撮影/若原瑞昌/(C)RIZIN FF
RIZIN.42
2023年5月6日(土)東京・有明アリーナ
▼第13試合 バンタム級(61.0kg)5分3R
〇朝倉 海(トライフォース赤坂)=60.90kg
[3R 2分25秒 KO] ※左ヒザ
×元谷友貴(フリー)=61.0kg
注目のバンタム級では、朝倉海が右拳の手術を経て、2021年大みそか以来、1年3カ月ぶりの復帰戦。2022年大みそかに元UFCのホジェリオ・ボントリンを2R KOに下し、5連勝中の元谷友貴と対戦する。この試合の勝者は井上vs.アーチュレッタの勝者と7月末に関東圏での開催を予定している大会で堀口恭司が返上したRIZINバンタム級王座決定戦に進出する。
1R、ともにオーソドックス構え。朝倉の右ストレートに元谷は右ローを合わせる。ジャブから右ストレート、右アッパーを突く朝倉に、右を返す元谷。さらに元谷は右カーフから右で飛び込む。
そこにその場跳びのヒザは朝倉! 被弾す元谷はボディロックから左足をかけるが、朝倉も左手を差し込む。ボディロックから崩して立ち上がりは同体。組む元谷に朝倉は右で差してコーナーに押し込みヒザ蹴りもローブローに。中断後、再開。
じりじりと詰める朝倉。元谷は右カーフを当てる。さらにもう1発。朝倉も左ロー。しかし元谷は右カーフを当てて組みに。体を入れ替える朝倉は元谷をコーナーに押し込み、左で差すが、元谷は右で小手に巻き立ったままゴング。
2R、先に中央に出る朝倉に右カーフを当てる元谷。詰めて右ボディ。左ボディから顔面と散らす朝倉にコーナーを出る元谷。
ワンツーで組む元谷にすぐに体を入れ変える朝倉は左手を股に入れて腹を合わせないようにするが、四つから朝倉の上体を引き付けテイクダウンは元谷! 立ち上がる朝倉についていき、さらにボディロックからバックを狙う。
コーナー際でクラッチを変えて朝倉の腰を抱いて左足を両足で組んで引き込む元谷。コーナー使い立ち上がる朝倉が正対し、力を使った元谷に右ストレートから左ボディ、さらに右ストレートをヒット! 崩れた元谷だが組んでゴング。
3R、左右ローを前足に突く元谷。右を振って右で差して脇潜り、スタンドバックへ。左足をかけるが、朝倉は両手を下げさせて防御。組み手をたすきにかける元谷が両足を着地すると朝倉が四つで体を入れ変え、右ヒジを当てる元谷は細かいパンチ。コーナーから出る元谷に組み手争いから、元谷の右ヒジを巧みに上げて左ヒザを効かせる朝倉!
ガードを固め、右のコーナーに下がる元谷に朝倉は左ボディ、右ボディストレートを突いてから、元谷の右ストレートの打ち返しに、朝倉がレバーに左テンカオ=ヒザ蹴り! 腹を押さえて倒れた元谷に、朝倉はきびすを返してウォークオフKO! 7月のタイトルマッチを先に決めたテイクダウン強者のアーチュレッタに脅威を与えるカウンターのヒザ蹴りでフィニッシュした。
試合後、朝倉は「やっとここに帰って来れました。去年、怪我で試合が出来なくて、ほんとうに辛かったんですけど、皆さんにすごく支えられて踏ん張ることが出来ました。ありがとうございます。やっぱ、朝倉兄弟のいるRIZIN、最高じゃないですか? 次、アーチュレッタ、俺がブっ倒すんで絶対、会場に観に来てください。ありがとうございました」とマイク。リングインしたアーチュレッタと7月のタイトルマッチに向けて、フェイスオフを行った。
A preview of July's Bantamweight title fight between Archuleta and Asakura 👀
— RIZIN FF English (@rizin_English) May 6, 2023
[ #RIZIN42 | @FiteTV | Link in bio ] pic.twitter.com/RFU7KgUUHW
◆朝倉海 単独インタビュー「試合前のメラブを体感できたのは大きい」「パッチーはバケモノだけど共に王者として戦いたい」