▼第4試合 フライ級(57.0kg)5分3R
×伊藤裕樹(ネックス)=56.8kg
[判定0-3]
〇山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE22)=56.85kg
山本美憂の長男・山本アーセン(26歳)が2020年8月以来、2年9カ月ぶりの復帰戦。2013年グレコローマン世界カデット選手権69kg級優勝のアーセンは、RIZINでの前戦で加藤ケンジに1R KO負けでMMA3勝5敗。母・美憂と同じ大会で復活を遂げることが出来るか。
対する伊藤裕樹は、MMA13勝4敗。2022年8月から開催中のDEEPフライ級GPでは、原虎徹、ビョン・ジェウンを下し、準決勝進出も、2023年2月に本田良介に判定負けで決勝進出ならず。強豪ぞろいの同GPを戦ってきた実力を、2022年7月以来のRIZINで見せるか。
1R、コーナーに詰める山本は前蹴りから組みに行くが、崩れたとことに伊藤はバックを奪取。しかし、前に落とした山本がスタンドバックに。
伊藤はバックヒジを打ちながら正対も、ボディロックする山本は背後からパウンド。立ち上がる伊藤はコーナー背に正対しブレーク。
すぐに詰めて右を振ってすぐに低いダブルレッグテイクダウンは山本。しかし押さえ込まれず立つ伊藤が逆にダブルレッグへ。下からスクランブルする山本が上を取り返すと、そこに伊藤はカウンターのハイエルボーのノーアームギロチンチョークへ! 対角に跳ぶ山本は首を抜いて、スタンドバックにつくと背後からヒザを突きゴング。
2R、サウスポー構えで入る山本。レベルチェンジで上下にフェイントをかけて詰めてダブルレッグからシングルレッグテイクダウン。山本の立ち際にヒザを突き、ニンジャチョークを極めに行く。
自ら仰向けになって外す伊藤のバックを奪い、バックドロップで後方への投げ! ガードポジションから立つ伊藤に、山本は再びシングルレッグ。
頭を抱え込んでしまう伊藤に首を抜く山本。その際で立つ伊藤をコーナーに押し込み、ボディロックで引き出そうとする。コーナーに体を戻す伊藤は山本のヒザに右ヒザを突くがローブローに。
中断後、再開。右で差して押し込む山本は左ヒザ。すぐにボディロックして引き出してテイクダウン! 下から三角絞めを狙う伊藤に上体を立てる山本は上からパウンド。このラウンドも取る。
3R、サウスポー構えの山本。伊藤のワンツーの左をもらうが、下がり続けることなくシングルレッグから押し込み、コーナーで立つ伊藤の背後からボディロックし、ヒザ。後方に崩そうとするが、ここで伊藤が残すとなおもついていき、伊藤の首狙いをかわしてボディロックでコントロール! スタンドバックに正対しようとする伊藤にシングルレッグ。
ここで上を取ろうとする伊藤にボディロックを外さず上を取るのは山本! 立つ伊藤についていき、右で差して押し込み。コーナー背に右ヒザを突く伊藤。シングルレッグの山本に再びギロチン狙いも極めさせない山本が組みに。
ブレークから左アッパーで入る伊藤。山本は跳びヒザを当てて前に! またもボディロックから最後の最後にテイクダウン! そのままゴングを聞いた。山本はフライ級で身体とレスリングの強さ、そしてスタミナも見せた。
右目下をカットした山本は、判定を待つ間、伊藤を見据える。判定は3-0で山本が勝利。伊藤とハグをかわした。
「みんなが期待してたようなバチバチの試合にならなかったけど、次は見せます。自分がちょっと言いたいことがあって、絶対に勝たなきゃと思っていました。自分がいろいろ言われるのはいいけど、隣りにいる人、家族をお互い愛しあっていきましょう。そうしたら絶対にもうちょっとマシな国になります。文句行くより、お互いに優しい言葉をかけあって、日本がひとつになることを願います」と語り、中村倫也、“モッサ先生(K-1ジム五反田の秋元僚平)”らセコンドや練習仲間に感謝の言葉を述べると、「祐樹くん、一緒に練習して盛り上げましょう。そしてまたいつか俺がバチバチに殴り合えるようになったらまたもう1回お願いします」と語った。
Action through round 1 ft. Ref Cam!
— RIZIN FF English (@rizin_English) May 6, 2023
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Erson Yamamoto snaps Yuki Ito's 3-0 RIZIN streak with a unanimous decision win!
— RIZIN FF English (@rizin_English) May 6, 2023
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