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【RIZIN】朝倉海が元谷友貴をKO! アーチュレッタが井上に競り勝つ、サトシがカーライル下す、ブアカーオと安保はドロー、YA-MANが三浦をTKO、ドッドソンが連勝竿本をストップ、摩嶋が3連敗から一本勝ち! 山本アーセンが伊藤に完封勝利

2023/05/06 14:05


▼第11試合 ライト級(71.0kg)5分3R
〇ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)=70.75kg
[判定3-0]

×スパイク・カーライル(米国)=71.0kg




 Bellatorからアーチュレッタに続き、もうひとり有明大会に参戦が決定。2022年4月のRIZINで武田光司を2R ギロチンチョークで極めたスパイク・カーライルが再来日。現RIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザと対戦する。

 サトシは、2020年8月の矢地祐介戦から5連続一本勝ちで2度の王座防衛に成功。2022年大みそかのBellatorとの対抗戦でAJ・マッキーに判定負けで3年2カ月ぶりの黒星を喫していた。今回対戦するカーライルは、2022年10月のBellatorでAJ・マッキーに判定負けもAJを苦しめており、再起を目指すサトシにとって、真価が問われる試合となる。

『僕のヒーローアカデミア』のオールマイトのコスプレで入場したカーライル。

 1R、ともにオーソドックス構え。詰めるカーライルにサトシはダブルレッグテイクダウンを奪う。しかしカーライルはブリッジから鉄砲返し! スタンドに戻し左右のパンチに、サトシは再びダブルレッグへ。


 上を取り返しに来るカーライルに三角狙いから腕十字も、パワフルなカーライルはシングルレッグから上に。サトシもスイープし上からがぶりヒザ、カーライルの右足を左足で挟んでギロチンへ。



 尻がロープ間から落ちるカーライル。後ろにスペースがあるためサトシは極めにくい。残り10秒でサトシは力を使ってクローズドに入れて極めに行くが、その瞬間にカーライルも首を抜きパウンドに。サトシも腕十字行くがゴング。



 2R
、右ハイのサトシ。それを掴むカーライルに足を抜くサトシ。ニータップ、シングルレッグでカーライルに背中を着かせる。さらに左で脇差し頭を突っ込み、肩固めへ。抜けたカーライルに腕十字へ! しかし、ヒジをずらしたカーライルがシングルレッグへ。

 逆にサトシが足首を掴みテイクダウン! バックを奪い、カーライルの正対にマウント三角、後ろ三角を狙うが、汗が多くなるなか、首を抜くカーライルがダブルレッグへ。ラバーガードのサトシをカーライルはコーナーにひきずり両者膠着でゴング。




 3R
、サウスポー構えで詰めるカーライル。右ミドルを当てるサトシ。ダブルレッグでドライブするが、カーライルは両足をロープ外に出してスプロール。立ち上がりにサトシは引き込み。

 カーライルはコーナーまでサトシを運ぶが、そこでサトシは腕を後方に押し込み、三角絞めへ! これは察知し、外すカーライルはコーナーに詰まるサトシの顔下に頭をつける。

 脇を差して立とうとするがスタンドバックにつくカーライルがバックに。中腰で前に落とそうとするサトシにハーフバックで背中に乗ったままのカーライルは残り10秒でこつことパンチ。フィニッシュならずも積極的に攻めてコントロールしたサトシと見事なディフェンスと切り返しを見せたカーライル。


 ゴングに両者は握手。判定を待つカーライルは腕立て伏せを見せるが、ジャッジ3者がサトシを支持した。



 試合後、マットに正座したサトシは、「大晦日にRIZINの名前を守りたいと思ったけど、ほんとうにごめんなさい。絶対また強くなります。今日はちょっと良くないけど、まだ頑張ります。もっと強くなりたい。RIZINの名前守りたい」と語った。

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