を誇る。
2019年の「JBJJF東京オープン2019」黒帯オープンクラス決勝でクレベル・コイケに三角絞めで一本負けも、全日本の階級別では決勝で八巻祐に三角絞めを極めてフェザー級優勝。極めの強さは際立っている。
2022年2月のFighting NEXUSでプロMMAデビューした横山は、木村豊を相手に1R 三角絞めで初陣を飾ると、5月大会では、十河卓児にも1R トーホールドを極め、8月大会でファビオ・ハラダを2R リアネイキドチョークで絞め、3試合連続一本勝ちをマーク。11月大会で王者・山本空良に挑戦して判定2-0に破り、Fighting NEXUS フェザー級王座を奪取している。
前日計量で山本は1.6kgオーバー。公式ルール第7条第4項および第5項に基づき、横山が勝った場合のみ公式記録となり、そのほかの結果になった場合はノーコンテスト、山本には階級超過体重が0.5kg以上につき減点(レッドカード:50%減)が科せられての試合実施となる。
1R、オーソドックス構えの山本に、サウスポー構えの横山。山本の詰めに左ハイを見せると、山本の右の打ち終わりにダブルレッグ。スプロールしようとする山本に引き込み。横山は両足をまずは四角に組んでから三角絞め狙い、腕十字へ移行。またぐ山本だが、顔を刈り寝かせてうつ伏せでタップを奪った。体重超過の山本はどこまで集中できていたか。
試合後、横山は「初めまして。柔術をずっとやってきた横山武司です。柔術もMMAも嫁も家族も仲間もマジで愛してます。これからも頑張るんで応援、よろしくお願いします」と語った。
Takeji Yokoyama caps off his RIZIN debut with the fastest armbar finish in RIZIN history! Just 92 seconds into the first round!
— RIZIN FF English (@rizin_English) May 6, 2023
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